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・・・🌤  やっと秋山へ  ☀・・・

大暑・高尾山

2022年07月26日 | 東京都の山

二十四節気大暑、暦の上では一番暑い時期です。

7月24日、眼の御礼参り、リハビリを兼ね「大暑」の高尾山を歩いてきた。

8:40 JR高尾駅、早いのか?人は少なかった?

セイヨウアマナ   

8:55 「落合」を右折、金毘羅道へ、初めて歩く道

登山口、蚊のSPに守られて?

蜘蛛の巣

高尾山らしい道になりました

オオムラサキ

9:30 金毘羅台園地:386m

金比羅神社、夏姿です 

1号路へ合流し、茶屋前十七番札所 

ニホントカゲ:子供だそうです、5~10年生きるとも。

病葉(わくらば)の制作

「浄心門」脇の階段を行くと、 

9:55 神変山(しんべんやま):500m、「林野庁慰霊碑」があります

オオバギボウシ:ユリ科

今年もこのチームがしますね(薬王院本堂階段)

10:15 大師堂へ、レンゲショウマを愛でに

ショウガ

ヤマユリとレンゲショウマの蕾

 もうすぐ 

ノカンゾウ:ユリ科

10:40 高尾山、人も雲も多い ⇒大垂水峠へ降ります

     

タマアジサイ   

ヒメヤブラン?

11:30 大垂水峠 南高尾山稜へ

12:00 大洞山・昼食

新緑が・・・・・

オカトラノオ:サクラソウ科 

展望台から城山湖の眺望

ドラゴン熱中症か?

イチモンジカメノコハムシ(カブトムシの仲間です)

13:10 西山峠(4月末はここを下りニリンソウのお花畑~クマガイソウを撮りに)

13:30 三沢峠:差路(①草戸山②梅の木平❸峰の薬師④西山峠)

峯の薬師へ降ります

13:55 峯の薬師からの眺望、眼下に城山湖

(残念ながら)営業努力が足りないのか、何とかしないと・・・・。

全ての日程をつつがなく終了し、城山高校BSまで炎天下の舗装道路を歩く

津久井城山:375m @水の苑地

14:30 (神奈中)城山高校BS =橋本駅へ出て帰途に着いた

(スポーツドリンク1.200CC、水500cc補給)

これでも脱水気味だった。

  行程:標高差477m、16.2km、4.5時間

 8:40 JR高尾駅 ⇒8:55 金毘羅道入口 ⇒9:30 金毘羅台

  ⇒9:55 神変山 ⇒10:15 薬王院大師堂 ⇒10:40 高尾山

  ⇒11:30 大垂水峠 (南高尾山稜)⇒12:00 大洞山・昼食

  ⇒13:30 三沢峠 ⇒13:55 峯の薬師 ⇒14:30 城山高校BS =JR橋本駅

**

>>空海24

(作家の高村薫さんは『著書:空海』でこう書いている)

若き日の空海が「虚空蔵求聞持法」を修めた場所とされる、御蔵人窟を訪ねた。

全身に「明星」が飛び込んできた

『三教指帰』にある有名な一文「谷響を惜しまず、明星来影す」

 (谷がこだまを返し、明星が光を放ち体に飛び込んできた)

具体的には、虚空蔵菩薩像に相対し、手に印を結んで、

:虚空蔵菩薩像

真言「ノウボア アキャシャ  キャラバ オン アリキャヤ マリ ボリ ソワカ」を

 百日間で回唱える。

行は早朝に始まり、一日一万回唱えるのに時間かかるという。

「虚空蔵求聞持法」は、718年に大安寺の道慈が唐から日本へもたらした経典に記されている修法で、

一度読んだ経典は二度と忘れない記憶力が身につくとされる。

書物が貴重だった時代、僧侶たちが広くこれを修した所以である。

   最終回へ続く >>>


軍港クルーズ

2022年07月19日 | 日記

6月末「神奈川割」を利用して、横須賀軍港クルーズへ。

メインは「崎陽軒ランチビュッフェ:90分」ですが

いつも陸から俯瞰しているが、今日は真近に見れるチャンス!!!

貴重な1時間のクルーズでした。

護衛艦:米軍

潜水艦:米軍

補修中)護衛艦:米軍

原子力潜水艦:長さ80m、幅8mあるそうです。

(そんなに大きいのが正直な感想です)

クルーズガイド(女性)によると、

・今日は艦船が多く見られた日です。

・数日前には空母「ロナルド・レーガン」も停泊していたとか、

 空も晴れ、波もない快適なクルーズでした。

連れのバ二人は心地よい揺れに熟睡していましたが・・・・

大型商業施設、米軍迷彩服を着た員がハンバーガーを食べてました。

>>空海23

「かれに異変があったのは、明星のことである」

雨露をしのぐべき入りこんでいたと思われる洞窟は、今も存在している。

その中に入って洞口をみると、あたかも窓のようにであり、窓いっぱいに

うつっている外景といえば水平線に劃された天と水しかない。

宇宙はこの、潮が岩をうがってつくった窓によって夾雑するものをすて、

ただ空と海だけの単一な構造になってしまっている。

洞窟の奥にひそみ、この単純な外景の構造を夜凝視すれば精神がどのように

 なってゆくか。

ただ空海をその後の空海たらしめるために重大であるのは、明星であった。

天にあって明星がたしかに動いた。

みるみる洞窟に近づき、洞内にとびこみ、やがてすさまじい衝撃とともに

空海の口中に入ってしまった。

この一大とともに空海の儒教的事実主義はこなごなに砕かれ、その肉体を

地上に残したまま、その精神は抽象的世界に棲むようになるのである。

(空海になった瞬間を司馬遼太郎さんはこう表現している)

                         >>>続く


水晶体再建術

2022年07月12日 | 日記

7月8日「水晶体再建術(白内障)」を受けました。 

2015年までは左右同じ視力でしたが、右目の視力が徐々に落ちはじめ、

 直近の視力は0.06と下がり、左目で視ている状況でした。

右眼視力回復の為、手術を受けた経緯にあります。

 

わかりやすい説明です。

:朝顔

以下が白内障手術の説明です。

 

手術時間は5~10分   

濁った水晶体を吸い出し、その代わりに人工水晶体を挿入します。

全長は約13mmで、柔らかいアクリル樹脂などでできているので、

 折りたたんだ状態で小さな切開から挿入します。

手術中は、が「万華鏡」を見ているような感じで、痛みもなく

 「濁った水晶体を除去しましたよ」

 「これからレンズを挿入します」

 「終わりました」

            と先生の声を聞いて無事終了しました。

 執刀医は山根 真(山根アイクリニック)先生、名医だそうです。

  

人間の水晶体は、厚さを変えて見るものに焦点を合わせられますが、

「眼内レンズ」は、あらかじめレンズそのものに焦点距離を設定しており、

 それによっていくつかの種類があります。

1)単焦点レンズ:ある一点の距離に焦点を合わせている。

  ⇒保険適用・・・これを入れた  

2)2焦点レンズ:2点の距離に焦点を合わせている。

  ⇒一部保険適用

3)3焦点自然視覚レンズ:3点の距離に焦点を合わせている。

  ⇒一部保険適用

  

費用は1.8万円でした。

翌日の術後検診で右眼の視力は0.8まで回復していました。

この治療で一番怖いのが「感染症」いまも目薬を点眼中です。

術後1週間は要注意!!  

右目保護の為、外出は眼鏡着用、就寝時は眼帯着用

登山復帰は2~3週間後を予定していますが・・・・・。

***

 >>空海22

「何者かが、自分を手厚くもてなしている」という実感があったのではないか。

(少し話をもどします)

この実感へ到達するまでのあいだ、空海の心身を無数の異変が襲いつづけている。

『文明の成熟の遅れた風土に存在しがちな巫人能力(超自然的な力に感応しやすい能力)

 をも持っていたかと思われる』

最(ほつ)という地の涯をもとめて室戸の山塊のなかを彷徨しているとき、

 とくにそうであったかもしれない。

ごく通常のこととして宇宙に無数のがただよっている。

岩にも草木にも霊が棲むということを、彼は知っているし、彼の時代の常識でもある。

夜陰、岩の雲がにわかにそそり立って彼を脅したりすることや、

 振り向けばそこにある樹木の霊が急に炬(ほ)のような目をひらいて彼に

せまろうとしたり、目の前の闇に沈んでいる峰そのものが黒い翼をひろげて

 虚空に舞い立つというようなこともあったであろう。

谷がたえず咽喉をひらいて声を発した。

 あるいは地から湧き上がってきた死者の霊が彼のえりつかんでひきよせようと

したこともあったに違いなく、それらの妖怪はことごとく虚ではなく、

 日本の社会に同居する者たちであった。

(幼名「真魚」が「空海」になる状況を推測し、その舞台設定を

 司馬遼太郎さんが書いています。さすがとしか言葉が出ない表現に驚いています)

                          続く>>>


高尾山内八十八大師巡り

2022年07月05日 | 三十三観音巡拝

清滝駅前の広場:一番阿波「霊山寺」~八番熊谷寺

高尾山を歩いていると、赤いよだれかけをつけた石仏が目を引きますね?

これが「高尾山内八十八大師」の弘法大師の御像です。

明治三十六年第二十六大師御山主・志賀照林大僧正が、広く東国の御信徒のために、

自ら四国八十八ケ所を巡礼され、札所の土を持ち帰り山内の各所に納め、

お大師像を建立したものです。        【薬王院解説版より】

3月27日、5月2日と御朱印を含め歩いてきた。

御朱印は三カ所①琵琶滝 ②蛇滝口 ③不動院(結願)

二本松の前広場:第九番法輪寺~第十六番観音寺(九大師=番号が飛んでます)

十一丁目茶屋前の第十七番井戸寺

薬王院本堂隣の太子堂にある(ミニ)八十八像

大師堂の裏側:第三十番~三十六番

滝口からの大師像(一)

(二)

(三)

仏舎利塔

仏舎利塔広場:(番外も含め)十一像  ↓  ↑

金比羅社周辺:十二像

(めったに歩かないコース)

不動院本堂(結願)

八十八番:大窪寺

朱印を三つGETし、「御護摩受付所」にて朱印状いただきました。

右)案内状百円也、左)朱印状(署名費二百円也)

札所番号がいくつか順不同になっている個所があります。

数年前、年月を経て散逸していた石像を集めて整備したようです。

八十六体は見つかったが、二体は行方不明のため新規に建立した経緯にあるようです。

実際に巡拝すると、高尾山を二度上り下りし、時間はかかります。

**

 

   >>空海21

彼が室戸の尖端にせまり、ついに最御崎の岩盤に立ったときは、

 もはや天空にいる思いがしたであろう。

まわりは天と水であり、天地の三要素が純粋に露呈している抽象的世界のようでもある。

やがて空海は雨から身を守るための洞窟を発見する。

洞窟は断崖に左右二つ、奥は深い。

空海がこの洞窟を見つけたとき、

何者かが、自分を手厚くもてなしている」

という実感があったのではないか。

 

「土佐ノ室生門崎ニ寂留ス。心ニ観ズルニ、明星口ニ入リ、

 虚空蔵光明照ラシ来ツテ、菩薩ノ威ヲ顕ス」

             弟子が編んだ『御遺告』から

と彼は奇妙な体験を語っている。

室戸岬で明星(宇宙)が口の中に飛び込んできたというのである。