まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.514 JR大和路線、サクッと各駅巡り

2016-06-24 10:55:19 | 鉄道
おはようございます。










JR関西本線、と言うよりは大和路線は長年通勤の足として使っていました。朝のラッシュ時は大阪へ向かう快速が7~8分に1本の割に発車していて、それでも始発の奈良駅はもう座席が8割がた埋まるほどです。自分(一人称)は会社の入りが早かったので、ラッシュを避ける意味もあったのですが、大概始発か5時台の電車だったので乗車は毎日普通電車、各駅停車でも快速待避がなければ1時間もかからないうちに大阪に着くことができます。





快速は奈良県内は王寺まで各駅停車、昔は大和小泉だけ通過だったが今は郡山、法隆寺よりも乗降客数は多くなっている。以前は新大阪行の快速があって、それは郡山と大和小泉が通過だった、市にある駅よりも町にある駅の方が需要視されるのもいかにも奈良県と言ったところか。この区間は車窓風景はいかにも大和路の風景と言った感じの田園地帯を走るので、遠く薬師寺の三重塔や法隆寺の五重塔を臨むこともできる。ただこの辺りは意外な大敵があって、それは明け方の雨上がりの後にかかる霧、郡山~大和小泉間は見通しのいい田園風景なのでここに霧がかかると電車は減速、最悪ストップまでしてしまう始末、大和路らしい風景が仇になってしまったと言う皮肉な現象です。






王寺はJR和歌山線が分岐、近鉄生駒線、田原本線への乗換えもあって奈良県内最大のターミナル駅。三方向から来た電車が短い時間で乗り換えできるような便利なダイヤになっているが、大阪方面からの普通電車は昼間はここが終点となるので、自分(一人称)の場合は大概が相棒を抱えての乗換え、跨線橋を越えていかなければならないので短い乗換え時間が恨めしく思える。王寺は近くに大和川が流れ、近年駅前の整備も一段落してなかなか大きな町と言った感じがするが、ここも市ではなく北葛城郡王寺町、町にある駅が県内JRの駅の中では一番乗降客数が多い。いい加減、市にしてしまえばいいのに奈良県内にある町はどこも他の町と合併するのを嫌がっているらしい、どうも閉鎖的と言うか内向的と言うか・・・これもいかにも奈良県らしいところと言ってしまえばそれまでだが。












三郷駅の手前で大和川が沿ってきて、大阪府内に入る所が亀の瀬越え、通勤路線であってもこの辺りの車窓風景はなかなか楽しめる所である。川の向こうに見える斜面が剥き出しになった採石場、途中4つのトンネルを越えるが、うち間の2つは入ってすぐに抜けるほどの短さ。河内堅上駅は渓谷の中にあるような寂しい感じの駅、そこを抜けると再び市街地へと入って高井田、柏原、志紀、八尾と通り過ぎて行く。快速は全駅通貨だが平日の朝ラッシュ時には柏原始発の快速も運転されている。それでも八尾駅は通過、報われない八尾駅だが以前は和歌山から貨物線経由で奈良まで走っていた臨時特急は八尾に停車していたのでそれでイーブンと言うことにしておきましょう。
八尾駅の次は久宝寺駅、前にも取り上げたことがありましたが、ここには昔竜華操車場があって、久宝寺駅のホームは上下線が遠く離れていた。いまは快速停車駅となり、JRおおさか東線が分岐し、周辺も整備された大きな町となった久宝寺だが竜華操車場が払った代償と言った感じがする。おおさか東線が高架線で分岐して次の加美駅だが、その手前には今は廃線となった貨物線が分岐していて、昔はそこを特急列車が走っていたこともあった。加美を過ぎるとおおさか東線から分かれてきた貨物線が合流してきて平野駅、その先で大和路線は高架に入るが地上に伸びる線路は大きく広がって百済貨物ターミナル駅へと至っている。








高架駅の東部市場駅を過ぎると車窓左には近鉄南大阪線、上をJR阪和線が越えていって地上へと下りて天王寺駅へと到着する。奈良方面から乗ってきた人は大概ここか次の新今宮駅で環状線に乗り換えるので難波方面はガラ空きになっていたが、今は阪和線が地上に下りてきて難波方面、京橋方面と双方に乗換えがあるので結構車内が混むこともある。それでも車内の喧騒は入れ替わった感じで新今宮駅、今宮駅へと至る。以前は『大和路ライナー』という有料の通勤快速があり、車両は奈良県内では見ることができなかった特急車両、仕事の帰りによく乗ってたなあ。新今宮のホームで発車時間前に列に並んで310円の座席指定券を購入、奈良までは快速と時間は大して変わらないが、必ず座って帰れるから結構利用させてもらったが、今はそれもなくなってしまって再び奈良県内で特急車両を見ることはなくなってしまった。
今宮駅は高架になって環状線との乗換駅で便利になったが、昔地上にあった頃は都会の真ん中にあるターミナルに挟まれた駅なのに、何となく忘れられた存在と言った感じの駅だった。大和路線はここを出ると高架から一気に地下へと急降下して終点のJR難波駅へと到着する。2面4線の造りで線路はその先折り返し用の線路が伸びているが、この線路はこの先南海高野線の汐見橋駅(地下に新駅)から延伸した線と次の駅で合流して新大阪まで至るなにわ筋線に利用されるもの、ただその計画も実現するかどうかは今のところはてな?です。JR難波駅も以前は湊町という駅名で地上にあった執着駅、難波と言う繁華街の外れの少し寂しい雰囲気の中にあったが、今はその姿も様変わりして賑やかな所となった。往時の湊町駅の姿、自分(一人称)は薄っすらと覚えているくらいです、仕事で使ってた頃はもう地下化へ進むための仮駅となってしまっていたので・・・と言うことで今回はJR大和路線をサクッと巡ってみました、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち



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