まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.218 各駅巡り・伊賀鉄道(3)

2015-08-10 10:04:46 | 鉄道
おはようございます。



今回は各駅巡り、伊賀鉄道編の最終回をお送りしていきます。
前回は猪田道駅まで走ってきました、『聞き込み!ローカル線気まぐれ下車の旅』ではここから先は下車した駅も名所登録も少なく、なんかサクッと過ぎてしまった感がありましたが、確かに見所は特にない区間です。まあでも何があるかは実際に走ってみなければ分からないので、行ってみることにしましょう。






猪田道駅の次の市部駅は国道422号線の真横にある無人駅(写真1枚目)、ホーム周辺は田園風景が広がる以外は何もない所だ。国道は左手側の線路と右手側の木津川に挟まれた狭い区間を南へと進んで行って、次の依那古駅へとたどり着く(写真3枚目)。








依那古駅を出ると国道422号線は川沿いの道となるが、写真1枚目にあるように旧街道の雰囲気を漂わせている古い町並を見ることができる。その先には古い石の道標、その表面には「伊勢」の文字が彫られている。やがて次の丸山駅、放送では普通の民家を名所登録していた駅だが、確かにこの付近はそんな感じの建物が多く見られる。町の中心になる所は多分川の向こう側だろう、行ってみようとも思ったが時間がないので断念、次の駅へと向かうことにする。







次の上林駅は国道からは離れた所にあって、集落の迷路のような狭い道の中を進んで行かなければならない。駅はその集落の外れの端っこの所にポツンとホームがあるだけの無人駅。人の姿は近くの公園で見かけたゲートボールの年配の方の集団以外全く見ることのない集落の中を抜けて次の駅に向かうわけだが、ここは国道へは出ずに山側の道を行くことにする。地図で見るとこちらの道の方がはるかに近道だ、と思って走り始めたが目の前に迫ってきたのは結構な上り坂、通り過ぎる車も全くなくここは孤独な戦いだ。峠を越えて坂道を下りきった所で再び国道422号線に合流して踏切を渡った所にあるのが比土駅、もちろんここも無人駅である。






国道をそのまま進むと青山町方面に行ってしまうので、一旦上野方面に戻り途中で左へ分かれる道へと入り、写真1枚目にある石橋を渡ると、伊賀鉄道の終点伊賀神戸駅へとたどり着く。ここは近鉄との乗換え駅、その近鉄は特急も停まる駅だが、その周辺は小さな集落以外は何もなく何ともさみしい所、確かにこれでは名所登録できそうな所はないと言った感じだ。だからと言ってバスに乗ってメナード青山リゾートまで行ったのも何だかなあ、話が出来過ぎている感じも・・・それは言いっこなしですか。そんなわけで3回に渡ってお送りしてきた伊賀鉄道、いかにもローカル線と言った感じの各駅巡り、今回にて終了です、今回はここまでとしておきます。      まちみち