まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.232 各駅巡り・近江鉄道(再び御代参街道)

2015-08-26 10:47:43 | 鉄道
おはようございます。



今回は各駅巡り、近江鉄道編をお送りしていきます。貴生川を出てやっと八日市へとたどり着いたわけですが、最初からはっきりしない空模様がいよいよ怪しくなってきた感じ。このまま無事米原まで行けるのでしょうか、さあ、ペースを上げて行ってみることとしましょう。







電車を撮影した踏切を通り過ぎると八日市駅は近いが、ここはあまりにも道が狭すぎる、しかも車が多い。更に旧街道の雰囲気を漂わせている町並が繰り広げられていてゆっくりと進んで行かなければならない。すると古い建物が建つ三叉路の一角に大きな石の古い道標が立つ場所へとたどり着く。写真3枚目、4枚目はその角の道に入った所で撮ったものだが、この道がさっきから各駅巡りの旅のペースを狂わせてきた御代参街道、ここでまたまたの再会となった。






駅へ急ぎたい気持ちもあるが、ここはまたまた街道巡りを合わせての走りで先へ進むこととする。この三叉路から少し行った所にあるアーケードの商店街が御代参街道に当たるが、その入口にある電話ボックスの前に八日市の道路元標が密やかに立っていた(写真2枚目)。人通りの少ないアーケードを抜けると駅前の通りがあり、そこを曲がった突き当りに八日市駅の駅舎が現れる。今までは結構お粗末な感じの無人駅が多かったが、ここは立派な構えの大きな駅、有人駅なのでホームの様子は写真に収めることができなかった。






再び御代参街道筋へと戻る、写真1枚目の飛び出し坊や、形は0系だが金髪で何ともやんちゃそうなキャラをしている。この看板はここ東近江市が発祥の地で、この前にもいくつも見てきたし、この先でも頻繁に見かけることとなる。さて、旧街道はここからもまたなかなかいい雰囲気を漂わせた町並となっている。やがて街道はこの先で県道92号線と合流するが、この県道には大凧通と言う名称がついている。大凧と言うとこの旅の何日か前にここ東近江市で大きな事故があったばかり、イベント会場での事故は何とも残念だが、地元は起こってしまったあってはならない現実を重く受け止めねばならないところだろう。







県道92号線を途中の角で折れて踏切を渡って次の駅を目指すが、目の前には山と田園の緑色の風景が広がるだけ、見晴らしはいいのだが駅はどこやねん・・・?あ、あった、田んぼの真ん中にホームがポツンと見えている、しかしそこまでのルートがはっきりしない。田んぼの中を貫く道を右へ左へ、再び踏切を通り過ぎて何とか次の河辺の森駅へとたどり着く。ちょうど電車が発車しようとしている所、ここは緑の田んぼを風景にして1枚写真を撮っておく(写真1枚目)。
さて、電車が行き去った後の駅、新しい感じの駅舎は無人、ホームも人は誰もいない、と言うよりもこの駅の周辺は家が全くなく田園風景に囲まれた所。wikiで見るとここの乗降客数は1日で平均12~13人程度、でも乗降客があると言うことは常客はいると言うこと。駅から少し県道92号線の方に行くと集落があり、写真4枚目にあるようにコミュバスも走っている、久しぶりに人の雰囲気がある場所に来た感じになる。
今回も各駅巡りながら紹介できた駅は二駅だけ、このブログも旅同様のスローペースですが、近江鉄道はこの先いよいよ旧中山道に沿う場所を走ることになります。その辺りは以前旧中山道愛知川宿~高宮宿を別項としてお送りしているので(No.203にて)、今度は各駅巡りに専念してお送りしていけるとと思います。旅はまだ半分を過ぎたところですが、今回はここまでとしておきます。       まちみち