13日最終日、岩菅山~裏岩菅山を歩いてきた。
戦後開発の進んだ志賀高原で、わずかに昔の姿をとどめているのは志賀山と岩菅山ぐらい。
ブナの森と魚野川源流域の原生林、山頂には一等三角点がある。
7:00 朝食、エネルギーを充分に補給し、(無料)昼弁当を持って
一ノ瀬聖平登山口へ車で送迎付きです。
7:50 聖平登山口、車が2台停まっていました
ブナの自然林です
8:00 小三郎小屋跡(高天ケ原のホテルへは3kmあります)
サラシナショウマ
上条用水路沿いの平坦な歩道歩き
ダイモンジソウ:ユキノシタ科
8:20 左側のアライタ沢を渡り尾根道へ
ゴゼンタチバナ
木段を登り、平坦な道、また木段と徐々に標高を上げていきます
カニコウモリ:キク科
9:00 岩菅山中間点(ノッキリ=鞍部まで分、山頂まで分)
樹林越しに岩菅山
9:30 ノッキリ(鞍部):2007m、小休止
岩菅山へ・・・。
柱状節理:岩に入った柱状の割れ目。マグマが冷却固結する際、収縮して生じる。
(玄武岩では六角柱ができることが多い) 【広辞苑】
10:00 山頂の祠(岩菅山大権現の石碑もあった)
岩菅山(いわすげやま):2295m
長野県山ノ内町、志賀高原北東部にある山で、岩菅山と裏岩菅山からなる。
山名の菅(すげ)は草ではなく霧氷や樹氷・霜・氷のように水分が凍ったものに付された方言。
もしくは東側の魚野川地方から見ると柱状節理の岩が大きく見えることなどによるという説もある。
裏岩菅山(奥)をピストンします、”天空の稜線歩き”
ミヤマコゴメグサ
ハクサンフウロ
森林限界のなだらかな稜線、眺望もありますが・・・雲が
10:40 裏岩菅山:2341m (35分かかった)
中ノ岳~烏帽子岳~笠法師山~鳥甲山へ続く稜線
戻ります
岩菅山は雲の中
11:20・11:35 岩菅山で昼食(鮭弁当=完食)
下ります、元気のいい声を発して団体(高校生)が登ってきました
5組、最後部は「ノッキリ」で休憩中、寺子屋峰から歩いてきたようです。
寺子屋山までの稜線歩き、小さなアップダウンを繰り返します
(下り基調かと思っていたが)
ミヤマシシウド:セリ科も実になっています
テングノコズチ:ツルリンドウの仲間
空は晴れています
ミヤマシャジン
ウツボグサ、トリカブトも咲いてました
13:00 金山沢の頭:赤石山分岐
13:10 寺子屋峰:2125m通過
13:20 寺子屋スキー場:登山口着
ゲレンデ内の道を歩いて、「高山植物園」を抜けて
サワキキョウ
イワショウブ実
サンカヨウの実
シモツケソウ
ノコンギク
13:45 高天ケ原スキー場、ここを降ります
14:00 ホテル銀嶺着、お風呂をいただき、
志賀高原山の家BSまで送ってもらいました。
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行程:標高差491m/14km/7時間
7:50 一ノ瀬聖平登山口 ⇒8:20 アライタ沢 ⇒9:30 ノッキリ
⇒10:00 岩菅山 ⇒10:40 裏岩菅山 ⇒11:20:111:35 岩菅山・昼食
⇒11:55 ノッキリ ⇒13:00 金山沢の頭 ⇒13:10 寺子屋峰
⇒13:20 寺子屋スキー場登山口 ⇒リフト山頂駅 ⇒14:00 ホテル銀嶺
日本二百名山 岩菅山40 完登
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3日間、累積標高差m、kmを歩きました。
温泉と食事がサポートしてくれました。
天候にも人にも恵まれ充実感を味わった志賀高原でした。