今年は昭和が続いていれば、昭和89年です。初めて知り合ったのが昭和41年。ということは48年来の友人となるH原君夫妻と出かけてきました。同じころからの友人S根君からいただいた桜はほぼ満開になりました。
しまなみ海道を尾道から3つ目の島がF老人のいる「生口島」、2つ先の5つ目の島が「伯方島」です。
伯方島ICで降りて、まず、腹ごしらえに「道の駅マリンオアシス はかた」へ。
今治市のユルキャラ、バリーさんの車がいました。伯方島は今治市の一部です。
そして、今治市のB級グルメ、「焼豚玉子飯」を食べました。今治風ロコモコといった感じです。焼豚がおいしかった。
「開山」は予想した以上にいいところでした。特に、桜のみならず、つつじも同時に楽しめ、見晴らしもすばらしく、多島美を堪能できます。
久しぶりに旧友と若いころの調子で話すと若返る気持ちです。楽しい一日でした。
海に面していた三原城は「浮城」とも呼ばれていました。舟入櫓は因島などの水軍を掌握したり、城防衛のための見張り所だったのでしょうか。□で囲んだ部分が本丸で現在はJR三原駅、○が舟入櫓です。
(余呉氏のHPから拝借)
三原駅を降りて左側に進んで道を渡ったところにある案内の石柱。
黒田官兵衛が活躍したころに築城された三原城、その当時の堀の一部と舟入櫓。
歩道を歩いていくと門があり、桜の時期は午後9時まで入ることができます。
建物はなく、桜やさつき、松などが植えられています。すぐ近くがイオンで、主要道路がありますが閑静な雰囲気です。
桜は古木が主で、約10本あります。
ほぼ満開、青い空が印象的です。
いつもあちらから見ています。
あちらから見ると。
下に降りて石垣を見ると、すでにすぐしたまで埋め立てられ、一部が水路と接していて往時の雰囲気を残しています。
初めて見たとき、石垣の基部の一部が天然の岩礁を利用してその上に築かれていることに感心しました。この岩はお城が作られる前からここにあって波が打ち寄せていたのでしょう。
自宅からすぐの、お手軽な花見でした。
瀬戸田に行きました。30分ほど時間がありましたので、以前から気になっていた高根島の内ノ浦トンネルを見に行きました。
高根大橋を渡ります。
橋を渡って左折、島を一周する県道370号線で海岸沿いから山に向かっていきますと小さなトンネルの入り口が見えてきました。
昭和27年に完成した素掘りのトンネルで、長さは約120m、両端の20~30mはセメントで補強されていますが、中央部の数十mは彫り跡が生々しく残っています。幅は2.5m、高さ制限は2.2mです。
素掘りの跡が残っています。
不思議なのは内部からの補強がまったくないことです。おそらく、花崗岩の中をつっきったように掘られているのでしょう。軽トラ君でゆっくり走ると壁が波打つようにわずかですが広くなったり、狭くなったりしています。
トンネルを抜けると数軒の集落がありました。
この先は道が一段と狭くなり、反対側の海岸線に出るまでほとんど1車線です。トンネルを通れない緊急自動車は反対側を大廻りしてこの道を通って先ほどの集落に行くことになります。
5月30日の中国新聞の記事によれば、広島県は2014年度内の完成を目指して、トンネルと周辺の道路を幅5mに拡幅し、緊急車両、大型車が通れるようにするそうです。
反対側の海岸線に出ました。高根島北端に三原方向に光を放つ高根島灯台があります。明治27年に作られ、日本の灯台50選の一つです。いくのが大変なようです。
海岸沿いの道、正面が多々羅大橋なのですが・・・
ぐるっと回ってきました。高根島から見た瀬戸田桟橋です。国宝向上寺三重塔もいい位置に見えます。水道の狭さがよく分かります。
わずか30分のドライブでしたが、来年度中には拡幅されるトンネルをみることができ、有意義でした。
生口橋を渡って家電量販店に行ってきました。帰りに生口橋記念公園に軽トラ君を停めて生口橋を歩いてみました。約5分歩いて、原付、自転車、歩行者用の道路へ。
しばらくは原付、自転車、歩行者が共用します。
絵になるところと思ったら平山郁夫氏のスケッチポイントでした。
しばらく歩くと自転車と歩行者、原付の道が分かれます。生口島から因島に向かって車が走行する本線を挟んで左側が原付、右側が自転車と歩行者になります。
自転車と歩行者は橋の下をくぐります。
すぐ下が料金所でした。ETC導入後、料金所の職員が轢かれる事故が多かったことから上に職員用の通路ができていました。
すぐに自転車と歩行者用の料金所がありました。
自転車は50円、歩行者は無料です。
反対側にある原付用の料金所です。原付も50円です。
自転車と歩行者用レーンです。
赤崎のフェリー桟橋です。
橋の中程から、州江方向から岩城島、生名島・因島方向へ。
サイクリストが疾走していきました。
真下の水面が見えるところはありません。因島側の付け根付近をのぞいてみました。
下校中の多くの高校生とすれ違いました。船で通学していた家人の遅れそうになったときの話などを聞いていましたので、橋によって高校生にも大きな変化があったことがわかりました。大都会で電車通学している高校生に比べれば健康的です。
因みに、約50年前、F老人はほぼ全寮制の高校にいましたので通学はありませんでした。
いつも車を運転しているので景色を見ることはありませんでしたがゆっくり歩くと「しまなみ」を実感しました。気持ちの良い楽しい散歩になりました。