コキュートスの記憶

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PART112 燃える紋章(エンブレム)

2024年06月21日 | 星矢
□聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
 PART112 燃える紋章(エンブレム)



黄金聖衣は、アテナの周囲に黄金の結界を敷きます。
この結界は、敵を一歩も円陣の中へ入り込ませぬ最強の布陣で、
入り込んだ敵は、黄金の小宇宙により、一瞬にして消滅するそうです。
が、蛇遣座のアスクレピオスは、射手座が欠けていることに気付き、
その方角から円陣に入り込み、アテナの命を狙います。

現代の聖域──
魔鈴は、火時計に中心にあった太陽の紋章が、いつの間にか蛇遣座の
エンブレムに変化していることに気付きます。

過去に戻りまして。
アスクレピオス曰く、神話の時代、火時計の中心に位置していたのは、
蛇遣座だったそうで、従うべきは、アテナではなく、自分だとします。
そして、鎮座する黄金聖衣を蹴散らして行きます。
アスクレピオスは、クリューソスの剣を、アテナに突き付けます。
その瞬間、アスクレピオスの背後から黄金の矢が突き刺さります。
アスクレピオスは、射手座の矢と言えども、人間の放った矢では……、
と言い掛け、ただの矢ではないことに気付きます。

現代の聖域──
それに呼応するように、火時計にある蛇遣座のエンブレムが燃えます。

また戻りまして。
矢で射抜かれたアスクレピオスの体が、内側から燃え上がります。
アスクレピオス曰く、この業火は、アテナに聖域を追われ、
タルタロスの獄へ落とされた時と同じもので、神の矢ではないかと。

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