韓国の人たちがいう「旭日旗」は、十六条旭日旗のことであり、旧帝国海軍では海軍所属の艦船であることを表章するために掲揚する旗章で「軍艦旗」でした。軍艦旗を掲げる船舶は、戦時国際法や国際慣習法にある軍艦としての特権を受けます。
海上自衛隊におきましても、1954年(昭和29年)6月に自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)により帝国海軍と同じ規格の「自衛艦旗」が制定されました。その経緯は海上自衛隊阪神基地隊のHPの記事にあります。自衛艦が就役する時,自衛艦旗授与式により内閣総理大臣から交付され、除籍又は支援船に区分変更される際に返納されることとなっています。また、「国旗」と同様の扱いとされます。
「韓国メディアは旭日旗について、「日本軍国主義と帝国主義の象徴」だと主張。“戦犯旗”である旭日旗を応援で使うことは、日本が過去に行った侵略戦争やその過程で強行された戦争犯罪を美化するものだと論じた。」と報道されておりますが、FIFAには政令で定められた日本国旗と同様の旗であり、国旗を振りながら応援することと同じ行為であることをきちんと説明してほしいものです。
それぞれの国には海軍旗、軍艦旗、国籍旗などが定められており、日本は艦尾に自衛艦旗を、停泊中には艦首に国籍旗として日の丸を掲げます。また、自衛艦旗を戦闘旗として掲げるときにはマストに掲げます。甲板で飛行作業などを行うときは当然艦尾旗竿は倒しますので、マストに掲げます。
韓国海軍は艦尾に韓国国旗を、艦首に国籍旗を掲げるようです。
法令で定められた他国の国旗に相当する旗を「戦犯旗」などと書く新聞社に政府として抗議していただきたいものです。