まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1723 巨椋池、ここが太閤堤?

2022-03-04 10:30:53 | みち
よろしくお願いします。
















京都久御山町での巨椋池巡り、何もない田園風景の中を進んで近鉄向島駅へとたどり着きました。向島と言うと先程までの風景が一変して団地が並び立つ所、以前にはいまだ未解決の凶悪事件が起こったこともありました。駅のすぐ横を通っているのが奈良と京都を結ぶ旧大和街道、国道24号線はここから少し離れた所を通っているが、ここから北へ進んだ観月橋の南詰で二つの道は合流する。ここから橋を渡ると伏見へと行くわけだが、今回は横断歩道を渡って真っ直ぐ宇治川に沿って進んで行きます。左手側は宇治川、一方の右手側はちょっと風情のある家屋が並んでいるが何か違和感が・・・、よく見るとどの家も道と同じ地盤になく一段下がった場所に建っているかのよう。これは巨椋池の痕跡を見つけられるかも知れない、川沿いの道からいったん離れて家が建つ低い場所へと下りて行ってみることとしよう。




















その場所にも川沿いの道に沿うかのように道が通っていて、その土台に家が建っているか上の道に玄関がある家は石垣の上に建っている。昔の巨椋池があった頃の地図を見ると、大きな池があってその中を細い道が通っていて池を分断している↓↓↓



自分(一人称)が今いる場所は地図では右側にある二ノ丸池と宇治川に挟まれた陸地の所。その道から田畑の向こうに向島の住宅地が見えている、地図によるとその辺りは二ノ丸池に当たるみたい、となると池を分けている細い堤は?近鉄向島駅~小倉駅付近では近鉄線と旧大和街道・・・途中で旧24号線と合流するが・・・が寄り添うように通っているが、この部分が池を分断している堤の痕跡と考えられるだろう。田畑が広く一面に広がる巨椋池と違って、二ノ丸池の方は住宅地が密集しているのは地盤の固さの違いだろうか。そしてこの辺りには「島」がつく地名もいくつか見られる、向島、中書島、あと何て読むか分からないが京都競馬場がある所も地名に島がついている、大きな川が流れ大きな池があった痕跡はそんな地名にも見ることができる。そしてこの後訪れることとなるのが槇島町、室町時代末期には最後の将軍足利義昭が幽閉された槙島城があった所です。前にこの城があった場所に来たことがあって、今回も行ってみようと思い町中をいろいろと走り回ったが、城跡自体が住宅地の入り組んだ中にあって分かりにくい所だったので、今回は見つけることができなかった。城跡探しはあっさりあきらめて再び宇治川に沿う道へと出る、左手側前方にはJR奈良線の鉄橋とその左側には京阪宇治駅の駅舎が見えていて、JR線の線路の下をくぐり抜けると宇治橋へとたどり着く。もうそろそろ奈良へと戻る時間となったが、やっぱり巨椋池は奥が深そうな所ですね、まあ巡りつくした感じもあるのですがまだまだいろいろと見つけられるものがありそう。『ブラタモリ』ではないがこの辺りは高低差も多くいろいろと意味がありそうな所なので、来訪した際にはまた素人なりに見つけてみたいと思っています。


そんなわけで帰りは国道24号線から定番のコースへ、最後のゾーンは1月の木津川自転車道、夕刻の風景です↓↓↓















1月の・・・と言うことは2月もあるのか、シリーズ化なのか、それはまた後々のお楽しみということで・・・ってまあ全然楽しみでもないか、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



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