コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

ヘルメス夢幻 part9

2014年04月29日 | ゲームブック
前回はサザダーンから脱出いたしました。
今回は追ってと戦うことになります。

046:
ガザTを旋回させて最大減速をかける。
突っ込んで来たガ・ゾウムが後方へ飛んで行く。全開になっていた推
進器が自動的に切れ、Gでシートに押しつけられていた体が軽くなる。
ガザTの主推進器の場合、最大出力での連続噴射は3秒迄だ。それ以
上になると冷却装置のブレーカーが作動して推進剤の供給を切る。で
なければノズルが焼け、二度と使いものにならなくなる。
コンソールの正面左にある疑似3Dディスプレイに光点が現れた。正
面やや上方 サザダーンの彼方にいたガ・ゾウムだろう。敵はこちら
に加速して接近して来る。
・2度目の減速をする:212
・ビームサーベルを抜く:003

003:
ビームサーベルを抜いた時、ガ・ゾウムは目前迄来ていた。擦れ違い
様に胴を横殴りに払う。ガ・ゾウムのビームサーベルはガザTの頭上
を掠めた。ガ・ゾウムは胴から火を吹き、爆発する。
ビームサーベルにやられたのか、警告灯が幾つか点滅していた。
・頭にコクピットだもんな…保護が十分じゃないのか?:166

166:
ディスプレイ上に光点が現れる。減速して高度の落ちているガザTの
頭を抑えるように2機のガ・ゾウムが移動している。
冷却装置のブレーカーサインはまだ消えていない。推進器が冷え切る
迄は最大加速は出来ない。
─減速はあと2回…敵は何機だ?
上空警戒に就いているガ・ゾウムは4、5機と言うところだろう。後
はサザダーンのデッキ要員が何分で増援を用意できるか、だ。
上空の1機がミサイルを撃って来た。続いてもう1機がガザT目がけ
て降下して来る。距離は1000、接近中。
バスターランチャーを構えた時、ブレーカーサインがフッと消えた。
─減速出来る
一瞬、バスターランチャーの発射が遅れる。ビームはその周囲のミサ
イルを誘爆させただけだった。その爆光を背後に、ビームサーベルを
抜いたガ・ゾウムが迫る。
・減速して回避する:013
・ビームサーベルを抜く:171
・バスターランチャーを撃つ:129

013:
ガ・ゾウムのビームサーベルを睨みながら最大減速をかける。サーベ
ルはガザTのバックパックを掠めただけで空を斬った。2機のガ・ゾ
ウムを背後に残し、減速したガザTは重力に引かれ、さらに高度を下
げる。地球に吸い込まれて行くような錯覚を覚えつつ、減速が終了し
た瞬間に機体を回転させ、バスターランチャーをガ・ゾウムに向ける。
距離は少し遠かったが、構わずに撃ちまくった。
・4発目と5発目が立て続けに命中し、2機は爆発した:207

207:
2度の減速で、ガザTの高度は目に見えて落ちていた。視界の3分の
2を占めようかという地球が尚もグングン迫って来る。
ディスプレイに反応が現れたのを見て、舌打ちした。
光点は2つだった。しかし、ガ・ゾウムではない。緑のバウbisと、
その後方にズングリとしたズサが見える。
2機でチームを組んでいるらしい。キミは2機と地球を見較べた。そ
ろそろ最後の減速をしないと間に合わない。それを見越してか、2機
は減速した場合のガザTを捕捉するようなコースを採った。
このまま減速すれば、2機の間に突っ込んでしまう。
・ビームサーベルを抜いて減速する:148
・ナックルバスターでバウbisを狙撃する:192
・ナックルバスターでズサを狙撃する:188

188:
ナックルバスターのビームがズサを撃破する。バウbisがビームラ
イフルを構える。
・ビームサーベルを抜いて最大減速をかける:154
・ナックルバスターでバウbisを狙撃する:146

154:
ビームサーベルを抜き、最後の減速をかける。バウbisが一気に鼻
先迄迫った。ビームを紙一重で躱し、腹部にビームサーベルを叩きつ
ける。バウbisが爆発する。
・視界に敵はいなくなった:092

092:
ガザTは地球に背を向けて降下を始めた。現在の高度は10万メート
ル、空気抵抗による減速Gが働き、体がシートにめり込み始める。
「キレイね…」
「もう追って来ないのかしら?」
「降下しながら戦闘をやれるパイロットってのはそうザラには…」
言いかけたキミは、背筋を何か冷たいもので撫でられたような感覚に
ゾクッとする。
疑似3Dディスプレイが1機のモビルスーツの接近を告げていた。モ
ニター上に拡大映像を映す。知らないタイプだということは判った。
『殺してやる…』
検査室で見たデータが脳裏に浮かぶ。
─ドーベンウルフ…サイコミュ搭載機…
『殺してやる…』
─カセム…カセムなのか?
ドーベンウルフの胸にもバリュートが見て取れた。ドーベンウルフは
ズングリとしたビームライフルを腹部に差し込んだ。ライフルのバレ
ルが伸展して横のグリップが起き上がる。
『殺してやる!!』
激しい感情の波がキミの頭で痛みとなって感じられた。思わず怯んだ
キミは次の対応を遅らせる。強力なビームがガザT目がけて発射され
た。やや右に逸れてシールドを掠める。
目視がやっとという距離から発射されたにも関わらず、そのビームは
シールドを焼くだけの威力を持っていた。シールドはマウントから外
れて爆発する。
キミはコンピューターに入っていたドーベンウルフのスペックを思い
出そうとする。
─メガランチャー…あれはメガランチャーだ
ドーベンウルフの背中から何か光るモノがワイヤーを牽いて上に打ち
上げられた。ガザTとの距離を縮めつつ、そのカプセル状のモノをガ
ザTの左右に散らせる。
─オールレンジ攻撃用のインコム…大したモンだよ…カセム…
2機は殆ど同高度に並び、五千メートル程の間隔で向かい合った。
「大丈夫なの?バリュートを開かないと…」
手袋にジットリと汗が滲む。
・回避運動を採る:108
・ナックルバスターでインコムを狙撃する:196
新手が来たとこで、来週に続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする