まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.219 甲子園から阪堺線まで

2015-08-11 10:02:02 | まち
おはようございます。



今回はこの前の甲子園観戦断念後の走りの記録をお送りしていこうと思います。





時間はまだ午前9時半を過ぎた辺り、球場を後にして阪神線の東側へと出る。この辺りはざわざわした球場周辺とは打って変わっての閑静な住宅街、ほんの数百メートルしか離れてないのにこの落ち着いた雰囲気は何なんだろう。『甲子園』は元から球場ありきで名づけられたこの地域の地名、その住宅街を貫いている道には甲子園×番町と言う地名が並んでいる。







写真1枚目、旧国道と言う表示がある道が旧西国街道に当たる道、旧街道と言っても閑静な住宅地を貫く道にはその痕跡を見つけることはほとんどできない。武庫川を渡って尼崎市内に入ると、上の写真にあるように小さくくねった道や町の中心に立つ古い石の道標にわずかながら旧街道の雰囲気を感じることはできるが、その雰囲気はこんな雑然とした町の中では不釣り合いなのかも。







行きしなも通った国道2号線、神戸に向かう時は大概この道を走ることにしている。車が頻繁に行き交う阪神間のメインルートだが、昭和の時代にはこの道には路面電車が走っていたそうだ。


(写真は転載です)

自分(一人称)は昔、甲子園球場に天理の応援に行った時に、球場付近で路面電車の廃止されたホームの跡を見た記憶がある。こんな所に路面電車が走っていたなんて、今では想像がつかないくらい。

写真1枚目は大阪府に入って歌島橋付近、写真では分かりにくいがこの付近の海抜はマイナス1メートルとある。淀川を渡って大阪市の中心に入ってしばらく走ると写真3枚目、4枚目にある梅田新道交差点にたどり着く。ここは大阪における国道の中心となる所、東へは1号線、163号線、北へは176号線、西へは2号線、南へは25号線、26号線がそれぞれここからのスタートとなる。







ここからはこの前までお送りしていた阪堺電鉄各駅巡り、まだ行ってなかった部分をここで消化しておくことにしよう。写真1枚目は阪堺線の起点恵美須町駅、駅は堺筋に沿うでんでんタウンの外れになる所にある。近くには通天閣や新世界の賑やかな通りがあるが、ここのホームはそんな町中にあってもひっそりとしている。
堺筋を南へ行くとJR新今宮駅の高架があり、その高架にクロスするように地上に新今宮駅前のホームがある。ここは昔は南霞町と言う駅名だったが、いつの間にか改称していたんだな、知らんかった。この付近はあいりん地区と言って、あまり治安がいい所とは言えない。何年か前には新今宮駅前周辺で日雇い労働者における暴動騒ぎがあって、駅前の道が封鎖されたことがあった。
その雑然とした雰囲気は堺筋を南へ進んだ辺りにも広がっている。次の今池駅はそんな雰囲気の中にあって、自分(一人称)はどうも苦手だ。ホームは階段を上った所にあるが、相棒を置いて行くと盗まれそうなので写真を撮るのは断念する。南海萩ノ茶屋駅まではアーケードの商店街が続いていて前に一度ここを歩いたことがあるが、何か言い寄られてきそうで怖かった、やっぱりここは苦手だ、草々に離れることにしよう。



この日も暑い日だったが、結局奈良まで走って帰った。球場には入れないわ天理は負けるわ、炎天下の中をヘトヘトになって走っただけの空しい虚しい旅だった。今回はここまでとしておきます。      まちみち