F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

053 占冠から鵡川へ

2015年07月25日 20時17分31秒 | 旅行記
雨が天井をたたく音で何度も目覚め、今日は停滞かと思いましたが雨雲レーダでは雨は止むようなので出発。日高町に達して、日高山脈博物館を見ましたが、どじって写真がありません。

日高山脈にはマグネシウムを多く含むかんらん岩が豊富にあり、建築石材などに使われています。なかでも製鉄に欠かせない造滓材として粉砕したかんらん岩を使うそうです。室蘭で製鉄が盛んなのもこの岩が日高山脈でとれるからだそうです。

そして、平取町二風谷(ビラトリチョウニブタニ)へ。

アイヌ文化博物館を見学しました。





アイヌの人たちが使っていた生活用具や祭祀道具などを集めて展示してあります。アイヌ出身で参議院議員も勤めた萱野茂氏が集めたものです。すぐ近くに萱野茂アイヌ資料館があります。どういう関係なのかよくわかりません。

ゆりかご。



小刀など。



模様の小さくてよく揃っていることに驚きました。





丸木舟。実物大は始めて見ました。



実際に使っていた祭祀用の刀。



外には「チセ」と呼ばれる家。





沙流川歴史館が隣に。

二風谷にダムを作った時に古い地層から住居跡や墓が見つかり、その遺物をおもに展示してあります。





面白いのは耕作土などを取り除いた最初に地層が1667年に樽前山が噴火した時の火山灰でそれに接している地層はその時まで使われていたものであることがはっきりしていることです。



F老人としてはこの旅で初めて知った続縄文期、擦分文化の土器の本物を見ることができました。本州にはない擦文の土器。



また、ここは庭石の供給地のようでいろいろな石が大量にありました。





それから鵡川町の、道の駅「むかわ四季の館」で休憩だけのつもりがお風呂に入り、雨が本降りになってきたのでここで停泊することにしました。

本日のルート。



本日の走行距離。

86km

北海道の航跡。



本日までの航跡。



本日までの走行距離。

6,672km