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・・・🥵  夏山です  🥵・・・

大峰山・大台ケ原(日本百名山)

2014年12月26日 | 日本百名山

2014年の登山は御正体山Ⅱで〆ました。

過去の記録から、関西の大峰山・大台ケ原(奈良県)を紹介します。

 maitabiツアー利用、夜行一泊二日の旅になった。

東京駅から夜行バスで東名・名阪道を走り、亀山~道の駅川上で朝食。

7:30 登山口である行者還トンネル(登山口)に着いた。

5月21日の行程は、(標高差1000m、約9km、8時間)

  行者還トンネル ⇒弥山 ⇒八経ガ岳 (往路下山)⇒行者還トンネル =大台ケ原宿舎 

 大峰山はわが国でも最も古い歴史をもった山である。

開山は役ノ小角(修験者=山伏)と伝えられる。

655年彼は22歳で大峰山の上で苦行したというから、これを登山記録とみれば

日本最古であろう。  ~ 中略 ~

大峰山脈は大和の国のほぼ中央を南北に走る脊梁であって、長さ100kmにわたる。

その間に主なピークや峠が30ほどある。

いま多数の人が大峰詣でとして登山するのは、その中の山上ケ岳であって、頂上には

金剛蔵王権現を本尊とする大きな本堂がある。      (日本百名山:大峰山) 

7:30 「行者還トンネル」登山口からアップもそこそこにスタート。

ツクシシャクナゲが迎えてくれた。

標高が低いところではピンク、上に登るにしたがい、深紅に変わっていく。

日が差している場所では満開だ。  いい時に登ったようだ。

      

(クリックすると大きくなります)

かなりの急登もあったが、花を見て登れば疲れも感じない。

:シロヤシオ 

紅一点?シロヤシオも咲いていた。

8:30 樹林帯を抜け尾根(奥駆道)に出た。

   

足元を見ると白い小さな花が無数に咲いている、カタバミだ。

尾根から

左:八経ケ岳(1915m)、右:弥山(1896m)は始めて姿を見せた。

弥山までの尾根道は緩やかな起伏をもって続いている。

:ネットより 

 源大師・聖宝と言い修験道に於ける中興の祖である。  

聖宝理源大師の像がある場所を過ぎると急坂に、

 「聖宝八丁」と呼ばれる九十九折りとなって弥山小屋へ。

:ネットより

弥山神社。

10:30 弥山へ、リュックをデポし山頂へ。(中央は八経ケ岳)

伊勢湾台風(1959年)の影響で立ち枯れが目立つが、雨の多い土地下草はビッシリ

 苔が生えている。

:ヒメイチゲ 

早い昼食をとって八経ケ岳へ向かう。

      

:サンカヨウ      :オオヤマレンゲ     :エンレイソウ(デカい)

弥山との標高差は20m足らずだが、一度下って、上り返すので往復1時間の歩程。

:ネットより

八経ケ岳の山腹はオオヤマレンゲ(天然記念物)の自生地、鹿除けの柵で保護されている。

花期は7月だから蕾、エンレイソウとサンカヨウが咲いていた。

八経ケ岳山頂

11:40 山頂。

八経ケ岳より

手前が弥山、右奥が大・小普賢岳、大峰奥駆道の難所にあたる。

15:00 往路を戻り、行者還トンネル登山口へ。

ここからバスで、今日の宿舎「心の湯治館大台ケ原」へ向かう。

大台ケ原ドライブウェイを利用しての移動、バスに酔った”やわな”登山者もいたようだ。

 

           日本百名山 大峰山(八経ケ岳) 60完登

 

**

5月22日の行程は、(標高差100m、約9km、3時間)

  大台ガ原駐車場 (東大台コース)⇒日出ケ岳 ⇒牛石ケ原 ⇒大蛇ぐら ⇒大台ガ原駐車場

 大和の国は日本で一番早く文化の開けた土地であるが、その南半は山岳が重畳している。

その中で南北に走っている二つの長大な山脈が大峰山脈と台高(だいこう)山脈である。

台高山脈とは、奈良・三重県境にある高見山から始まって南に延び、その終わり近くに

盛り上がっているのが大台ケ原である・  ~ 中略 ~

昔は大平と呼ばれた。それが大平原となり現在では大台ケ原山と呼ばれている。

昔の人が端的に降る雨を、ここではひと月足らずで降ってしまう。  (日本百名山:大台ケ原)

:行程

今回歩くのは「大台ケ原回遊コース」の●東大台(約9km)

東大台あらまし:日出ケ岳、正木ケ原、牛石ケ原、大蛇ぐらと目をみはる見どころが次々に展開。

シオカラ谷から駐車場への道は少々登りだがあとの道はなだらか。

大展望を楽しむには絶好。   (近鉄発行パンフより)

:ワチガイソウ

7:20 霧が立ちこめどんよりした空、雨覚悟でスタート。

「苔鑑賞路」と命名された道を日出ケ岳へ向かう。

立枯れの木にコケが繁殖している、イトザサの茂る道は花もない。

:展望台

熊野灘の見える場所に、(暗雲たれこめるといった風情だが)

:日出ケ岳山頂

ガイトの井さんの「山頂の方が景色いいよ」の声で8:00 山頂に。

俄かに霧が出て、近くの熊野灘も、山上ケ岳・八経ケ岳も見えない。

正木峠へ下る道で出会ったツクシシャクナゲ、霧を背に趣のある絵に。

:牛石ケ原

トウヒやモミの木が、多い、立ち枯れも目立つ。

牛石ケ原で休憩

イトザサの広大な平原に神武天皇の銅像や魔物を封じ込めたという伝説の牛石があり、 

 苔むした原生林と霧が幻想的な雰囲気を醸し出していた。 

:神武天皇像

:牛石

(神武天皇像と牛石はネットから引用しました)

9:00 正木峠、ツツジ類が豊富なようだ。

:不動返し

9:10 大台ケ原一の絶景、「大蛇ぐら」へ。

大蛇の背にのっかかる感じで眼下を見る、大絶壁。

晴れていれば、山上ケ岳・弥山・釈迦ケ岳と続く大峰連山が見えるようだが?

それでも風が霧を飛ばし、不動返しといわれる岩にへばりついて咲いている

 アケボノツツジとの遭遇がかなった。

:大蛇ぐら

下は見えないが「絶壁」になっている (ガイドが上から注意して!!と叫んでいた)

石楠花坂を下る、文字通り”ツクシシャクナゲ”が両側に群落し咲いている。

今が盛りのシャクナゲの撮影に多くのカメラマンが群がっていた。

           

シオカラ谷を「しおから吊橋」で渡り、急な石段を登るとブナ林、ブナの新緑に混ざり、

 ミツバツツジも咲いていた。

10:00 大台ケ原駐車場へ。 途中雨も落ちてきたが、何とか天気はもった。

バスに乗り駐車場を出る頃になって、予報通り半端ない雨が落ちてきた。

ドライブインで各自昼食をとり、長~~い帰途の旅に着いた。

初めて登った関西の山、八経ケ岳はともかく、大台ケ原・日出ケ岳は登ったことになるのか???

 世界遺産にも指定されている「大峰奥駆道」を歩く登山は興味をそそるが。

 

     日本百名山 大台ケ原(日出ケ岳) 61完登

 

    twins  

久しぶりのtwinsです、 元気です・・・・・ 


熊野岳(蔵王山:日本百名山)

2014年12月22日 | 日本百名山

20日は 、21日は仕事と今週も山は休み、で・・・過去の記録から

2010年10月熊野岳(1841m蔵王山)を歩いてきた。

クラブツーリズムに参加、キヤッチフレーズは、

「コバルトブルーに輝く”お釜” と紅葉の縦走路、秋の蔵王を

  じっくりたっぷりと満喫南蔵王縦走」と銘うたれていた。 (少し長~~~い)

10月2日行程は、(標高差200m、約7km、3.5時間)

   東北新幹線福島駅 =駒草平 =刈田山 ⇒熊野岳(1841m) ⇒中丸山 ⇒坊平温泉泊

 :不動の滝

福島駅から、バスで東北道を走り、遠刈田温泉を経由し、「駒草平」で下車

「不動の滝」を見た (少し遠いが)

刈田岳

蔵王山頂駐車場

13:00 駐車場から刈田岳へは向かわずに「お釜」を左に見ながら熊野岳へ。

:お釜

最近火山活動の兆候が見られると話題になっている「お釜」です。

  お釜と称する山上湖は蔵王の宝玉とも言うべき存在で、それのために馬の背の逍遥は

一段と精彩を加える。直径360m、ほぼ円形の湖水で、そのふちの東半分は、

削り取ったように断崖となっていで、その崖に横縞に入っている色彩が、

何とも言えぬ微妙な美しさを呈している。  (日本百名山蔵王より引用)

:ガンコウラン

:シラタマ

これくらいしかなかった。

:熊野岳

13:50 熊野岳山頂へ 

駐車場から熊野岳への登りは標高差200m、一般の観光客もスニーカーで歩いている。

同じ東北の山でも、蔵王には、鳥海や岩手(山)のように独立孤高の姿から見ても

群雄並立といった感じで、その群雄を圧してそびえたつ盟主がない。

山形から見ても、仙台から見ても、一脈の山々が長々と連なっているだけで、

その中に取り立てて眼を惹くような、抜きんでた高峰がない。

それは地図を見てもわかる。 どの峰も稜線上の鞍部からせいぜい200mしかない。

だから我々が蔵王と呼ぶ時には、この一連の山脈を指していう。

この長大な尾根は、東北人特有の牛のような鈍重さをもってどっしりと根を張っている。

                               (日本百名山 蔵王から引用)

:北蔵王

正面は北蔵王の盟主「地蔵岳」

:大朝日連峰

若千雲が出て360度の視界もこんな感じ。

天気が良ければ、岩木山、月山、鳥海山も見えるというが。

:観音滝

下りは 15:00 中丸山(三角点はない)を経て、仙人沢にかかる吊り橋を渡り、

16:30 坊平スキー場のゲレンデを下り、宿舎へ

:ブナの紅葉

明日への足慣らしは終わった? 

 

            日本百名山 蔵王岳 59完登

 

**

10月3日今日の行程は、(標高差200m、約11km、6時間)

  坊平 刈田峠 ⇒前山 ⇒杉ケ峰 ⇒屏風岳 ⇒不忘山 ⇒スキー場 =遠刈田温泉 

:行程

7:00 高原の冷気は気持ちがいい、刈田峠までバスで移動。

ガイドは非常勤で森林監視員を努めている専門家、「森林の薀蓄」が楽しみだ。 

7:45 刈田峠入口へ、低い灌木の続く緩やかな登山道を行く。

:アオモリトドマツ 

常に吹く北風によって、このような形に。

標高1300~1500mはブナの樹林帯、1500mを過ぎるとアオモリトドマツが目立つ。

これが冬になると樹氷になる。 雪の重みで成長できないと話してくれた。

 :杉ケ峰

前山、杉ケ峰と三角点のないピークを越えていく。

:チングルマとトドマツ 

9:30 芝草平と呼ばれる湿原に(水は涸れていた) 

チングルマ(木の仲間)の紅葉です、アオモリトドマツも協力してくれました。

熊野岳ではみられなかった花が、ここでは楽しめるようだ。

葉の季節でした。

:ハクサンイチゲ

:紅葉したイチゲの葉

屏風岳~不忘山と続く道は、傾斜もきつく岩場も出てくる。

ハクサンイチゲがまだ残っていた、紅葉した葉と一緒に。

雲の動きが大きい、上昇気流に乗って稜線まで登ってきてを巻いている。

紅葉とのコントラストが美しい、雲の動きに歓声が上がった。

 :まだ登る

 :屏風岳

10:10 屏風岳(1817m)南蔵王縦走の最高峰になる、雲で視界はなかった。

:屏風岳

南屏風岳を経て 12:05 不忘山(1705m)頂へ。

南風が強い、晴れれば、仙台市内・太平洋も見えるという、ここで昼食。 

後は長~~~い下りを白石スキー場まで下る。

ガレ場が終わると、赤土の泥道、滑る。

たまに出てくる木道も、靴の裏についた泥で滑る。

緊張を持続し、尻もちをつくこともなく下った。

カラスウリ?いや違う。  wanted!!!

イワチンチン?

:マツムシソウ

スキー場のゲレンデが見える場所でマツムシソウが残っていた。

   

:花           :種は飛んでいってしまいました。

14:00 草原と化したゲレンデを下り、バスに乗る。

遠刈田(えんがった温泉へ下り、日帰り温泉「三治郎」で汗を流し、

 福島駅から新幹線で帰途に着いた。 

 

***

  「コンパス」 の利用を  

 日本山岳ガイド協会(東京)が運用する登山届受理システム「コンパス」を山岳遭難の救助に

活用する協定を12日、県警と同協会が結んだ。

御嶽山の噴火を受けたもの。

今後は、県警がこのシステムに接続し、登山届の有無などを確認できる。

 「コンパス」は、パソコンや携帯電話からネット上で登山届を申請できる仕組み。

申請した予定時刻に下山を届けないと、利用者や緊急連絡先に警告の連絡が入る。

利用は無料。 

山岳ガイド協会は警察や自治体と連携してコンパスの浸透を目指している。

            (常識ある読者の皆様、協力しましょう)

http://www.mt-compass.com/ 


月山(日本百名山)

2014年12月13日 | 日本百名山

今週も山は休み・・・・・。

2010年7月、月山(1984m)に登った記録から紹介します。

7月24日 

大平山荘から鳥海山をめざしたが、朝から合羽のFild test をしているような大雨。

御浜小屋(1700m)に着く頃には雨も止んだので、期待したが多くの人が登山をキヤンセル、

やむなく鉾田登山口へ撤退となった。 (登山口では晴れていた)

大平山荘で風呂に入り、明日の宿である羽黒山の宿坊「宮田坊」で荷を解いた。 

**

7月25日  

  今日の行程は、(標高差約600m、約8km、5,5時間)

    宮田坊 =8合目登山口 ⇒仏生小屋 ⇒月山 ⇒牛首 ⇒月山リフト ⇒姥沢小屋

 優しくーそれが月山である。北の鳥海の鋭い金字塔と対照するように、それは優しい。

(中略)月山の名の起こりは、半輪の月の形からではなく、山を仰ぐ平野の人々が彼等の

もっとも尊敬している農業の神、月尊(つきよみのみこと)を祀ったからである。

しかし、その心の底には、やはり月のように優しい山という感じであったに違いない。

                                     (日本百名山:月山より)

ネットより

羽黒口から上り、姥沢口に下りた。

 羽黒山の宿坊「宮田坊」で朝のお勤めを済まし、精進料理の朝食、身を清めてから、

バスに乗り 8:15 8合目羽黒登山口へ。

天候は晴れ、爽やかな高原の風を感じながらスタート。

:阿弥陀が原

阿弥陀が原の木道を行く。

高原を渡る風が草をなびかせ、陽で銀色に光っている、そこへ霧が流れる。

幻想的ね」との声が聞こえた、その通り!!!

      

:ニッコウキスゲ       :ヒメイワショウブ      :キンコウカ

行者返しの坂

石畳を歩くが、濡れていて歩きずらい、どこにでもある「行者返し坂」

:池塘と仏生小屋

:粋だね?

10:00 仏生池(9合目)に着く。

霊峰らしく、白装束に身を固めた信者が多い。

足元は登山靴・と人それぞれだ。 (ここから山頂までは3km)

:ハクサンフウロ

周囲の花を楽しみながら歩く。  

振り返れば「鳥海山」が見える場所だが、厚い黒い雲に覆われ見えない。 

       

:マルバシモツケ      :ウラジロヨウラク       :シャジン  

:仲良し・ライバル?

お馴染みの高山植物のボです。

:ヒナザクラ

ヒナザクラは,東北地方の高い山に分布するサクラソウの仲間。

 サクラソウ属の植物の中で白い花を咲かせるものは、

         ヒナザクラ以外は分布の限られた種である。 

東北地方の亜高山以上にしか分布しないが,分布域内ではごく普通に見られる。 

雪どけ直後に咲く花だが,雪どけを追うようにして咲くため,8月まで花が見られることもある。 

:ネットより

       

:ハクサンチドリ        :ヒメウスユキソウ     :コバイケイソウ

花の多い月山、その他見た花は、以下の通りです。

ホツツジ、キヌガサソウ、オトギリソウ、ネジバナ、ショウジョウバカマ、ヨツバシオガマ・・・

:導師(ガイド)さんと

11:30 山頂へ、一番高い山頂は「月山神社」の神域の中にある。

三角点はその手前の丘にひっそりとある。

500円を払い神社でお祓いを兼ね最高点へ・昼食。

正面は湯殿山方面

昼食後、姥沢へ下る。

東側に開けた斜面を一気に下るが、急登なので慎重にをかけて歩く。

雪渓を下る時珍しい光景が目に入ってきた。

ショウジョウバカマの花と、枯れた花が隣合わせにあった。

雪渓の中は春、外は夏なのでこういった絵も楽しめることになる。

13:55 リフト乗り場へ無事下山。

 

             日本百名山 54 月山完登

 

今回のツアーで我々の前に一度も姿を見せなかった「鳥海山」は別の機会に。

    ↓      ↓      ↓     ↓

2013年7月にも計画したが、大雨の影響で断念。   なぜか遠い「鳥海山」だ。 

***

   登山届けの義務化  

 人気登山エリアで遭難も続く北アルプスで登山届を義務づける

「北アルプス地区山岳遭難防止条例」を岐阜県が12月1日に施行する。

富山、群馬両県でも同様の条例があるが、冬山や険しい岩場に限っており、

一般登山者向けに幅広く規制するのは全国初だ。

 長野県や富山県から入る場合も、岐阜県を通る予定であれば届出が必要。

登山口のポストからメールやFAXでも出せる。

嘘の届け出や未提出に対しては、施行から2年以内に5万円以下の過料が

科されるようになる。                (出典:朝日新聞記事より)

http://www.pref.gifu.lg.jp/bosai-bohan/sangaku/jourei.html

 


雨飾山(日本百名山)

2014年12月04日 | 日本百名山

2010年7月17~18日、飾山(1963m)を歩いてきました。

7月3連休の初日、クラツー利用、洋子も参加した。

7月17日

7:30 特急あずさ3号で南小谷駅へ、「特急」といってもやたら停車するかっての急行列車。

12:00 南小谷駅ここからバスで「村営雨飾荘」へ向かう。

宿舎に入るには早い時間、宿舎の先にある鎌池散策、かっては大渚山(おおなぎやま)を3時間

足慣らしで登っていたが、翌日を考慮し鎌池散策に変更された経緯にある。

  

「鎌池」散策は2km、約1時間のコース。

ギンリョウソウが実になっていた、この花は下を向いて咲くので中を見るのは難しい。

実になると、上を向き、花も円みを帯びてくる、貴重な写真だ。

:雨飾荘

数年前リニューアルされた村営雨飾荘、普通の旅館だ。

食事も熱い温泉(源泉は51℃とか)も満足。

明日は4:00起床、4:30出発の予定だ。 

**

7月18日今日の行程は、(標高差773m、約10km、  時間)

     キヤンプ場(登山口) ⇒広河原 ⇒荒菅沢 ⇒笹平 ⇒雨飾山 ⇒笹平

      ⇒雨飾温泉分岐(薬師尾根) ⇒中の池 ⇒難所ノゾキ ⇒雨飾温泉

 (深田久弥はこの山に三度挑戦し、三度目に小谷(おたり)温泉から登りその念願を果たしている。

                 戦後の10月下旬紅葉の季節とある。その時の喜びをこう表現している。) 

  ついに私は久恋(きゅうれん)の頂に立った。しかも天は隈なく晴れて、秋の午後の三時の

 太陽は、見渡す山の上に静かな光をおいていた。 すべての頂には憩いがある。

 梢にはそよとの風もなく、小鳥は森に黙した。風化し磨滅した石の祠と数体の小さな石の

 傍らに私たちは身を横たえて、ただ静寂な時の過ぎるのにまかせた。

 古い石仏は越後の方へ向いていた。

 その行く手には、日本海を越えて、能登半島の長い腕が見えた。

                           (日本百名山:雨飾山より)

4:30 バスで登山口になる「雨飾高原キヤンプ場」に向かった。

5:05 ストレッチの後出発、雲はあるが天候は、快調な登山を期待した。

 上るルートは長野県側から、下りは新潟県側の雨飾温泉へ降りる、一般的なものだ。

 ルートには400m毎に標識が設置されている、11ヶ所あるから山頂まで4.4kmとなる。

  板敷きの下は湿地帯、ブナ林の急登を沢のせせらぎを聞きながら登る。

荒菅沢

7:10 荒菅沢に(6/11)中間点になる。

直登すれば山頂直下のコルに出るが、我々は巻いて「笹平」へ向かう。

雪渓脇にシラネアオイとサンカヨウが顔を出す。

      

:シラネアオイ      :サンカヨウ(自信作です)

:岩場とお花畑

ここからの登りがきつかった、岩のあるせまい道、直射日光が背をたたいた。

      

:タカネナデシコ       :タカネオガマ    :ハクサンフウロ

:頸城三山

左奥:妙高山、中央奥:火打岳(笹平からの眺望)

:荒菅沢

山頂直下のコルから荒菅沢を見る。

         

:ミネズオウ       :ヒメシャジン     :グンナイフウロ

:雨飾山

8:20 笹平に出る、正面に雨飾山が見える(雲に隠れているのは後立山連峰か)

西に高妻山、北西側に北アルプス。

:火打岳

焼山(中央):山頂の奥に火打岳が見える

:山頂  →パートナー

笹平から20分もあれば、山頂だが。

パートナーの元気がない、寝不足と暑さで体調不良(高山病の症状)に。

列に遅れながらも、9:30 やっとの歩みで山頂へ。

せまい山頂は多くの人で賑わっていた。 北峰に祠があり、南峰には三角点がある。

眺望は360°あるが、の移動が激しく、北アルプスは見え隠れしていた。

日本海も能登半島もの中、早い昼食をやっと食べた。

      

ヒメウスユキソウ    :クガイソウ    :ヨツバシオガマ

9:45 下山開始、雨飾温泉分岐から新潟側へ降りる。

急登の下り、梅雨明けとはいえ、道は緩く滑るし、根曲り竹を踏めばまた滑る。

気を抜けない・・・。 (登りに使えば大変なことが容易に推測できる)

パートナーも標高を下げるにつれ、元気が出てきた、(やはり高山病だったようだ)

:雨飾荘

下りに5時間を要し、15:05 雨飾荘へ下山。

タクシーで糸魚川の「ひすい」へ直行、汗を流し一息入れて帰途に着いた。

植物図鑑を見ているような、花の多い、印象に残る雨飾山だった。

 

            日本百名山 53 雨飾山完登 

 

   皇帝ダリア  

 本牧山頂公園の「皇帝ダリア」です。

コウテイダリア(別名:コダチダリア・帝王ダリア)

成長すると3~4mにもなる事から”皇帝”と名付けられた。

メキシコ原産、ダリア界の王様と言われ、花色も赤・白・ピンクなど数種ある。

半耐寒性の多年草で、直径約20cm 大輪の花を茎の頂上につけます。

秋の頃、空にそびえて立つ姿は巻です。