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・・・🌤  夏山です  ☀・・・

裏銀座縦走Ⅰ

2014年05月31日 | 日本百名山

【先週は仕事、今週は検査入院で登山は休み、過去の登山でお楽しみ下さい】

2010年8月20~4泊5日で裏銀座を縦走してきました。

Ⓜツアー、TDはT内さん、ガイドはA沼さんでした。

 http://blog.goo.ne.jp/chifumi-cwstudio    ←A沼さんのブログ

今回は8つの山(日本百名山2つ)に登り、稜線歩きを楽しむ、山小屋3泊は初体験になる。

■8月20日

 初日は新宿~七倉山荘までのバス移動のみ。

 新宿を13:00に発ち、信濃大町を経由して高瀬ダム(東電管理)へ向かう。

 高瀬トンネル手前にある「七倉山荘」へここは山小屋ではなく、温泉旅館。

 硫黄温泉に入り、明日以降の縦走に備える。

▲8月21日(縦走初日)

 七倉山荘~高瀬ダム~(ブナ立尾根)~烏帽子小屋~烏帽子岳 

 6:30 高瀬トンネルのゲートが開く。

 ここをTAXで15分間の移動(徒歩では約90分)、高瀬ダムへ向かう。

 7:15 高瀬ダムサイトを歩きスタート。

 奥に見えるトンネルを越え不動沢(水は涸れている)に架かる長いつり橋を渡り、

 烏帽子岳の登山口へ。

 

 7:40 ブナ立て尾根を登る。

 北アルプス三大急登に数えられるこの尾根は、その名に恥じない。

 ブナが多い樹林帯、日差しは樹林で遮られるが、約5時間弱の登りは半端ではない。

 花もこれといったものはない、ゴゼンタチバナ、カニコウモリぐらい。

   

:カニコウモリ       :ゴゼンタチバナの実

 11:10 「タヌキ岩」を通過。この登山道はこれといった目印も少ない。

 登りの登山者は何組か会ったが、下ってくる人はいない(時間が早いせいか)

 時折樹林が切れる場所にくると、日差しが痛いくらいだ。

 樹林帯が終わり視界が開ける、稜線に出るとお花畑「烏帽子小屋」看板が出てきた。

 12:20 烏帽子小屋に着く、小屋の周囲にあるイワギキョウが印象的だ。

 残った昼飯を食べ、リュックをデポし、烏帽子岳へ向かう。

:ニセ烏帽子岳

 往復90分の行程だ。

 遮るもののない稜線歩き、爽やかな風が心地いい。

 花崗岩が風化した砂礫の登山道、コマクサ、コゴメグサ等がロープで保護されている。

      

:コマクサ         :イワギキョウ       :コゴメグサ

:烏帽子岳が目前に、岩峰だ。

13:30 ハイマツの続く最後の登りを経て、岩場の下に。

最後の岩登り、けっこうハードな登りだった。

:山頂

13:45 烏帽子岳ではなく、烏帽子岩といった方がわかりやすいかもしれない。

:縦走路

明日歩く縦走路。

眺望は360°、明日から歩く山々が見えた。

14:20 往路を下山し、烏帽子小屋に戻る。

夕食までつかの間の時間、”まったり”過ごす、夕食に食べた「天麩羅」が美味しかった。

(山小屋で揚げ物が食べられるとは思っていなかった)

 

       行程:標高差1500m、約11km、歩行6.5時間 

     6:30 七倉山荘 =7:15 高瀬ダム ⇒7:40 烏帽子岳登山口(ブナ立尾根)

      ⇒11:10 タヌキ岩 ⇒12:20 烏帽子小屋 ⇒13:30 岩場 ⇒13:45 烏帽子岳

      ⇒14:20 烏帽子小屋 

**

■8月22日(2日目) 

 烏帽子小屋~野口五郎岳~真砂岳~水晶岳~祖父(ジジ)岳~雲ノ平山荘 

 今日から本格的な縦走のはじまりだ。

 4つの山を経て、「雲上の楽園・北アルプスの奥座敷」と形容される雲ノ平小屋までを歩く。

:影烏帽子

5:50 烏帽子小屋をスタート、影烏帽子が姿を現していた。

    (奥の稜線は、読売新道から赤牛岳)

三ツ岳

天候は晴れ、この時間にもう日が差している、尾根を渡る風はやさしい、山はもう秋か?

右側は赤牛岳(山肌が赤い)それに連なる水晶岳、その奥には薬師岳が見える。

振り返れば烏帽子岳が、その後ろの立山連峰が遠ざかっていく。

:野口五郎岳

正面に野口五郎岳(2924m)の異様な山容が見えてきた。

:山中の岩場を「ゴーロ」という。

 五郎は当て字で、麓の野口という場所から見えたのでこの名がある。

鞍部の野口五郎小屋で休憩し、8:30 野口五郎岳山頂

正面には、槍ヶ岳、その奥に穂高連峰が。

北に剱岳・立山、その奥に白馬岳、東には高妻山から火打岳・妙高山と信越の山々が見える。

眺望の必須アイテムは「晴天であること」を認識する瞬間だった。

登山道にリュックをデポし、真砂岳(2862m)へ、9:45 真砂岳山頂。

このまま下れば、湯俣岳を経て高瀬渓谷に降りる。

付近には温泉が点在し、天然記念物である「墳湯丘と球状石灰岩」がある。

登山道に戻り、「東沢乗越」へ下る。

:東沢乗越

この沢を下ると、黒部湖へ通じる。

沢を見ると、登ってくるパーティーが見える。

この炎天下、延々と続く登り”アンビリーバブル”と叫んでしまった。

いろいろな登山があるのだ。(良い子はマネをしないように!!)

:水晶岳

東沢乗越から見る水晶岳(右端)

12:18 水晶小屋(可愛い小屋)着。久しぶりにサイダーを飲んだ。

やっと花が出てきた。

      

ウサギギク     :イワショウブ       :トウヤクリンドウ(多かった)

      

:ミヤマクワガタ   :イブキジャコウソウ  :タテヤマリンドウ

水晶岳へは往復90分の歩程。

西側には雲ノ平が、東側は歩いてきた縦走路が見える。

:縦走路

:水晶岳

山頂へは西側を巻いて登るが、切れ落ちた岩場を辿るので、悪天候時には容易ではない。

:山頂

13:10 せまい山頂、眺望も楽しむ時間もなく急ぎ下山した。

:水晶岳(別名黒岳)

 その名の通り、水晶が採れたことから由来する。別名の黒岳はその岩の色から呼ばれた

 とあるが、実際には超微妙だった。  

水晶小屋に戻り、鷲羽岳分岐(明日登る)を過ぎ、岩茸乗越へ下る。

ここから祖父岳(じじだけ)への最後の登り、約50分で 15:20 祖父岳山頂へ。

眼下に広がる雲ノ平へ下り、16:45 改装工事中の雲ノ平山荘へ。

ゴールで待っていたのは、布団一つに2人、枕は一つの悲しい知らせだった。

しかも梁が走っている屋根裏部屋、まあいいっか。

自分はA沼ガイドと添い寝した。

**

     行程:登り標高差580m、15.6km、歩行約10.5時間 

       5:50 烏帽子小屋 ⇒8:30 野口五郎岳 ⇒9:45 真砂岳 

        ⇒12:18 水晶小屋:昼食 ⇒13:10 水晶岳 ⇒14:30 岩茸乗越

        ⇒15:20 祖父岳 ⇒16:45 雲ノ平山荘

                日本百名山(水晶岳) 56完登

 

  ◆◆◆ B)裏銀座縦走Ⅱへ続く ⇒⇒⇒ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


表銀座縦走Ⅱ

2014年05月26日 | 日本百名山

表銀座縦走3日目です。

▲8月8日(縦走3日目)

今日はいよいよ、槍ヶ岳に登り、横尾山荘まで下ります。

                                             

夜明けです。

ヒュッテ大槍は員、疲れがあるのか体が火照って眠れない。

隣人のイビキがこれに拍車をかけ正直焦った。

4:30起床、槍ヶ岳にはヘッドランプがいくつか確認できた、夜明けを山頂で

迎えるという元気な登山者だろう。

御来光を撮りに外へ、富士山も見えました。

      

:大喰(おおばみ)岳     :中岳             

モルゲンロートに染まる槍ヶ岳です。  

槍ヶ岳山荘の上には、”虹”が、なかなかない経験でした。

5:30にヒュッテ大槍を発つ、岩が続く東鎌尾根を登り、6:15 槍ヶ岳山荘へ。

いよいよ槍ヶ岳にアタックです。

カメラはリュックにしまい、両手をフリーにして岩場を登ります。

槍ヶ岳山荘を俯瞰しました。

:山頂

7:05 山頂へ、天気もまずまず、白馬岳あたりは雲が出ていたが眺望にも恵まれた。

笠ケ岳後ろは(加賀)白山

裏銀座の山並み、奥には薬師岳が。

穂高連峰。

乗鞍岳でしょうか?

慎重に下山し、槍ヶ岳山荘前にておいなりさんの朝食、おかずは影になった富士山だ。

7:50 槍沢に下る。

槍ヶ岳をめざすルートは4つ、①表銀座から入る東鎌尾根 ②もっとも難しい北鎌尾根

 ③穂高へ下る西鎌尾根 ④そして上高地へ向かう槍沢ルート。

 このルートはお花畑があるので楽しめる。

当初天狗池がある氷河公園へ寄る予定だったが、雪が多くまだ雪渓のままとの情報から

そのまま下る。天狗池に映る「槍ヶ岳」は次回の楽しみに残した。 

           

:ツガノアオザクラ    :稚児車          :ハクサンイチゲ   :ヨツバシオガマ

9:30 播隆上人(槍ヶ岳開山の僧)の岩小屋です。

登ってくる登山者は多いが、疲れからか、皆下を向いている。

           

:グンナイフウロ    :ミヤマカラマツ      :センジュガンビ      :キツリフネソウ

11:15 水俣乗越からの合流点、槍沢大曲に。ここでガイドの笠原さんとお別れ。

(これから中央アルプスのガイドに向かうと話していた)

槍沢小屋からの”槍”

12:45 槍沢ロッジへ、昼食は自前、「山菜うどん=1000円」を食べ一息ついた。

           

:クサボタン         :オミナエシ        :ソバナ           :オダマキ    

あとは横尾山荘へ下るのみ、花を楽しみながら下った。

14:45 横尾山荘着。

ここはホテル?個室(2段ベッド)風呂もある(石鹸シャンプー使用不可)3日間の疲れを癒すには

充分すぎる環境だった。

       行程:標高差(下り)1560m、歩程時間9.5時間 

       5:30 ヒュッテ大槍(東鎌尾根) ⇒6:15 槍ヶ岳山荘 ⇒7:05 槍ケ岳 

        ⇒7:30~7:50 槍ケ岳山荘・朝食 ⇒9:30 播隆上人岩小屋 

        ⇒11:15 水俣乗越大曲 ⇒12:45 槍沢ロッジ ⇒14:45 横尾山荘

                   日本百名山 54完登

**

▼8月9日(最終日)

最終日 横尾山荘~上高地へ下り、バスで新宿へ戻る。

6:50 横尾山荘発、バス11:00発だから時間は充分にある。

:徳澤園

7:55 徳澤園へ、「氷壁の宿=水上勉著」で有名。

玄関内は「香」がたかれ、いい雰囲気だ。

もともと牧場だったとか、ホテル前の旧牧草地にその面影を残していた。

梓川から一歩中に入った遊歩道を歩く。

猿がいたり、池があったりで、上高地でよく紹介されるビュースポットが現れる。

絵になる風景とはこのような場所をいうのであろう。

:前穂高への吊り尾根

10:15 上高地着、時間が早いせいか混雑はなかった。

焼岳です(手前梓川)

11:00 シャトルバスで「沢渡=さわんど」へ、ここで帰りのバスに乗り換え帰途に着いた。

  twins  

   

meiチャン自慢のbodyです。             hinaクン めっちゃ近いよ

 

 

 

 

 


表銀座縦走Ⅰ

2014年05月23日 | 日本百名山

2010年8月6日~9日表銀座を縦走してきた。

Ⓜツアー利用、TDはK室さんと、当時新人のI原君の2人です。

現地ガイドは笠原さんでした。  ↓ 笠原さんのホームページです

http://outdoor.geocities.jp/mountskifish/index

▲8月6日(1日目)

今日はバスで、新宿駅~中房温泉、燕岳登山口~燕山荘まで歩きます。

:中房温泉 

                                                                 

11:30 昼食、12:10 晴天の中、合戦尾根を登る。

陽ざしはキツイが樹林の中を歩くので助けられる。

北アルプスの三大急登に数えられるが、「これが三大急登?」という声があがるほど

手応えがない。 

13:00 第一ベンチ、13:35 第二ベンチ、14:50 富士見ベンチと休憩を入れながら、

たんたんと登る。 日が陰り、遠くで雷が鳴っている。

15:30 合戦小屋へ、ここでT崎さんから、名物「西瓜」を御相伴に与る。

⇒ T崎さんとの出会いはこのツアーでだった。

         

:トリカブト        :コマクサ           :ハクサンボウフウ    :クルマユリ  

16:10 樹林を抜けて「合戦の頭」へ、燕山荘も見えてきた。

:燕山荘

17:00 霧に霞む「燕山荘」へ、リュックはデポし軽装で山頂へ向かう。

往復60分の行程だ。

:オブジェ

花崗岩のオブジェが目立つ、足元も砂礫になった花崗岩。

:コマクサ

傾斜地にはコマクサが咲いていた。

笠原さんが昔に比べたら少なくなったと話していた。

(T崎さんが足を踏み入れそうだったので、やんわりと注意した)

:燕岳山頂

オブジェに囲まれたせまい山頂で、写真を撮り「燕山荘」に戻る。

団体なので大部屋に、これ以上人はこない安心感はあるが、やはりせまい。

夕食後、赤岩オーナーの話とホルン演奏を聞いた。

(演目はブラームスの第一番、私にはホルンも”ブブゼラ”の音にしか聞こえなかったが)

印象に残った話を一つ。

「山は take in take out 」持ってきたものは、持ち帰って下さいと。

燕岳=日本二百名山を紹介しよう。

日本百「一」名山との評価もあるが、何故百名山に選定されなかったのか?

その答えは「日本百名山:深田久弥著」の後記で知ることができる。

選定基準の第二に、「私は山の歴史を尊重する。昔から人間と深いかかわりをもった山を除外

するわけにはいかない。人々が朝夕仰いで敬い、その頂に祠を祀るような山は、おのずから名山

の資格を持っている。山霊がこもっている。・・・・」と書かれている。

この「燕岳」には宗教色が見えない。頂上に祠もない、百名山に選定されなかった最大の理由が

ここにあると個人的には思っている。

        行程:標高差1300m、約5.5km、約6時間 

      7:15 新宿駅 =11:30 中房温泉 ⇒12:10 燕岳登山口 ⇒13:00 第一ベンチ

       ⇒13:35 第二ベンチ ⇒14:50 富士見ベンチ ⇒15:30 合戦小屋

       ⇒16:10 合戦の頭 ⇒17:00 燕山荘 ⇒17:30 燕岳 ⇒18:00 燕山荘

             「空は天の星できれいだったよ」と翌朝聞いた。

 

**

▲8月7日(2日目)

表銀座縦走2日目、燕山~大天井岳~水俣乗越(東鎌尾根)~ヒュッテ大槍まで歩く。

予定では8時間、長~~~い、一日になりそう・・・・・。

5:25 ガスに曇る燕山荘を発つ。涼しいというより寒い、砂礫と岩場の登山道を歩く。

        

:コマクサ           :ミヤマコゴメグサ     :ヤマハハコ 

:大下り

8:00 大天井分岐、はれないガスの中、岩がゴロゴロする登りを歩く。

山頂が見えるようで見えない、息をあげながら 8:35 大天井小屋に(笠原ガイドの元職場)

:大天井岳(2992m)

8:57 大天井(オテンショウ)岳山頂へ、ガスでこの通り。

やっと晴れ間が出てきた。

槍ヶ岳の山頂は雲に隠れているが、北鎌尾根は見える。

縦走路の先は雲の中、穂高連峰がこの中にある。

:大天井ヒュッテ

大天井ヒュッテへ下る

:牛首山

9:55 牛首山は登らずにトラバース、いよいよ表銀座縦走コースへ。

:喜作レリーフ

喜作新道を拓いた猟師の喜作さんのレリーフ(本人は知る由もないが)

:ビックリ平

アップダウンを繰り返しながら稜線に、10:40 ビックリ平で昼食。

この「ビックリ平」は、ガイドの笠原さんの命名になる(昭文社の地図にも載っている)

(この写真は写真撮影が副業?のK室TDに撮ってもらいました)

:赤岩岳

正面は赤岩岳、ここを越えて行く。 11:55 赤岩岳山頂、休憩。

周囲には、多くの花が咲いていた。

      

:オトギリソウ    :ミヤマクワガタ      :タカネナデシコ 

ここから西岳の鞍部にある、西岳ヒュッテへ下る。

ここで水分補給(購入)をし、大休憩。

東鎌尾根への分岐にあたる、水俣乗越への下り、難所だ。

鎖場・梯子・足元はザレて不安定、傾斜も急だ。風がないのが大きなサポートか。

14:10 水俣乗越へ、西岳ヒュッテから200m下ったことになる。

:縦走路

正面は赤岩岳か?今歩いてきた路だ。

今日最後の東鎌尾根の登りがはじまる、ヒュッテ大槍までは2時間弱の歩程。

大きなピークを三つ越すとゴールだが、トラバースできず、梯子を登り降りし越えて行く。

槍ヶ岳と肩の小屋が見える。

陽ざしは強いが、尾根を渡る風が涼を運んでくれるし、岩場に咲いた花もサポートしてくれた。

      

:イワギキョウ        :オタカラコウ     :テガタチドリ

前穂高岳

 

常念岳

16:30 ヒュッテ大槍へ、文字通り「辿り着いた」

8時間の予定が、11時間かかった、長~~~い2日目が終った。

       行程:最大標高差400m、約11時間 

      5:25 燕山荘 ⇒8:00 大天井岳分岐 ⇒8:57 大天井岳山頂

       ⇒9:55 大天井ヒュッテ ⇒10:40 ビックリ平・昼食 ⇒11:55 赤岩岳

       ⇒14:10 水俣乗越(東鎌尾根) ⇒16:30 大槍ヒュッテ 

  ◆ ◆ ◆ 表銀座縦走Ⅱへ続く ⇒ ⇒ ⇒

 

  

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


三方分山

2014年05月21日 | 山梨百名山

 5月18日、三方分山(1422m:山梨百名山)を歩いてきた。

三方分山(さんぽうぶんざん)は、富士を取り囲む山々、御坂山塊の北西の外れにある。

精進湖を抱いてそびえる静かな山で、その名の通り、旧八坂村、精進村、古関村の3つの

村境の山である。 (紹介パンフより)

:富士急車内

『富士山キャラ』の選挙です、候補は100。(今日が締切でした)

:富士山駅から

今日も富士山”バッチリ”です。

9:30 今日の起点も富士急:河口湖駅、新富士行のバスに乗ります。

(このバスは【富士山フリー乗車券】の範囲外、別途料金が必要でした)

                                                                                                                                                                      

国道139号線は渋滞、精進バス停には10分程度遅れました。

:今日のコース

10:15 中道往還(駿府と甲斐を結ぶ古道)を行きます。

:諏訪神社

:精進の大杉

諏訪神社に寄り道しました、「精進の大杉」を見るためです。

神社も大杉も「一見の価値」がありました。

晴天です、大汗をかきながら、女坂(阿難坂)を登っていきます。

:obstruction?

完全な【オブストラクション】サッカーなら間接フリーキックが与えられます。

これも大雪の爪痕でしょうか。

      

:ナットウダイ        :ヒトリシズカ         :イカリソウ 

:女坂峠

11:10 女坂峠、汗を拭いて一息入れました。

北側は切れた谷、南側は灌木越しの富士山、ヤセ尾根を行きます。

:橅の老木

我々より先輩でしょうか、コブがその生涯を連想させます。

雲が出てきました、5合目より上にはタップリの残雪が。 

花は多くありません、スミレ類が少し、エイザンスミレは終わっていました。 

      

キンモンソウ        :トウゴクサバノオ      :橅の芽吹き

:キンモンソウ(ニシキゴロモ)

日当たりのよいところに生える二年草。高さ10cm程度、根生葉が小さくロゼット状にならない。

茎葉は広卵形でやや厚く、裏面はしばしば紫色を帯びる。

花は直径6~8mmの黄色の四弁花を咲かせ根生葉と下部の葉は羽根状に裂ける。

葉の色が錦の衣のように綺麗だと言う事からニシキゴロモともいう。

:三方分山

12:00~12:10 杉林に囲まれた山頂、北側はこの通り。昼食

おーい邪魔だ!!今日のパートナーです。

南側には眺望が、小さなコブは大室山(1428m)その手前は青木ケ原樹海です。

今日の歩程はかなり急ぎ足、帰りのバスはパノラマ台下から14:14発。

残された時間を考慮し、昼飯もわずか10分で消化、急ぎ下山。

:精進峠

12:30 精進峠、西に下れば下部温泉とある。

鳳凰三山あたりか?

北側に一部開けた場所から見た山々です。  ↓

南アルプス

八ヶ岳

:登山道

パノラマ台へ進む、アップダウンがあり時間を稼げない。

松とアセビが多い、灌木で眺望はない。

      

:アセビ            :ミツバツツジ         :ツクバネソウ(多かった)

:パノラマ台下分岐

13:00 パノラマ台下分岐に、急いだかいあり、何とか目途が着いた。

      

:菫                               :ミツバチグリ 

:中之倉分岐

千円札の逆さ富士=本栖湖に写った」現場への分岐、はるか先ですが。

13:10~13:20 パノラマ台、富士山(御神体)を前に鐘をイメージしました。

本栖湖と竜ヶ岳(ダイアモンド゛富士で有名)の連なりです。

御坂山塊を縦に見る、右端は三つ峠、手前は精進湖

歩いてきた三方分山です。

南アルプスは木に遮られ、クリアーには見えませんでした。

13:20 パノラマ台へ下山開始。

      

:菫              :マイズルソウ         :ユキザサ

:ヤマウツボ

:ヤマウツボ(はまうつぼ科)

山地の樹下に多年生の寄生植物。根茎は長く多肉質でりん片でおおわれ、

茎と共に白色。初夏、花茎を直立し多数の白い花をつけ、花冠は白色でわずかに紅紫色を

おびる。長い筒状で、上部は二つにさけて唇形。雄しべは4のうち、2本は長い。

                                          (牧野日本植物図鑑より)

松の根越しに見た富士山

:パノラマ台下バス停

14:04 無事(10分の余裕を残して)下山、汗を拭き、着替えてバスを待つ・・・・・。

1時間待ってもバスが来ない、富士急バスに連絡をし、状況を確認すると

「富士芝桜祭り開催の影響で、道路は大渋滞、新富士駅を発ったバスは本栖湖にも

着いていない」との事、体は冷えるし、次のバス停へ歩く。

「子抱き富士」:大室山を子に例え、富士山(親)が抱いているように見える?

精進バス停から見た富士山。

:赤池バス停

結局赤池バス停(約3km)まで歩いき、16:40に来たバスで河口湖駅へ向かう。

途中も渋滞し、約1時間を要し河口湖駅へ。

18:13発の富士山特急(普通車両)で帰途に着いた。

富士山特急券200円と、大月~八王子駅までの特急券510円が無駄な出費となった。

(バス停間を歩いたことで110円節約したが、赤字には違いない)

**

         行程:標高差518m、約12km、歩行時間4時間 

        9:30河口湖駅 =10:10 精進バス停 ⇒10:20 諏訪神社

         ⇒11:10 女坂峠 ⇒12:00~12:10 三方分山 ⇒12:30 精進峠

         ⇒13:00 パノラマ台下 ⇔13:25 パノラマ台 ⇒14:04 パノラマ台下バス停

         ⇒16:20 赤池バス停 =17:50 河口湖駅

                          山梨百名山 59完登

***

  twins  

近くの公園で「陽を避けて」

 

 

 

 

 

 

 


毛無山~十二ケ岳

2014年05月13日 | 山梨百名山

5月10日(日)毛無山~十二ケ岳のスリリングなコースを歩いてきた。

メンバーはいつもの3名、今日のスタートは富士急河口湖駅。

横浜からだと、鈍行を乗継いで3時間の試練を耐えると、どでかい富士山が迎えてくれた。

:『世界遺産・富士山フリー乗車券』

大月駅までのJR往復+富士急行全線+河口湖・西湖周遊バスがセットになり、2日間乗り放題

を利用した。 横浜市内から4,630円、普通に乗ると約2,400円安いこれを利用した。

http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2020

:河口湖駅

8:45 河口湖駅着、富士急行は大月駅(標高約358m)~河口湖駅(約857m)を結ぶ

山岳鉄道なんだそうです。 ⇒運賃が高いのはそのせいか?

9:10発の西湖レトロバス(ボンネットバス)で毛無山登山口へ向う。

:毛無山登山口

9:40 毛無山登山口バス停に、(正面は文化洞トンネル)

:登山口

トンネル手前の駐車場には20台程度停まっていた。

      

:ヤマブキ          :フデリンドウ         :ユウシュンラン(絶滅危惧種らしい)

:石仏

おじゃまします!!

:k地隊員

松林を登っていきます、ほぼ登り。

:富士山

10:23 鞍部で休憩

:十二ケ岳

高いのが十二ケ岳、隣の低いのが十一ケ岳

:長浜分岐

      

:ツクバネソウ        :菫               :ツチグリ

展望地からの絶景です。(左:河口湖、右:西湖、手前は足和田山の稜線)

   

:マメザクラ

桜の野生種の一つ。富士山近辺やその山麓、箱根等に自生しており、フジザクラやハコネザクラ

ともいう。豆の名が表すように、樹高が大きくならず花も小さい。          

:毛無山頂

11:03 毛無山頂(1500m)標示ぐらいなんとかしてほしい。

【本栖湖の北にある毛無山(1945m:日本二百名山)が山梨百名山に選定されている】  

マメザクラと富士山

:一ケ岳

毛無山から十二ケ岳へ向かう、稜線を歩くとまず一ケ岳

ヤセ尾根の稜線のアップダウンを繰り返す、少し下って登るとピークだ。

:下る

:四ケ岳

南側の視界が開けるとこの絶景です。

十一ケ岳(中央)左に十二ケ岳、右奥のピークは節刀ケ岳

五ケ岳の下り、岩場が出てきました。

       

エイザンスミレ(多かった)     

11:30~11:50 稜線は北風が吹いていた。 六ケ岳の鞍部で昼食

:八ケ岳

       

八ケ岳の下りでイワザクラ発見!!北側の斜面に咲いていたので、強風にあおられ 

撮るのに苦労した。 ここからの岩場に数多く咲いていた。 

:イワザクラ

サクラソウ科サクラソウ属の多年草の一種、日本の固有種であり、石灰岩の岩の隙間、

沢沿いの岩壁の隙間などにも生える。

わかるだろうか?左側の斜面にイワザクラが咲いているのが。

:鎖場

12:15 十一ケ岳への本格的な登り

(十二のピークがあるが、十一と十二が本格的なピークになっている)

:十一ケ岳

ここから十二ケ岳へは、50m下り、100m登り返す、”クライマックス”だ。

:十二ケ岳

十二ケ岳への下り、文字通り一気に下る。

      

:イワザクラ                           :イワカガミの葉   

十一ケ岳側から見た吊り橋(k隊員)

キレットにかかる吊り橋(モデルはT隊員)

吊り橋を渡るとそのまま、十二ケ岳への登り

十一ケ岳からの下り、下に見えるのがキレットに架かる吊り橋。

  

中央は釈迦岳(1631m=昨年登った)手前の稜線は節刀岳へ続く。 

:桑留尾分岐

12:57 桑留尾(クワルビ)分岐、ここを下る。

:十二ケ岳山頂

13:00 十二ケ岳山頂、せまい!多くの人が休んでいた。

富士山と西湖(右端のコブのような山は大室山)

正面のピークは毛無山(山梨百名山・日本二百名山)下は本栖湖

北側には節刀ケ岳(1736m)

北西側には金山(1685m)

金山の奥には南アルプスが見えていた。

13:15 十二ケ岳の南側の斜面を桑留尾へ下る。

ここも半端ではない下りだった、岩場ではなくザレの登山道、乾燥しており滑る。

      

:イワザクラ         :センボンヤリ         :イカリソウ 

ここだけ咲いていたミツバツツジ。

13:40 「地蔵」雑木林~杉の植林帯の急登を足元を気にしながら下った。 

14:05 文化洞トンネル分岐(毛無山登山口に駐車している連中はここを左へ) 

:桑留尾

14:20 桑留尾へ無事下山。

:金山 

14:43発のバスが遅れて15:00発、河口湖駅へ戻り帰途に着いた。

終日富士山を背にしながらの山歩き、この時期これだけ富士山が顔を出す日は

稀有なことではないか。恵まれた一日だった。

**

       行程:標高差773m、約6km、歩行時間4.5時間 

      9:10 河口湖発レトロバス =9:40 毛無山登山口 ⇒10:45 長浜分岐

       ⇒11:03 毛無山頂 ⇒11:10 一ケ岳 ⇒⇒⇒11:36 六ケ岳・昼食

       ⇒⇒⇒12:25 十一ケ岳 ⇒12:57 桑留尾分岐 ⇒13:00 十二ケ岳

       ⇒13:40 地蔵 ⇒14:05 文化洞トンネル分岐 ⇒14:20 桑留尾下山

       山梨百名山 58完登 

  twins  

外遊びが日課です、何やら相談?