コキュートスの記憶

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主にガンダムを中心にしています。

ガンダムバンディエラ 最終話

2022年05月12日 | バンディエラ
□機動戦士ガンダム バンディエラ
 最終話



宇宙世紀0081年──
シモン・バラの授賞式でのインタビュー映像が流されています。
辛い戦争を耐え抜き、サッカーという文化を忘れず、
応援し続けてくれた世界中の皆様へ、心から感謝を──
シモンは、史上初の4冠制覇なんだそうです。

シモンは、エムエムと共に、ジオン本国を訪れていました。
彼女は、シモンに英雄さんがこんなトコにいて良いのとからかいます。
シモンは、ユーリー・コーベルの墓碑の前に立ち、
…とっくの昔に、こいつが手にしていたよ、と語ります。

宇宙サッカー連盟は、
ユーリーの戦死映像は、ジオン国営放送によるフェイク映像とします。
パイロットとしての戦果の総てもプロパガンダのための偽情報だと、
旧ジオン公国軍からの公式見解も表明されたとします。
現在生死不明とされるユーリー選手は、戦時中とは言え、
虚偽の報道に加担した上、多くの国民を煽動し、
サッカーの理念を汚したとして、連盟は、ユーリー選手の賞歴、
及び記録の統べてを抹消し、サッカー界からの永久追放を決定します。

エムエムは、公式には、生死不明となっている筈だけど、
どうして、民間墓地に彼のお墓が?と訊ねると、
シモンは、…さあな、と答えますが、
誰か本当のことを、知っている人が建てたのだろう…とも語ります。
また、ジオンの殆どの人間は、戦争責任を不問にされたのに…、
ユーリーだけが敗戦した国民の不満を受け止める器にされた…とも。

エムエムは、シモンが敵だった彼の墓前に来た理由を訊ねます。
シモンは、確かに戦った──そして、救われ、今ここにいると答えます。
次は、5冠を取るよ。それを言いに来たんだ──
ふたりは、ユーリーの墓碑を後にします。

エムエムは、月のアナハイムで、技術者として働くと話します。
シモンは、ア・バオア・クー戦には参加しなかったそうです。
シモンは、戦争は終わったのに、また作り続けるのか…?と。
エムエムは、もうパイロットじゃないから軍事機密は教えられないと。
シモンは、マーレの墓参りにも毎年行っているようです。

シモンは、エムエムと別れ、街をブラ付いていると、
子供に追い立てられる人物を目撃します。
売店のおばちゃん曰く、あの人物は、戦時中、
サッカークラブの名前を使ってた、ニセモノ部隊のひとりだとのこと。
この街は、アノ部隊の影響で、多数の軍隊志願者が出て、戦死者も。
で、追い立ててるのは、戦死した兵士の弟もいるようです。

シモンは、追い立てられる人物を投石から庇い、その顔を見ます。
シモンは、ユーリーやマーレたちを殺したセリダだと察知します。
が、彼女に怒りや憎しみをぶつけても、何も残りはしない…とし、
また新たな悲しみや怒りが生まれ、悲劇が繰り返されるだけだ──
そうだろう?ユーリー…と自問自答します。
そこへ、無理に手を引かれ、追い立てに参加していた少年が近寄り、
着ていたジャンパーをセリダに掛けます。
その下には、オクラント・レプスのユニフォームを着ていました。
少年は、皆レプスのこと、ユーリーのことを悪く言うけど、
シモンは、ユーリーとずっとライバルだったよね。
ユーリーはずっと、すごい選手だったよね…?と涙ながらに訊ねます。
シモンは、俺の一番の憧れだ。今迄もこれからもずっとな、と答えます。
少年は、いつか、ユーリーみたいになるのが夢なんだと語ります。
セリダは、そう言って走り出す少年の背中に、ユーリーの姿を見ます。

興味深いモビルスーツ、重要な地域や出来事、
既存キャラの深堀や魅力的な新キャラなどを
一年戦争中で、制約が多くあったと思いますが、
ガンダムの世界で、ひとつの物語にしためっちゃ良い作品だった。
ユーリーは亡くなりましたが、セリダが生き残ったのも良かった。

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