まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1745 吉野川分水・県営佐保川工区(2)

2022-04-16 02:12:57 | 吉野川分水
よろしくお願いします。




















吉野川分水の支線巡り、今回は前回に続いて佐保川工区をお送りしていきます。東部幹線から分岐する佐保川工区のうち前回お送りしたのが1号幹線水路、今回は2号幹線ですが、その路線は2つあり今回は安堵町方面に至る水路を追って行ってみることとします。見えない水路を追って行くので相変わらず予測とかはっきりしない文章が並ぶことになりそうですが、まあとにかく行ってみることとしましょうか。
佐保川工区2号幹線のうち、今回巡る路線は東部幹線水路の中では一番の長距離を流れて大和郡山市で分岐する。写真1枚目の分水槽は支線に入って少し行った所、県道9号線の慈光院・・・この間『こころ旅』で旅の目的地として訪れていました・・・の近くの池の傍ににあるもの。前に安堵町を流れる河川を巡った時はここからスタートだったが、その時と同じ道順で水路沿いの道を進んで行くと次の分水槽に出会う。これ、前に巡った時も写真に撮ったなあ、でもその時はこれが吉野川分水に関するものだとは知る由もなかった。ここからは支線が分かれていて、その水路はJR大和路線の踏切を越えた先の集落へと通じている・・・はずだ、踏切を渡ってすぐの所と更に先へと行った所の集落にも吉野川分水の分水槽が建っている。それが写真下4枚にある風景、この辺りはいつも通勤時に通る所で、ここには載せてないが吉野川分水の文字が刻まれたマンホールがあって、それが巡りのきっかけになるものだった、走っていて何気なく見つけたマンホール、こんな場所になぜ吉野川分水・・・、始まりはいつもそんな単純なところからなのです。













一方のさっきの分水槽から分かれた幹線系の水路は、地図で確認すると大和中央道に沿って流れているはずだが、その痕跡はなかなか見つけられない。水路は途中で西へ曲がっているので、勘を頼りにして道を曲がると小さな集落を抜けて田畑の中の畦道へと出る。その畦道で見つけた写真1枚目にあるマンホールには「水」と「大和平野」の文字が刻まれている、これは吉野川分水に関するものに違いない。この畦道を抜けて行くと安堵町の中心部からは少し外れた所、まだ田園風景が続く中にポツンと大きな分水槽が立っている。地図を見るとこの辺りの水路は十字になっているので、さっき見つけたマンホールはこの十字から右へと分かれている水路なのかも知れない。ではこの十字の分岐を左へと曲がった水路を追って行くことに、その経路は安堵町の中心部を通る県道109号線に沿っているものと思われる。町役場から法隆寺方面に少しだけ行った所に吉野川分水の標示を掲げられた分水槽が立っている、その先のJR線のアンダーパスを越えると富雄川に突き当たりその向こうは斑鳩町、どうやらこの辺りが水路の終わりの場所なのだろう。



















次はさっきの十字の分岐路をまっすぐ南へと進んでみる、西名阪を抜けると新興住宅地、その中を左手側に曲がると岡崎川に突き当たり、そこにも吉野川分水の標示を掲げた分水槽が立っている。道にはいろいろなバリエーションのマンホール、「大和平野」とあるのはすぐに吉野川分水と分かるが「奈良県」とだけ刻まれたマンホールもある、県営水路だから奈良県なのか?と一応自分(一人称)を納得させて先へと進んで行く。窪田の古い町並を抜けるとひとつ分水槽があって、その先には一面に田園風景が広がっている。前方に見えている大和川の堤防にまで伸びる農道、そこを進んで行くと一番最後の写真にある小屋に突き当たった、そこには用水の通水はいつだとの掲示が。6月の田植えって遅い気もするのだが、この地域が吉野川の頭首工から一番遠い距離だから遅いのかな、まあ水と言っても1本の管を通ってくるわけだからやっぱり取り合いになるんだろうな、みんなで仲良く使いましょう。佐保川工区の巡りはあともう1回続きます、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




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