キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

お気に入りのリガチャー

2005年11月09日 16時03分47秒 | アルトサックス
きのう、きょうとなぜか楽器の鳴りがいい。(なぜだ?)
おかげでどんなリードでもマウスピースでもいけてしまうので、なんか自分が上手くなったと錯覚しそうだ。

そういえばリガチャーなんだけど、いくらリードを変えようとマウスピースを変えようと、それだけはまったく一緒、同一のモノを使用しているのに気がついた。

それが写真のモノ。

ふたつ並んでいてどちらもメイヤー付属の物だけど、向かって右側が最近購入した5MMに付いていた物。(うしろにキャップも。プラスチック製)で、向かって左側がサックスを購入した時に付いていた5SS付属のもの。(キャップも同じ真鍮製。)
写真だとわかりずらいけど、(錆びているのはしょうがないにしても、)微妙にわっかの幅とかネジのサイズが違うのに気付く。もちろん実際に装着すると一目瞭然なんだけど、もっと違うのがリードを止めるときの感触と吹奏感。

かんたんに言うと、新しいメイヤーのリガチャーは噂どおり使いものにならない感じ。なぜか最初からネジがキツイ。さらにリードもどうにか止められても、吹くと息が詰まった感じになる。おまけといわれる由縁だろうか。

それに対して、古いメイヤーのリガチャーはほんとに良い。古いので錆び錆びなんだけど、まずリードの装着が楽。さらに一度、装着すると絶対に緩まない。まったくリードがずれないので安心して吹ける。さらに突き抜けるような吹奏感。どうしてこんなに息抜けがいいのか、まったく理由がわらないんだけど。おまけにちゃんとマウスピースと共に振動している。なので、楽器への振動も伝わりやすくなっているみたい。

ただ問題もある。それは古いので金属疲労が多少あり、薄い真鍮製なのか、すぐに歪み気味になってしまうこと。なので扱いは楽器本体よりも丁寧にしなくてはならない。

ちなみにそのリガチャー(の本体?)付属のマウスピース5SSも、とっても反応の良いもの。レッスンで先生が試奏して欲しがってしまうほど、今はもうない良い品物らしい。
サックス本体のヤナギサワA-50のシリアルナンバーで検索して、どうにかその楽器の製造年月が今から約22年前と分かり、もしそれが楽器付属(中古なので前の持ち主)だとすると、このマウスピースもリガチャーも20年以上前のものになるのかな?)

「サックスもマウスピースも、とても良いものなので、大切に使いなさい。」

初レッスンでそう先生は言ってくれたけど、そんな有難さがサックスを始めて1年くらい経った今、ようやく分かった気がした。

そんな自分だけど、ふと気が付くと新しい楽器やアクセサリーに目がいってしまう。欲望と煩悩は計り知れないのかもしれない、と、、、思ったりして。(笑)
コメント (6)
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