まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.220 各駅巡り・近江鉄道(御代参街道、前編)

2015-08-13 11:20:39 | 鉄道
おはようございます。



今回は近江鉄道各駅巡り、水口付近を走った前回の続きをお送りして行くわけですが、今回と次回は2回に分けて御代参街道を巡る走りとなるので、鉄分は幾分薄めとなると思います。それでは、早速行ってみましょうか。







水口松尾駅から続く国道307号線は緑色一色の何もない所を進んで日野町へと入る。次の日野駅までは結構な距離があって、途中には小さな峠をひとつ越えることとなる。下り坂になっても見通しのいい田園風景は続き、やがて日野駅へとたどり着く。町の中心となる駅は古い造りの風格のある駅舎で構内も広々としている。






駅前の緩くカーブした所にある建物には「蒲生氏郷公を大河ドラマに」との看板がある。蒲生氏郷、ちょっとドラマの主役にするには地味な感じもするが、日野町にとってはまさに地元の名士と言った感じなのでしょう。こういった「××××を大河の主役に」と言うのはいろいろな所で見かけるが、今放送中の『花燃ゆ』にしてもそうだが視聴率が悪かったら何を言われるか分からない。でも地元が熱くなるのはいいことかも、まあどちらをとるかの問題でしょうな。
写真2枚目は日の駅から近い所にある必佐小前バス停、バス停名の『必小』を「必勝」に懸けて縁起物としてPRでもしてみたらと思うのですが、どんなもんでしょう?






次の朝日野駅までも少し距離がある。国道477号線に入り踏切を渡って線路沿いのある集落を通る道を走ることになるが、その道が写真1枚目にある御代参街道。東海道土山宿と中山道小幡(東近江市)を結ぶ街道なので、ここからはほぼ近江鉄道線と並行して進むことになる。自分(一人称)はこの街道に関しては全く知らなかった、しかし写真2枚目、3枚目にあるような古い町並を見ると、各駅巡りとは別の街道巡りの旅ごころがそそられてくる。ここは少し横道に逸れる部分もあるが、両方の目的を兼ね合わせて先へ進むこととしよう。








朝日野駅へとたどり着く、さっきの日野駅とは打って変わっての何ともお粗末な感じの無人駅、ちょうど電車が来たので写真を撮っておくことにしよう。駅前から伸びる道を進んで途中で交差する道が御代参街道、そしてその交差点が鋳物師交差点、街道を少しだけ進むと鋳物師バス停へと至る。『鋳物師』とは何とも変わった地名だが、これで「いもじ」と読むのは知らなかった、調べてみると伊丹市にも同じ地名があるらしい。そう言えば三冠馬『オルフェーブル』って鋳物師って意味じゃなかったっけ・・・違うかな?次回は御代参街道の後編、蒲生の町並を走ってその先の各駅巡りへと進んで行きたいと思います、今回はここまでとしておきます。     まちみち