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・・・🌤  夏山も終盤に  ☀・・・

斜里岳(1547m)

2013年08月31日 | 日本百名山

8月27日(火)斜里岳(1547m)に登ります。

:緑青荘夕食

前夜泊まった清里温泉・緑清荘の夕食です、3000kcalはあったでしょうか?

:斜里岳は、知床半島の付け根にある。

知床火山群と阿寒火山群のほぼ中間にある秀麗な火山。

山頂は斜里岳、南斜里岳、南斜里岳、西峰の3つのピークからなる。

”シャリ”はアイヌ語で「葦の生えた湿原」という意味。

まさに葦原にそびえる山、原名はオンネプリで「老いた山」

予報は、5:00 宿舎からバスで登山口の「清岳荘」へ向かう。

:ガイド

新装なった清岳荘、登山口のガイド、”出没”の記事も。

ガイドとTDから ”沢の渡渉” に関するアドバイスがあった。

  『沢を歩くつもりで躊躇しないで』

沢に入ることを嫌い、滑る石に飛び・着地すると転ぶことがあるからだという。

(このアドバイスは良かった、結果的に転んだ人はいなかった)

5:50 清岳荘をスタート、林道を約15分歩いて登山口へ。

      

:マツヨイグサ        :アキノキリンソウ      :ヨツバヒヨドリ

斜里岳はかねてからその姿を写真で見て、私の憧れの山の一つであった。

初めてその実景に接したのは昭和34年8月下旬であった。

釧路から網走に向かう汽車に乗って、釧路と北見の国境を越え、

 斜里原野に下って行く途中、車窓の右側に大きく現われたのが斜里岳であった。

~中略~ 斜里岳を最も美しく眺め得る所まで来た時、天は私たちのために快く晴れて、

 青空をバックに、左右にゆったり稜線を引いた、憧れの山の全容を見せてくれた。

                                     (日本百名山:斜里岳より)

:登山口

6:05 登山口(650m)、沢沿いの道を進む。

:沢

こういった沢を15~16回渡り返す。

:沢沿い

時には沢沿いの道も。

      

:クロクモソウ        :ミヤマダイモンジソウ    :オオカニコウモリ

      

:タケシマラン        :アズマギク         :ミソガワソウ

沢沿いに咲いていた花と(実)。

クロクモソウとミヤマダイモンジソウが主役だった。

:下二股

6:55 下二股(845m)分岐、ここで旧道(沢コース)新道(尾根コース)に分かれる

:一の沢の連瀑

 下二股から沢の傾斜がきつくなってくると滝が現れる。

 新道が合流する上二股まで、名の付けられた滝が9つ懸かる。

 コース上から視認できるのは以下の通り。

 下から①白糸ノ滝 ②水簾ノ滝 ③羽衣ノ滝 ④方丈ノ滝 ⑤七重ノ滝 

     ⑥見晴ノ滝 ⑦竜神ノ滝 ⑧霊華ノ滝 と続く。

 とくに水簾ノ滝は一枚岩の岩盤を滑らかに流れる様が美しい、規模も一番だ。 

:滝

滝を渡る。

滝沿いを登る。(花はシラヤマギク)

クロクモソウの花

      

:キツリフネソウ                       :ダースベイダー 

:方丈の滝

7:56 方丈の滝通過。

      

:トウヒレン          :トリカブト        :レイジンソウ(キンポウゲ科) 

ハクサンボウフウ 

:上二股分岐

8:55 上二股(1230m)分岐、山頂まで約1時間、エネルギー補給。

:神域

      

:ナナカマド          :ノアザミ          :ヒョウタンボクの実(有毒)

:胸突き八丁

9:26 ハイマツ帯を抜け、9合目(1370m)傾斜がさらにきつくなる。

:ガレ場の登り

馬の背への最後の登り(まだガスがかかっている)

周囲はお花畑、地味~な花が咲いていました。

      

:チシマフウロ        :エゾキンバイ      :レイジンソウ(開花)

      

:タカネトウウチソウ     :サマニヨモギ     :ウメバチソウ

9:35 稜線に出ました、の背(1430m)です。

斜里岳(ニセピーク)ガスが晴れてきた。

      

:ミヤマダイコンソウ     :エゾツツジ       :ヒメクワガタ

山頂を前にてきました。

:斜里神社

鞍部に鉄製の斜里神社が祀られていた。

   

ウメバチソウが祠をガードするように咲いている。

10:00 斜里岳山頂、2度目の挑戦で100名山を完登したF田氏と記念撮影

晴れてはいたが、眺望を楽しむまではいかなかった。

:上二股分岐

11:03 上二股分岐、下りは新道(尾根コース)へ

:簡易トイレ

簡易トイレが設置されている。

:熊見峠

12:04 山腹を巻いて熊見峠(1230m)へ

上二股と同じ標高、これから沢へ下る、眺望はいいが小雨で何も見えず。 

熊見峠からの下りは道がぬかるんでおり気を使った。 

無理に作った道は、おうおうにしてこういったことがある。

:斜里岳

樹林のきれたところから「斜里岳」が顔を出してくれた。

:オオシシウド

13:18 下二股分岐に、旧道との合流点。

        

:アカバナエンレイソウ(北海道には違ったエンレイソウがあるとの話)    

下山口を前にして、スズメ蜂が行く手を旋回し、偵察行動をしている。

これを振り払おうものなら、援軍を呼び攻撃してくるという。

「蜂をはらわないで!!」との指示を出して事なきを得た。

同行メンバーT橋さんの豊富な知識と経験が活きた。

【山・木・植物・花・キノコ】と薀蓄に富んだ話は参考になった。

:清岳荘

14:30 「清岳荘」に無時下山。

バスで今日の宿舎、雌阿寒温泉・野中温泉別館へ移動した。

:夕食

民営の国民宿舎・野中温泉別館。

強い硫黄泉の湯治場。総トドマツ造りの湯船と露天風呂は、”秘境の湯”を演出していた。

***

             行程:標高差885m、約10km、8.5時間  

        5:00 清里荘発 =5:50 清岳荘 ⇒6:05 登山口 ⇒6:55 下二股

         ⇒7:23 羽衣ノ滝 ⇒7:56 方丈ノ滝 ⇒8:55 上二股分岐 ⇒9:35 馬の背

         ⇒10:00~10:20 斜里岳山頂・昼食 ⇒11:03 上二股 ⇒12:04 熊見峠

         ⇒13:18 下二股 ⇒14:30 清岳荘 

    日本百名山【91】完登

  今日のtwins  

新しい椅子を買ってもらいました。 (隔離用ではありません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


羅臼岳(1660m)

2013年08月30日 | 日本百名山

8月25日~28日まで3泊4日で北海道へ遠征しました。

Ⓜmaitabi 利用、TDはK室・室Iのコンビです。

道東三山、羅臼岳・斜里岳・雌阿寒岳に登ります。

下山後、温泉付きの宿舎に3泊する大名旅行です。

8月25日(日)岩尾沢温泉へ移動

:オホーツク海

:オシンコシンの滝 

羽田~女満別空港に飛び、バスで知床半島の岩尾沢温泉ホテル”地の涯”

に移動、17:30にホテルに荷を下ろした。

知床はアイヌ語で”地の涯”という意味、文字通りどん詰まりの一軒家。

温泉も食事も、明日の鋭気を養うには十分の環境だった。

:地の涯

:夕食

  **

8月26日(月)羅臼岳(1660m)に登ります。

5:00 天候は、朝から雨が降っており、合羽着用の完全装備で出発。

ガイドは北海道在住の羽佐間さん、「愛煙家」だ。:ホテル前

【日本百名山:羅臼岳】  羅臼岳を紹介しましょう。

千島を失った今日、日本の東北端は知床になった。

オホーツク海に向かって長く差し出したこの半島は、

 荒涼とした僻地に憧れる人たちにまだ夢を残している。

その知床の代表として羅臼岳を挙げるのは、決して不当ではあるまい。

知床半島というのは細長い山脈の突出であって、殆ど平地がない。

海のきわまで山が迫っている。

その山脈のおもな峰々を半島の付け根の方から数えて行くと、

 海別岳、遠音別岳、羅臼岳、硫黄山、知床岳などがあり、羅臼岳が最も高い。  

雨で精神的に重くなった足を動かし、トドマツとミズナラの広葉樹林帯を登って行く。

:エゾユズリハ

林床にエゾユズリハが目立つ(雨に打たれ光っている)

イチヤクソウ、小さなラン類も顔を出している。

:オホーツク展望台

6:02 「オホーツク展望台」へ、雲海の先がオホーツクだが見えない。

      

:オオサカモチ        :シャクジョウソウ      :ホタルサイコ

:650m岩峰

ここからの道はアリの巣が多く点在し、熊の出没ゾーン目撃情報も多い。

昨日のバス移動で、キタキツネとエゾシカは見た。

熊に遭ってみたい気もするが、この雨では熊も・・・。

:弥三吉水

6:58 「弥三吉水:800m」水場。

北海道の水は”エキノコクス”という寄生虫がいるので、生水を飲むなが常識だ。

水量も多いので、市販していない”ミネラル水”をいただいた、うまい。

雨は降ったり、やんだり、樹林帯を歩いているので気にはならないが。

:ダケカンバ

道を塞ぐ”ダケカンバ”冬の厳しさを想像させるに十分な資料だ。

連続して「頭注意!!」の登山道だ。

:極楽平入口

「極楽平」といっても眺望があるわけではない。

単に起伏のない道といったところか?

:銀冷水

極楽平から仙人坂を登る、登りきると「銀冷水」ここの水は飲めない。

簡易トイレ設置工事が行われていた。

完成すれば、簡易トイレ用の袋を持参し、ここで用を足し、袋は下に持ち帰ることになる。

(ホテル”地の涯”で袋を販売していた)

:大沢(雪渓)入口

銀冷水から少し登ると視界が開ける。

8:30 大沢の雪渓入口だ。両側はお花畑、北海道ならではの花が咲いていた。

      

エゾリュウキンカ    :エゾコザクラ      :エゾキンバイ

      

エゾツツジ       :アオノツガザクラ      :エゾノツガザクラ

:雪渓

      

チシマクモマグサ    :ハイオトギリ        :イワヒゲ

:羅臼平

9:09 雪渓を登り、ハイマツ帯になると羅臼平に。エネルギー補給の指示。

ここは羅臼岳と三峰の分岐、三峰は見えるが、目指す羅臼岳はガスの中。

フードボックス」が設置されている、北海道らしい風景だ。

:正面に羅臼岳

:ハイマツ帯

ハイマツ帯を登って行く、目標がみえない山を・・・。

:石清水

9:48 石清水で一服、小雨が降り続いている。

ここから岩稜帯の登りに、花も出てきた。

           

シコタンソウ      :シコタンソウ(北岳)

羅臼岳のシコタンソウは本州のそれと比較すると明らかに違いがある。

      

:シモツケ          :稚児車            :イワブクロ

      

:コケモモ          :イソツツジ          :フスマ類?

:ニセピーク

ガスが流れ、も差す時も出てきた。

:山頂

山頂が見えてきた、リュックをデポし山頂へ。

:山頂

10:28~10:38 羅臼岳(1661m)山頂

北方四島の眺望はないが、オホーツク海側は見えた。

:三角点

珍しい三角点(岩にそのまま埋め込んである)

       

山頂は岩稜帯、わずかな土を利用して「ミクロコスモス」が形成されていた。

中心はイワウメかもしれない。

11:12 石清水まで降りて昼食、小雨は断続的に降っている。

:大沢雪渓

12:27 大沢の雪渓を下り、銀冷水へ。

      

:キソチドリ          :イチヤクソウ        :ソバナ

:オホーツク海

13:56 オホーツク展望台、今度は海が姿を見せてくれた。

:登山口

14:30 無事登山口へ、雨は上がっていた。

:ドラマ

ミソガワソウに蝶が停まっていると思って撮ったが、蝶が動かない。

蜘蛛に掴まれていたからだ。 蝶の味方をして、逃がしてやった。

***

         行程:標高差1440m、約14.4km、約9時間 

       5:00 登山口 ⇒6:02 オホーツク展望台 ⇒6:58 弥三吉水 ⇒8:30 大沢の雪渓

        ⇒9:09~9:20 羅臼平 ⇒9:48 岩清水 ⇒10:28~10:38 羅臼岳山頂

        ⇒11:12~11:30 岩清水・昼食 ⇒12:27 銀冷水 ⇒13:56 オホーツク展望台

        ⇒14:30 岩尾沢登山口 

        日本百名山【90】完登

  今日のtwins 

:雷を初体験

先週横浜は雷雨に見舞われました。 その時のtwinsの様子です。

 

******

     斜里岳・雌阿寒岳は後に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


白山

2013年08月21日 | 日本百名山

8月16日からバス1泊2日で白山(石川県)に登ってきた。

パートナーは K隊員(73歳)です。

8月16日(金)22:45 渋谷発夜行バスで金沢駅へ向かいます。

:JR金沢駅

6:00金沢駅着、朝食。

6:45発 北陸バスで「別当出合」まで2時間の移動が続きます。

:別当出合

9:10 別当出合着、横浜からバスを乗り継いで12時間の旅でした。

国立公園「白山」、”自然を後世に伝える努力”をしています。

日本三霊山の一つ「白山」を紹介します。

~中略~ 白い山という名を持った山は、欧州にモン・ブラン(モンは山、ブランは白)があり、

ヒマラヤにダウラ・ギリ(ダウラは白、ギリは山)がある。

そしてわが国の代表は白山である。

祭神は比神で、比は姫であり、越中立山の雄勁な山勢の雄山神に対して、

加賀白山の優美な山容を比神として崇めたと伝えられる。

たしかに白山ほど、威あってしかも優しい姿の山は稀だろう。

                    (日本百名山:白山より抜粋)

:砂防新道入口

9:15 吊橋を渡り、「砂防新道」を登ります。(約4時間の歩程)

行程は「ほぼ緩急織り混ぜて」の登り、道は整備されています。

:標示も充実

標示も充実しているが、歩程ではなく水平距離(GPS)のようだ。

      

野草類に混じり、ソバナが迎えてくれた。  

      

クサボタン3態・蕾     開花              実待ち 

:樹林帯

空は晴れている、樹林帯が暑さを和らげてくれる。

      

:ツルニンジン        :ツクバネソウ(実の状態を見て命名された)

:中飯場

9:58 「中飯場」着、休憩。水もある休憩所だ。

:天候晴れ

:外来種駆除隊

外来種駆除隊(ボランティア)の活動を登りで見ました。

ハクサンオオバコを、外来種のオオバコから守るため、オオバコの駆除をしている。

(外来種のオオバコは登山靴等に付着し、繁殖したもの)      

ハクサンの名がついた花は全部で18種類ある。

江戸時代、都に最も近い白山に多くの学者が訪れ、植物の研究が行われた。

新発見の植物に「白山」の名を付けた。

それが現在の標準和名の「ハクサン」を冠した植物につながる。

①フウロ  ②チドリ    ③シャジン ④イチゲ ⑤オミナエシ ⑥トリカブト

⑦コザクラ ⑧シャクナゲ ⑨アザミ ⑩タイゲキ ⑪ハタザオ  ⑫ボウフウ

⑬イチゴツナギ(イネ科) ⑭カニコウモリ ⑮カメバヒキオコシ(シソ科)

⑯サイコ(セリ科) ⑰スゲ ⑱オオバコ

 このほかにもゴゼンタチバナは白山の主峰・御前峰に因む、オヤマリンドウは御山

(白山)を指しているといわれる。

      

:ホトトギス         :ズダヤクシュ(実)    :クロクモソウ

   

:センジュガンビ

観光新道尾根

10:50 「別当覗き」から見た観光新道(下山路)

:渋滞に

甚之助避難小屋の急登を前に渋滞が・・・。

:甚之助避難小屋

11:40~12:00 甚之助避難小屋へ、昼食。

水場も水洗トイレもある、多くの人でベンチは埋まっていた。

:南縦走路

南縦走路(別山へ行く路)ピークは油坂の頭(2256m)か。

:黒ボコ岩

真ん中の岩が黒ボコ岩、お花畑を登る。

      

:ハクサンボウフウ

      

:ダイレイジンソウ      :ダイモンジソウ       :カラマツソウ

:南竜道分岐

12:20 南竜道分岐、黒ボコ岩へ最後の登りが始まる。

お花達がサポートしてくれた。

      

:ニッコウキスゲ       :メタカラコウ        :ミヤマキンバイ

      

:ヨツバシオガマ      :ミヤマダイコンソウ     :マツムシソウ 

:延命水

13:08 延命水、水が豊富な山だ。

:蝉

      

:シモツケソウ        :コウゾリナ         :タカネナデシコ

:黒ボコ岩

13:15 黒ボコ岩(2320m)に、大休止。

:室堂まで900m

:御前峰

弥陀が原からみた御前峰(2702m)道は「五葉坂」

:ここから神域

黒ボコ岩から弥陀ヶ原へ入れば「室堂センター」の屋根が見えると思っていたが、

屋根が見えない?五葉坂を登った先に室堂センターがあることを知る。

:室堂センター

13:45 室堂センターへ、4時間30分かかった。

宿舎は「こまどり」寝床は布団1枚確保できた。

御前峰は明日登るので、麓の「室堂平」を散策した。

      

:イワギキョウ(花が上を向いている)           :ミヤマキンポウゲ

      

:コバイケイソウ       :ネバリノギラン       :アオノツガザクラ      

      

:クロユリ(石川県の花)3態

      

:ハクサンフウロ       :白いハクサンフウロ   :ミヤマリンドウ

全体に小振りだが多くの花が咲いていた。

コバイケイソウは例年にない豊作開花、ハクサンボウフウも多かった。

(室堂センターに常駐している「自然観察員」が説明もしてくれる)

:日没

夕食前に「日没」を撮りに、いい絵が撮れた。

:夕食

”かって”の山小屋らしい、夕食だった。

***

8月18日(日) 3:45起床、御来光が見られるようなら、神社の太鼓が知らせてくれる。

自分は聞かなかったが、太鼓はたたかれていたようだ。

4:00 ヘッドランプを着けて小屋を発った。往復2~2.5時間の歩程だ。(含む御池巡り)

:御池巡りコース

ガスが流れている、視界も悪かった。

:白山奥宮

4:40 白山奥宮着、まだ暗い。日の出まで時間があるのでここで風をよけた。

:山頂

5:00 御前峰山頂、渋滞するまえに一足早く撮った。

:老若男女

日の出を待つ”老若男女”、時折ガスが晴れ空が明るくなるが、またガスに覆われる。

5:10 宮司さんが岩の上で白山神社の縁起等を語り、「万歳三唱」で締めた。

御池巡りは視界が悪いので、「このまま下山するよう」にとの言葉も忘れない。

最後まで御来光を見るべく粘ったが、あきらめスゴスゴ下山した。

:朝食

6:05 室堂センターへ下山、朝食を食べ、下山準備。

小屋の玄関に、こんなポスターが。不思議な数字ですね、これも神の成せる技か?

7:05 室堂センターを後にする。

下山の歩程は5時間、金沢駅行のバスは13:30発、充分に余裕を持った行程だ。

:弥陀ヶ原

五葉坂を下り、弥陀ヶ原へ。日も差してきた。

      

チングルマの群落がありました。

      

:イブキトラノオ       :イネ類            :トウヒレン

朝露が演出してくれました。

:黒ボコ岩分岐

7:20 黒ボコ岩へ、下山は右「観光新道」を行きます。

道はせまく、足元も良くないがその名の通り、お花畑が待っていた。

      

:朝露をお楽しみ下さい                   :ミヤマホツツジ    

      

:ダースベイダー      :メタカラコウ         :カライトソウ

      

:マツムシソウ(多かった) :ホツツジ(紅葉している) :オトギリソウ 

:お花畑

いくつの花が写っているでしょうか

      

:ミヤマオトコヨモギ     :ハクサンアザミ      :ハクサンタイゲキ

8:48 殿ケ池避難小屋に、水は涸れていた。下山路が俯瞰できる。:甚之助避難小屋

南に甚之助避難小屋が見える。

:アキアカネ

山はもう秋ですね。

      

:ヨツバヒヨドリ       :ミヤマコゴメグサ      :ハクサンオミナエシ

:中間点

9:27 中間点まで降りてきた。 

高山植物も一段落し、花も野草に変わってきた。

登ってくる登山者はポツポツいる、一様に息が荒い・・・。:

:別当坂分岐

9:55 別当坂分岐、真直ぐ下れば(白山禅定道)市ノ瀬登山口へ通づる。 

野草が目立つ。

      

:ツルリンドウ        :ミソガワソウ         :エンレイソウ

      

:カメバヒキオコシ      :カニコウモリ        :サンカヨウ(実)

:最後の標示

”駆除対象”のオオバコが繁殖していた。

:別当出合

11:00 別当出合へ着いた。

昼食弁当を食べ、缶ビールで乾杯し、13:30のバスで帰途に着いた。

日本百名山は【90】になりました。

***

白山国立公園の取り組みについて

1)ゴミの持ち帰りの徹底・・・

  山小屋で購入した缶ビールの空き缶もその対象

2)外来種の駆除

  ハクサンオオバコを外来種のオオバコから守るために、登山道脇に生えたオオバコをボランティア

  の手をかり、駆除(根っこから抜く)していた。

自然を後世に残す、守る姿勢に感心した。 1)についてはどこでもできることだと思うが。

:ミヤマシシウド(背景は油坂の頭)

:ミヤマアキノキリンソウ

*****

          17日 行程:(標高差1190m、約6km、4時間30分) 

        6:45 JR金沢駅(北陸バス) =9:10 別当出合バス停 ⇒9:15 登山口

         ⇒9:58 中飯場 ⇒10:50 別当覗き ⇒11:40~12:00 甚之助避難小屋・昼食

         ⇒12:20 南竜道分岐 ⇒13:08 延命水 ⇒13:15 黒ボコ岩 ⇒13:45 室堂センタ-

                                   

          18日 行程:(標高差252m、約8km、約5時間) 

         4:00 室堂センター ⇒4:40~5:35 御前峰 ⇒6:05 室堂センター・朝食

          ⇒7:05 室堂センター ⇒7:20 黒ボコ岩(観光新道) ⇒8:48 殿ケ池避難小屋

          ⇒9:27 中間点 ⇒9:55 別当坂分岐 ⇒11:00別当出合 =13:30発JR金沢駅

          =16:00 JR金沢駅 =17:17発 特急ハクタカ =越後湯沢経由横浜へ

 今週の twins 

18日、地元の夏祭りに、祖母手作りの「甚平」を着て出陣です。

今日で10ケ月になりました。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


御巣鷹山(三つ峠)のレンゲショウマ

2013年08月12日 | 二百名山

8月11日(日)レンゲショウマに誘われ御巣鷹山(三つ峠)に行ってきました。

今回の目的は、レンゲショウマ(蓮華升麻)を撮ること、登山は手段です。

T崎隊員がパートナーです。

:三つ峠山は、木無山(1732m)開運山(1765m)御巣鷹山(1775m)の三山の総称。

  富士山の展望が良いのと、植生の豊かさで知られる。 

ここ数日の日本列島は太平洋高気圧に覆われ猛暑が続いている。

この日も甲府と高知県で40℃を超える気温を観測していた。

最低気温が30℃を下回らないという。

異常高温注意報も出ていた。

:三つ峠登山口バス停

10:05 三つ峠登山口バス停、いいです。

:トヨノカ?

:イブキボウフウ

:ヨツバヒヨドリ

ヨツバヒヨドリとアサキマダラ

:登山口

10:30 登山道入口、駐車場は一杯でした。

(木無山・開運山ならピストンで3時間足らず、ハイキングです)

:蕾

:咲こうかな?

:タマアジサイ

タマアジサイ、ヤマアジサイ今が盛りとばかり、咲いていました。

:ヤマアジサイ

カミキリムシが参加してくれました。

:レンゲショウマ

レンゲショウマ(キンポウゲ科レンゲショウマ属)

  本州の主として太平洋側の深山に生える多年草。茎は高さ40~80cmになる。

  茎の上部に淡紫色の美しい花をまばらにやや下向きにつける。花は径3.5cm。

  和名は蓮華升麻。升麻はサラシナショウマ似ていることからこの名がある。

  ガクは花弁状で7~10個、花弁の先は紫色。  花期は7~8月。

  (小さい写真はクリックすると大きくなります)

          

登山口から20分レンゲショウマが姿を見せました。

林床に”普通”に咲いています。

:休憩ベンチ

:ミヤマオダマキ(少し早かった)

:クガイソウ

:コオニユリ

:ノアザミと赤トンボ

:オカトラノオ

:開運山(木無山から)

11:55~12:10 木無山頂、空いたベンチで昼食。

:御巣鷹山

昼食もそこそこに、開運山はトラバースし、御巣鷹山へ向かう。

:ソバナ

樹林帯を歩く、涼しい。

山頂付近は登山道が”四分五裂”、ここは「御巣鷹山中道」という。

:ヤマハハコ

:タカネシュロソウ

      

:シシウドと御巣鷹山山頂、雲が出てきた、暗雲が。

:山頂アンテナ

12:30 御巣鷹山頂、アンテナが支配した山だった。(三角点も未発見)

:標示

ここから茶臼山・大幡山を越えて清八山へ行く。

あまり歩かれていない登山道、標示も淋しいものがある。

:都留市からの登山道分岐

歩く人は少ないので道は荒れている。

林床に咲くレンゲショウマは木無山登山道より豊富だった。

      

         

:カシワバハグマとアサキマダラ

:メタカラコウ、花は下から順番に咲くようだ。

:茶臼山

13:18 茶臼山(1513m)三角点もない、雷が鳴り始めていた。

      

13:30 大幡山(1531m)通過

:清八山鞍部鉄塔

13:42 大幡山と清八山の鞍部、空は晴れているが東側の空で雷が鳴っていた。

:蛙

蛙も雷から避難中、しかも雷の鳴る方向へ移動していた。

:清八山頂

14:07 清八山への登りはきつかった。

気圧の変化で風が吹いていたので助けられたが。

:富士山の方向

今回も富士山は雲の中だった(手前は三つ峠の稜線)

:御坂山塊

清八山頂で一息入れてると、雷が近づいてきた。 ろ!!!

:清八峠

14:16 清八峠

:登山口

14:52 登山口に(看板が新調されていた)

:清八山の稜線

無残に禿山になった登山口、清八山から本社ケ丸への稜線

:wanted

 

:ハンゴンソウ

:クズ(国栖)

:これくらい目立たないと蜂も蝶々も気が付かないかも。

:追分トンネル

:追分

15:46 国道20号線(甲州街道)追分、ここから笹子駅までは30分。

:笹子駅

16:10 途中にあったが、無事笹子駅に着いた。

レンゲショウマと雷に追われた、T隊員歳の「Birthday登山」は無事終わった。

***** 

           行程:標高差500m、約13.2km、6時間 

       9:30 富士急河口湖駅 =9:40 三つ峠登山口(バス) =10:05三つ峠登山口

        ⇒10:30 登山道 ⇒11:10 休憩ベンチ ⇒11:55~12:10 木無山(昼食)

        ⇒12:30 御巣鷹山 ⇒13:18 茶臼山 ⇒13:30 大幡山 ⇒14:07 清八山

        ⇒14:16 清八峠 ⇒14:52 登山口 ⇒15:46 追分 ⇒16:10 JR笹子駅 

  twins  

 :hina-bou

あとちょっと。

 :mei-exp

もうすぐ10ケ月、ここまできました。

外が気になります。     

 

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

 


北岳~間ノ岳~塩見岳縦走(その2)

2013年08月11日 | 日本百名山

8月5日(月) 3日目

 △熊ノ平小屋 ⇒安倍荒倉岳 ⇒新蛇抜山 ⇒北荒川岳 ⇒塩見岳 ⇒天狗岩 ⇒塩見小屋 

 

:塩見岳まで360分

昨夜が降っていたが朝にはやんだ。

5:10 空のなか小屋を発つ。

「仙塩尾根」に出るべく登って行く。 

樹林内の登山道は尾根の少し下にある、したがって眺望はない。 

一度尾根に登ってきたが、切れ立った崖だった。 

安倍荒倉岳

5:40 安倍荒倉岳通過(日本百高山99番:2693m)

      

:クルマユリ         :シャクナゲ         :ゴゼンタチバナ

:竜尾見晴台

「竜尾見晴台」で一旦尾根に出る(後方のピークは安倍荒倉岳か?)

正面には伊那の山々がガスに霞んでいた。深い山中にいることを意識できた。

:新蛇抜山

7:00 新蛇抜山に寄る。

樹林帯に戻る、この樹林はほぼ原生林だろう。

朽ちた倒木に地衣類が繁殖し、小さな宇宙を作っている。

      

菌類が作る「ミクロコスモス」

:北荒川岳

樹林帯を離れ再度尾根に、ガスの中ハイマツ帯を登り切ると 8:20 北荒川岳(2698m)だ。

晴れていれば塩見岳が正面に迎えてくれるのだが・・・。

ガレ場に何か咲いている、ピンクの花、タカネビランジだった。

ガレの足場に注意しながら撮ってきた。(この花はいつもデンジャラスな場所に咲いている)

      

平坦な広い山頂に戻って先へ進むと、ポツポツと咲いている。

「危険を冒す」必要はなかった!!(よくある事だが)

      

:イブキジャコウソウと   :ミヤマコゴメグサ

:山頂

広いザレ場、西側は大崩壊し岩だらけだが、東側は小さなお花畑だった。

:旧キヤンプ場

8:45 旧キヤンプ場、行程の中間点になる。

ここからダケカンバとマルハタケブキの天国、登山道はその真ん中にある。

何かいる

      

:タカネコウリンカ      :twins            

南アルプスの群生は半端じゃない、「this is 群生」 だ。

マルハタケブキは毒性があり、鹿も食べない、その結果群生として繁殖している。

何故かタカネコウリンカが共生していた。

:塩見岳東峰への登り

9:51 楽しい天国歩きは終わり、塩見岳東峰への登りが始まる。

足元はガレていおり、右側は切れ落ちている、10分歩いて5分休みのペースで登る。

:左側カール

上部はザレているので気が抜けない。

:北俣岳分岐

10:27 ピッチで分岐へ、蝙蝠尾根(蝙蝠岳を経てに券小屋へ下る)はここから始まる。

:縦走路

一旦下り、岩稜帯へ。ガスが晴れると縦走路が見える、一瞬だが。

       

:マンネングサ(蕾)    ⇒(開花)           :トウヒレン  

        

:イワベンケイ(雄花)    (雌花)             :シコタンソウ・イブキジャコウソウ 

山頂を前にお花畑、南側斜面は土壌保護が施工されている。 

南アルプス、シコタンソウはどこへいっても咲いていた。   

:東峰

11:21 塩見岳東峰へ、小雨の降る中昼食。眺望は、もちろん何も見えない。

塩見岳(3052m) 

 ~中略~三伏峠から塩見岳への道は、本谷山の上を通り、権右衛門岳の腹をまき、

迂回して行くので、かなり距離がある。

いよいよ頂上へ近ずくと、その手前に天狗岩と呼ぶジャンダルムがある。

それを越えて最後の急坂を登り切ると、塩見岳の頂上に立つ。

四周山ばかりで、南アルプスの雄峰を大かた見参することが出来る。

わけてここから眺めた富士山は、どこの山から眺めるよりもすぐれている。

それは距離と位置が、富士を美しく望むのに最も好適な条件を、

この山頂が有しているからであろう。    

:西峰

11:48 西峰、なぜかハングル表示が。”御札も”

:天狗岩

ここへきて、ガスも消えてきた、青空ものぞく。

西峰の下りは岩場の急斜面、自分も含めパートナーに緊張を促す。

落石は避けられない状況なので、距離をとって歩く。

塩見岳のジャンダルム「天狗岩」が前方に。 

:ジャンダルム【gendarme=フランス語】

 (憲兵の意味。登山用語)主峰の近くにあって、それを護るかのようにそびえる岩峰。

 日本では特に奥穂高岳のそれをさす。 

 :塩見小屋

13:00 塩見小屋着

ドリップコーヒーを飲んで一息いれる。

:夕食

17:00 夕食、サトイモのフライが美味だった。

18:00 就寝、あまり寝られなかった。

***

             行程:標高差446m、約9km、8時間 

       5:10 熊ノ平小屋発 ⇒5:40 安倍荒倉岳 ⇒7:00 新蛇抜山 ⇒8:20 北荒川岳

        ⇒10:27 北俣岳分岐 ⇒11:21~11:40 塩見岳東峰 ⇒11:48 塩見岳西峰

        ⇒12:13 天狗岩 ⇒13:00 塩見小屋

 ◆  ◆  ◆ 

8月6日(火)4日目

▽ 塩見小屋 ⇒本谷山 ⇒三伏山 ⇒三伏峠 ⇒鳥倉登山口 ⇒駐車場 =伊那大島駅

黎明五景

      

:御来光(今一つ)     :間ノ岳            :塩見岳への登り

   

:仙丈岳           :甲斐駒ケ岳   

:塩見岳

朝の塩見岳。

今日は”下界”へ降りる、鳥倉登山口から伊那大島駅行きのバスは14:25発、

下山に5~6時間かかるのでゆっくり出発してもいいが、

小屋ですることもないので、5:40 小雨の中下山開始。

:下山路

中央:三伏山 右:本谷山

傘をさし、ハイマツ帯を降りて行く、下山路が正面に見える。

樹林帯にはいる、昨夜の雨で濡れた足元に注意しながら歩く。

      

:トゲブキ           :エゾシオガマ       :セリバシオガマ

 モノカラーの地味~な花が多い。

:最後の塩見岳

樹林帯から見た( 最後の)塩見岳

:本谷山(2698m)

7:41 ハイマツに囲まれた展望のない本谷山頂。

マルハタケブキを中心としたお花畑をドンドン下る。

      

:ミヤマホツツジ      :アキノキリンソウ     :キソチドリ          

:三伏山(2615m)

8:54 三伏山頂、360°の眺望だがガスで何も見えない。

(ここから見る塩見岳が番とのことだが、残念、”自然”には勝てない)

:松ぼっくり

アオモリトドマツ(オオシラビソ)の特異な松ぼっくり。

ハイマツの松ぼっくり。(参考までに)

:三伏峠

9:10 ”日本一高い峠”三伏峠へ

このまま降りれば登山口でバス時間まで無為に時間をつぶすことになる。

少し長めの休憩・・・。(といっても5分)

:親切な標示

樹林帯、距離が標示されている標示板、歩く目安になる。

:木道

道は整備されているが、細い丸太の橋は要注意だ。

      

:オサバグサ        :イチヤクソウ         :コイチヤクソウ 

            

:ダイモンジソウ       : wanted         : wanted

針葉樹林帯、苔類の中から小さな花が咲いていた。

:親切な標示

/ が約15分、ペースを計算可能だ。

:カラマツの林床

:鳥倉登山口

11:55 鳥倉登山口へ降りた。

広いスペース駐車している車はない?ここはバス停、駐車場はここから40分下った場所にある。

ここにいてもしょうがないので一縷の望み(車に便乗)を託し、駐車場まで歩く。

:伊那大島駅

結局”一縷の望みは 叶わず”14:37発の伊那バスで伊那大島駅(JR東海)へ向かった。

JR飯田線で岡谷(JR中央線)まで出て、特急スーパーあずさで帰途に着いた。

サービスです。

 

:ウスタケ

食べられますかね?

         

シコタンソウ四景

***** 

              行程:標高差980m、約9km、約6時間 

         5:40 塩見小屋発 ⇒6:00 塩見新道分岐 ⇒7:41 本谷山 ⇒8:54 三伏山

          ⇒9:10 三伏峠 ⇒11:55 鳥倉登山口 ⇒12:40 駐車場 =16:20 伊那大島駅

 twins 

   

Twins も忙しい、這って歩けるようになったら、今度はお座りの練習・・・。