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・・・🌤  夏山?秋山?  ☀・・・

三ツ峠

2012年07月22日 | 山梨百名山

7月21日(土)富士山の View spot 「三つ峠山」に登ってきました。

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三ツ峠山(三ツ峠):1786mを紹介します。

 富士急行線三ツ峠駅の北西4.5km。元来、三ツ峠とは「屏風岩」という岩場を西面に持つ頭峰(開運山)

と、西にある毛無山:1740m、北にある御巣鷹山:1770mの三峰を総称した呼び名で、「甲斐国志」には、

三峰山・三嶺山と記されている。また、山頂直下に湧水があるので、水峠と呼び、後に三ツ峠に転じたという。

 峠はトッケ(尖峰)が訛ったものである。

古くは信仰登山で栄え、現在でも、八十八大師の石像などその面影をとどめている。

またの名を開運山という西側の岩場は、関東地方最大の岩登りの練習場として、多くの人に登られている。

                             (出典:コンサイス日本山名辞典)

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梅雨は明けたが、今日の予報は「曇り時々雨」合羽覚悟で、家を出た。

  :富士急行線車両

大月から河口湖駅までは富士急行線を利用、”運賃が高いぜよ~”

(大月~河口湖駅間:1110円、三ツ峠~大月間:690円)

   :三ツ峠登山口バス停

11:08 河口湖駅~天下茶屋行のバスで約30分、御坂道を走り登山口バス停に着く。

   :ガスでこの通り

登山口バス停か舗装道路を歩き、「三ツ峠登山口」へ向かう。

気温は20℃を割っているが、蒸し暑い!!

  :登山口の看板

11:30 登山口へ着いた、駐車場は一杯だった。

         

:クガイソウ          :クサタチバナ       :ミヤマオダマキ       :シモツケソウ

期待通り、花の豊富な登山道だった。

   :三ツ峠山荘

12:30 三ツ峠山荘に着いた、雨も落ちてきた。

         

:甲斐フウロ(固有種)   :クルマユリ         :アヤメ            :シモツケ    

         

:テガタチドリ         :ミヤマシャジン      :ウスユキソウ

           

:ネバリノギラン   :ヤマハハコ         :オオバギボウシ     :レンゲショウマ(蕾)

三ツ峠山荘~四季楽園までの登山道で出会った花です。

   :三ツ峠山頂

12:50 三ツ峠山頂、昼食、眺望は全くなし。

  

トットと下山、三ツ峠駅コースへ向かう。

      

「屏風岩」でロッククライミングを楽しむ連中、結構年配者もいた。

  :イワキンバイ     :ウチョウラン(訂正)

岩場で咲いていた二つの花。

   :一字一石供養塔

パワースポットが続く・・・

   :八十八大師

現存するのは八十一体、表情はすべて違うといわれる。     

      

  

天候はこんな感じ、降ったり!やんだり!!太陽は一度も顔を見せない。 

   

14:50 「達磨石」へ、梵語で”アーク”と記されており、これは密教の守護神と呼ばれる

「大日如来」を意味するらしい。密教修業の地であったという証か?雰囲気はあった。

   :神鈴の滝道入口

神鈴の滝」入口遊歩道、チップが敷かれていた。(バイパスしてしまった)

   :町営三ツ峠グリーンセンター

15:30 「町営三ツ峠グリーンセンター」で汗を流す。  http://mitsutoge.jp/index.php

パートナーは”酒のつまみがない”とぼやいていたが、いいお風呂だった。 

  :駅前の看板

(倉見山)にはクマガイソウの群生地がある。 

 http://www.town.nishikatsura.yamanashi.jp

  :三ツ峠駅

16:40 グリーンセンターから約20分歩いて三ツ峠駅へ(可愛い!!)

気温が低いせいか汗もかかなかった。 

富士急行で大月駅へ向かい、”ホリデー快速ビュー山梨”で帰途に着いた。

**********

        行程:標高差556m、約9.8km、行動時間約5時間 

      10:40 天下茶屋行バス ⇒ 11:08 三ツ峠登山口バス停 ⇒ 11:30 登山口

       ⇒ 12:30 三ツ峠山荘 ⇒ 12:50~13:10 山頂:昼食 ⇒ 13:25 屏風岩

       ⇒ 13:50 八十八大師 ⇒ 14:50 達磨石 ⇒ 15:30~16:20 グリーンセンター

       ⇒ 16:40 三ツ峠駅

                                                                **********

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


笠ケ岳

2012年07月18日 | 日本百名山

 7月15~16日、北アルプス「笠ケ岳」に登ってきました。

(新穂高温泉への往復はM日アルペン号を利用)

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 山の名には、冠だの、烏帽子だの、笠だの、頭にかぶるものの名称を取ったものが多い。

 同じ笠にも、編笠山や遠笠山、衣笠山などがあるが、やはり一番多いのは単なる笠ケ岳

 である。もちろんそれは笠の形をしているから名づけられたに違いないが、

 名前だけでは信用できない。表から眺めると笠に見えても、横に廻ると全く形が変わるもの

 もあるからである。それらの多くの筆頭に挙げられるのは北アルプスの笠ケ岳である。

                                 (日本百名山:笠ケ岳より抜粋)

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7月15日早朝「新穂高温泉」バス停に着く、朝食を食べて左俣林道へ出る。

   

御覧の様な空、蒲田川の水量も半端ではない。

6:10 今日のルートは「笠新道」を直登する。

北アルプス「三大急登」の一つ、間違いなく難度はNo1だろう。

   :風穴   :オオヤマレンゲ

風穴前を通過、まさに天然のクーラーだ。

  :(力)水は出ていなかった。 

7:04 「笠新道」入口、”気合いを入れて”、登山開始。

 情報では:「笠新道の往復はきついよ!雨なんか降ったら最悪だよ!!」

 まさに最悪の条件の中、ブナの森へ入っていった。

  :標高(毎)に設置された標識

7:25 1450mブナ原生林と書かれた標識の場所へ。

      :ニッコウキスゲ

樹林帯を抜けると、ニッコウキスゲが迎えてくれた。

   :1800m地点

8:25 雨も降り、レンズも濡れてこの状況。

これ以降、カメラが心配なので、ケースにしまった。 (花の写真は明日撮ることにした)

エンレイソウ、キヌガサソウ、ミツバオウレン、ゴゼンタチバナ、シナノキンバイ、オオバキスミレ

カラマツソウ、ハクサンイチゲ、チングルマ、イワカガミ、シャクナゲ 等々・・・。

   :杓子平

11:00 杓子平へ(行程の半分まできたか)

小雨は降り続いている、周囲はガスの中、沢の流れる大きな音が聞こえる。

      :ハクサンイチゲ

   :抜戸岳分岐

12:43 抜戸岳分岐へ着いた。

(右へ行けば、抜戸岳 →弓折岳 →双六小屋と伸びる”裏銀座縦走ルート”)

ここまでの登りが今日のハイライト、一番疲れた。

ガスで展望はないし、雪渓脇に出た夏道を、外さないように黙々と歩いた。

   :抜戸岳分岐(2)

一つ下った分岐、ハイマツの生えた起伏の緩やかな尾根道が笠ケ岳まで続く。

         

:ミネズオウ         :キバナシャクナゲ     :ヒメイチゲ         :アオノツガザクラ

ハイマツの中に咲いていた花です、キバナシャクナゲ、ミネズオウが多かった。

  :抜戸岩

13:30 正面に岩が!抜戸岩だ。 数は少ないが、イワウメが咲いていた。

     :イワウメ   :ミヤマダイコンソウ   

   

14:10 緩やかな起伏の尾根道を歩いて、最後は雪渓を横切り「笠ケ岳山荘」に着いた。

山頂へは天候を考慮(ガスで見えない)し、明日登ることとした。

   :夕食    :朝食(生卵が出た!美味)

夕食は 17:00、談話室で”山友”を増やすべく、積極外交を展開した。

明日の予報は”曇り”微妙だ、夜雨が屋根を叩いていた。

  http://kasagatake.com/  ← 高橋君はしっかり仕事をしていました

 *** 7月16日(月)

5:00 朝食、外はガスが出ているが雨は降っていない。

  :笠ケ岳登山口

5:30 笠ケ岳山頂へ、登り15分・下り10分、走って8分かかるらしい。

   

:山頂にある祠                        :播隆上人か?

*****

   (中略)それから四十年おくれて播隆上人が登頂した。

  文政六年(一八二三年)六月のことで、下山してから山麓の人と語って登山道を完成した。

  そして同年八月五日、播隆を先達として同行十八人が絶頂を極めると、御来迎が雲の中に

  浮かび、阿弥陀仏が三度出現したので、一同随喜の涙をこぼして奉拝した。(中略)

   翌文政七年八月五日、播隆は又も同勢六十六名を伴って笠ケ岳に登頂し、阿弥陀仏を納めた。

  この日も御来迎の出現が数度に及んだという。彼はこの頂上から遥かに槍ヶ岳の英姿を望んで、

  それへの登頂の祈願を起こし、ついに槍の初登頂者となったことは有名な話である。

*****

   :笠ケ岳山頂

5:48 山頂へ、眺望は全くない、もちろん”阿弥陀仏”の出現も。

7:30 抜戸岳分岐を経て、抜戸岳をめざす。

   :抜戸岳山頂

7:37 抜戸岳山頂、三角点と字の消えかかった柱の標識が。

   :抜戸岳分岐 

7:50 抜戸岳分岐へ、ここから雪渓脇を下る。

昨日最も体力を消費した場所だ。

   :雪渓

雪渓を2~3回渡り返す

                  

春の花、ショウジョウバカマが咲いていました。                     :+*#%・・・? 

8:45 杓子平へ、雲が晴れて雄大なカールが姿を見せる。

         :ミヤマキンポウゲ   

     :オオバキスミレ   :ナナカマド

杓子平からの下りで見た花たちです。 

9:45 槍・穂高の眺望、2200m地点へ、陽もさしてきたが、雲の上昇は今一つ。

岩場で「オコジョ」が日向ぼっこ?複数いた。

オコジョ:ネコ目(食肉目)イタチ科の属する動物。別名ヤマイタチ(山鼬)

  気性が荒く、ノネズミなどを食べる他、自分の体よりも大きいノウサギやライチョウを捕食することもある。

  単独で生活し、岩や樹根の隙間に営巣したり、ネズミの巣穴を乗っ取って自分のものにすることがある。

  動きはきわめて敏捷で、木登りや泳ぎなども得意。

   オコジョは、姿や挙動から神秘的な動物とされる。長野県や群馬県では山の神の使者と伝えられ

  ヤマノカミノエンコロとかヤマノカミノコロ(山の神の犬の意味)などとも呼ばれている。

  猟師は、オコジョに会うとその日は1日猟がないといっていやがる。猟犬がオコジョの鳴き声を聞くと

  それを追い回し、使いものにならないからだという。とらえたり追ったりすると祟りがあるといわれる。

  オコジョは人に憑いて精神異常をおこすともいう。クダ(中部地方)あるいはオサキ(関東地方)と称する

  憑き物の正体も、だいたいはオコジョである。  (引用:ウィキペディア)  

         

:ハクサンイチゲ                       :ミネザクラ          :ミツバオウレン

         

:キヌガサソウ                        :ネバリノギラン       :キクニガナ

         

:ツマトリソウ        :ホンシャクナゲ       :タニウツギ          :オオバノギボシ

      

:ユキザサ(花)       (実)

ここからの下りで出てきた花をまとめて、紹介します。

 

新穂高温泉も俯瞰できる。

お花畑

ブナが目にやさしい!!!

   :Its fine!!

11:34 「笠新道」登山口へ文字通り”辿り着いた”

最後は、おもしろくないのに”膝が笑っていた”

穴毛谷(播隆上人が登った頃の登山道?)

   :オオヤマレンゲを紹介します

      

:蕾が皮で覆われている → 皮が剥ける

         

花が咲く(まさに今が旬でした)

正面には「焼岳」のドームが姿を見せていた。

           

                :ヤマオダマキ        :ベニバナイチヤクソウ  :マツムシソウ

11:48 左俣林道登山口へ無事着いた。

日帰り温泉”ニュー穂高”で汗を流し、新穂高温泉からバスに乗り、新宿へ戻った。

   *****

     行程:標高差1897m、約22.4km、登り6時間・下り6時間 

      15日 6:10 登山道入口 ⇒7:04 笠新道入口 ⇒8:10 標高1700m ⇒11:00 杓子平

           ⇒12:43 抜戸岳分岐 ⇒13:28 抜戸岩 ⇒14:10 笠ケ岳山荘

      16日 5:30 笠ケ岳山頂 ⇒6:05 笠ケ岳山荘 ⇒7:37 抜戸岳 ⇒7:50 抜戸岳分岐

           ⇒8:45 杓子平 ⇒9:45 標高2200m ⇒10:52 標高1700m ⇒11:34 笠新道

    ***** 

      笠ケ岳に登ったにもかかわらず、一度もその山頂を仰ぎみないで、下山した。

    稀有な登山”だったかもしれない。

    

    :抜戸岳から見た笠ケ岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


美ヶ原

2012年07月10日 | 日本百名山

 美ヶ原を歩いてきました。

M旅ツアー「美ヶ原・・・・フラワーハイク」への参加です。

TDはママでした。 花への知識の深さを再確認しました、まさに脱帽です。

   

11:00 山本小屋をスタート!いい天気です。

標高はすでに2000mを越えています。

  :右は牧場

緊張感のないハイキングです。

          

駐車場横に咲いていた”テガタチドリ”です。

   :中央分水嶺トレイルの看板 

雨水が日本海側と太平洋側に流れる境界線が中央分水嶺。

霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイルは、日本列島中央部に位置する霧ヶ峰・美ヶ原高原を巡る

約40kmを歩く旅の道です。    http://www.c-trail.com/

いい天気です・・・。

         

:シロツメクサ         :ハクサンフウロ          :ネバリノギラン        :キンポウゲ

牧草地の柵際に咲いていた花です。

   :美しの塔

11:20 「美しの塔」美ヶ原のシンボルです。

塔には尾崎喜八氏の「美ヶ原溶岩台地」の歌が記載されていました。

紹介します・・・。

       登りついて不意にひらけた眼前の風景に

          しばらくは世界の天井が抜けたかと思う。

      やがて一歩を踏み込んで岩にまたがりながら、

          この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。

      無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、この風景の情緒は

          ただ身にしみるように本原てきで、尋常の尺度にはまるで桁が外れている。

   要塞?

美ヶ原高原ホテルとアンテナ群です。(尾崎喜八氏が見たら驚く!!)

    

:王ケ鼻方面                        :松本市内

珍しい花を見ました(通常の本にも載っていない)

        :シャジクソウ(車軸草)   

グンバイツル(軍配蔓)シソ目オオバコ科クワガタソウ属・・・長い

本州南部地方の温帯域に分布、山地の僻地に生える多年草。茎は地上を這い、節から根を出す。

葉は対生、短い葉柄があり、円形~卵円形、長さ1.5~3cm、やや厚く光沢がある。

花冠は紫色で濃紫色の筋があり、漏斗状だが、深く4裂する。がくも深く4裂し、濃緑色。

果実はさく菓で扁平な軍配形をしている、これが花名の由来。 

:シャジクソウ(車軸草)マメ科シャジクソウ属

夏、頭状花序に多数の赤褐色の細長い花弁を付ける多年草。放射状に出る3~6枚の

小葉(掌状複葉)を車軸に見立てて命名された。アカツメクサ、シロツメクサもその仲間。

:御嶽神社奥ノ院  新旧そろい踏み、神様も困惑顔だった。

   :王ケ頭

12:00 王ケ頭に、ここが美ヶ原最高点。(右下が松本市内)

松本市内から見ると「王ケ頭」は巨人の頭に見え、「王ケ鼻」はその鼻に見えることからこの名がある。

昔人の想像力の豊かさには、頭が下がる

   

東側はこの人工的な風景です。

What is this?

王ケ鼻に向かいます、レンゲツツジが緑に映えていました。

         

:コメツツジ          :ウスユキソウ           :コウリンカ            :ヤマハタザオ

コウリンカ:キク科オカオグルマ属で、濃い橙色の 舌状花が下向きに付いているのが特徴。

逆にそれが一見枯れているようにも見えてあまり見栄えはしない?

絶滅危惧種Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。

  :王ケ鼻

12:35 王ケ鼻に、松本市内を眼下に見ながら昼食。中央・北アルプスは雲の中だった。

    

:霧ヶ峰方面         :鉢臥山方面

  :牛伏山の管理牛?

14:20 山本小屋への帰りは自由行動、花を再確認しながら戻る。

      

その他にマルバシモツケ、キバナコマノツメ、ヤマブキショウマが咲いていました。

   ”起こすな!!”

そろそろ起きないと?

     **********

            行程:標高差約50m、約9.5Km、約3時間  

          11:00 山本小屋 ⇒11:20 美しの塔 ⇒11:30 塩クレ場 ⇒12:00 王ケ頭

           ⇒12:35~13:00 王ケ鼻 ⇒13:30 王ケ頭 ⇒14:20 山本小屋

                                                **********   

   昔は美ヶ原という名はなかった。

   二百七十年前の元禄時代に放牧場として利用したという記録があり

   その後も農閑期の牛馬の休養場になったことはあったが、

   人間の楽しむ美しい原として登場したのは、昭和になってからだという。

   山麓の住人の山本俊一氏がこの高原を愛して、道を開き、粗末な笹小屋をたてた。

   それが今の山本小屋の基である。

   以来訪れる人が次第に多くなり、現在では多すぎるという嘆息さえ生じてきた。

   故山本翁を記念した「美しの塔」が建ち、その裏面に前記尾崎喜八氏の詩が刻んである。 

    しかしその詩人も、今日の原の滔々たる俗化を歎き、

   「雄大な展望だけは昔に変わらぬ朝夕を、

         私の詩が吹きわたる風の中でその挽歌を歌っている・・・」と記している。 

                                      (日本百名山:美ヶ原より抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


草津白根山

2012年07月05日 | 日本百名山

7月4日(水)草津白根山に登ってきました。

M旅ツアー、TDはK桐、K林の両名、KKコンビです。

**********

 白根と名のつく山は、南アルプスの白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)日光白根と草津白根がある。

白根が白峰あるいは白嶺から来たことはいうまでもない。

 志賀高原から渋峠を越えて草津に出る途中、芳ケ平あたりで、眼の前にこの山を大きく見上げる。

今はバスが通じて便利になったが、以前は馬の背やカゴに揺られて行っやという万座温泉、そこから

この山は近い。 (注:白根山に登ったと思われる=現在は火山ガスの関係で登れない)

(中略) この山の南方三キロに本白根山がある。こちらの方が十数メートル高いから、これを草津白根の

本峰と見なすべきかもしれない。(日本百名山:草津白根山より抜粋)

 

この案内図を見ても白根山がいくつかある。

左上の白根山△2160これが深田久弥が紹介した草津白根山 ⇒現在は登れない。

左下に本白根山△2171があるが、これは何なのかよくわからない。(登山道も不明)

今回登ったのは、その下に遊歩道最高点とかかれた場所だ。

(この案内図には載っていないが遊歩道最高点の下に本白根山の三角点がある、

ここも火山性ガスの発生があるので通行禁止となっていた=往復30分程度でピストン可能か?)

   

参加者は総勢31名、大型観光バス利用で、11:15 白根山レストハウスへ。

天候は”ピーカン”気温も25℃を超えていた。(標高は2000mを越えている)

まず「湯釜」を見に行った、観光客も登ってくる。

火山性ガスが溶け込んだ酸性水が見せる、”色のマジック”です。

        ”クリック”すると大きくなります

:アカモノ           :ツマトリソウ        :タンポポ(多かった!!) 

:奥のピークは「逢ノ峰=2110m」手前の池は「弓池」

12:10 逢ノ峰へ、整備された木道を登ります。

  :湯釜方面     :草津白根山?

12:20~12:40 この ”VIEW” を見ながら昼食です。

  :下に見えるのが分岐

逢ノ峰ゲレンデの木道を「本白根スキー場分岐」めざし下ります。

   

リフトを横目に、ゲレンデを横断し、林に入っていきます。(いい天気だぜう・・・)

        

:ミツバオウレン                      :イワカガミ

ダケカンバ、ナナカマドの林を抜けると視界が開ける。

  :カモシカ?

本白根山の火口跡が目前に拡がる、何か動いてる!!大きな動物だった。

斜面には待望の「コマクサ」の群落が。  『一挙公開します・・・。』

         

         

「赤」が強いものが多い。

   :火口跡内を歩く

火口跡内で見た花たちです。↓

           

                :ゴゼンタチバナ       :コケモモ          :地衣類(ミヤマハナゴケ)  

:地衣類(ミヤマハナゴケ)

  地衣類は菌類と藻類からなる共生生物で、外見が似るコケ植物と混同されるが、菌類であって植物で

  はない。  ミヤマハナゴケは、高山の地上に生育する地衣類。地衣類の菌類と共生する藻類との関係

  は原則として特定のパートナーと共生関係を結ぶと考えられている。

  :前方に探勝道最高点

 

13:45 「探勝歩道最高点」へ着く、今日の”折り返し地点”最高峰になる、展望です。↓

         

:本白根山2170mピーク?  :本白根山展望所      :本白根山三角点ピーク(通行禁止)

  :本白根山展望所ピーク

   :本白根山展望所

14:10 本白根山展望所(混んでる)、山頂からの展望です。↓

         

:四阿山(奥のピーク)   :雲を被った浅間山   :草津温泉街  

  :鏡池

14:35 「鏡池」に着く。

 鏡池:旧火口跡に水が溜まってできた。冬季の凍結によって底の石が大小に分離され、円形や亀甲形

   に並ぶ、全国でも珍しい現象がある。水量が減る秋には地底の幾何学模様が見られる。

15:20 登山道をグングン下り、「本白根スキー場分岐」に、ここからは舗装道路を歩く。

  「弓池」奥の山は逢ノ峰

「弓池」を一周する、ワタスゲが見事だった。↓

      

      :ハイ松の艶姿です

15:45 レストハウスへ戻る、雲が出てきていた。

   :町営岩櫃(城)温泉

17:00 町営岩櫃温泉で汗を流し、帰途に着いた、ちなみに入浴料は400円でした。

 http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/

 ***********

           行程:標高差155m、約8.5km、4時間30分  

       11:20~12:00 湯釜往復 ⇒12:10 逢ノ峰登山口 ⇒12:20~12:40 山頂(昼食)

       ⇒12:50 本白根スキー場分岐 ⇒13:15コマクサ群生地 ⇒13:40 展望所分岐

       ⇒13:45 探勝道最高地点 ⇒14:05 展望所分岐 ⇒14:10 本白根展望所 ⇒14:35 鏡池

       ⇒15:20 本白根スキー場分岐 ⇒15:30 弓池 ⇒15:45 白根山レストハウス