F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

3老人気まま旅第4日(続き)

2014年05月30日 12時47分01秒 | 旅行記

「智頭往来」は、因幡街道とも呼ばれ、奈良時代からある古道で、姫路から鳥取に至り、山陰地方と山陽、大阪・京都を結ぶ主要な街道で、鳥取池田藩を始めとする山陰地方の藩主の参勤交代の道でした。現在の国道373号線がほぼ一致しています。

智頭宿は鳥取藩最大の宿場町として栄え、街筋は往時の面影がしのばれます。

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また、「ドウダンツツジ」の生産地として有名で、植木屋のS根君はよく仕入れに訪れるそうで、その話をしながら駐車場に行くと年に一度のどうだん祭りの最中で、苗木が大量に並べられていました。

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街道筋にある「石谷家住宅」は江戸時代から庄屋、明治以降は林業などの事業家として財を成した石谷家が大正から昭和にかけて建築した豪邸です。

そのお金の使い方にはなじめないところもありますが、建築物としては貴重なもので国の重要文化財となっています。大工を志す人が勉強のため訪れる場所だそうです。

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林業を営んでいただけあって、材料も最高のものが使われています。

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2階に上がると橋があります。このような作りは始めて見ました。

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庭も素晴らしいものでした。

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この後、津山、岡山を経由して福山駅裏でS根君と別れ、H原君と生口島に帰着、3老人の出たとこ旅は終わりました。


3老人気まま旅第4日

2014年05月29日 23時46分12秒 | 旅行記

停泊した道の駅・あゆの里矢田川、朝の風景です。

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あゆを食べることなく、昨夜ラーメンを食べた「夢千代の里・湯村温泉」へ。

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温泉卵ができる「荒湯」。

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この枠の中に生卵をつるしておくと12分から13分で食べごろの温泉卵になるそうです。

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吉永小百合さんが演じた夢千代。等身大より小さいようでしたが・・・

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風情のある湯村温泉を後に9号線を走り、鳥取砂丘へ。初めて行ったのは中学生のころで、何度か行きましたが行く度に初めて来たような気がします。アメリカでは砂漠や砂丘にも行きましたがサンドバギーで遊ぶところで景観を楽しむところではなかったような気がします。

少し足の悪いS根君もがんばって海に接しているところが見えるまで歩きました。

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砂紋を踏んで。

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近くに砂の美術館がありましたので入りました。ロシアの歴史をテーマにした砂像が展示されていました。

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レリーフより立体的で作られていました。おそらく接着剤で固められ、適度な水分が与えられていると思います。作り方は、さっぽろ雪祭りの雪像とそっくりでした。

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砂のクレムリンです。

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一見に値すると思います。入場料は600円でした。2階から。

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鳥取港近くの土産店というには大きな施設へ。

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水産物と鳥取の特産物。少しはやめの昼食は海鮮丼。1500円。この地方では「もさえび」と呼ばれる青緑色の子を持ったえびがふんだんに入っていました。

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こんな店でした。

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水産物の売り場はこんな感じで、大きなハタハタの干物など瀬戸内海沿岸では手に入らないものがあったのでお土産にしました。

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夕方までに福山まで帰る予定で、無料の鳥取自動車道「智頭宿」へ。(眠くなりましたので続きは明日)


3老人気まま旅第3日

2014年05月28日 15時17分47秒 | 旅行記

大小数台のキャンピングカーが停泊したようでした。

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それより驚いたことは「台車」に荷物を積んで野宿しながら日本一周の旅をしている人に出会ったことでした。失礼なので写真は撮りませんでしたが、ブログを見つけました。その日の記事はここにあります。

鎧を着て日本の城を歩いて巡る旅

そのときは話題になりませんでしたが、鎧を着て城を歩くというのがポリシーのようでした。トンネルは怖いでしょうと聞くとそれほどでもないようでした。

ウォシュレットがないと便秘になるというS根君のためにお隣の新品の道の駅に移動。道の駅・うみんぴあ大飯です。きれいなお便所で狙い通りありました。

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引き続き、映画「飢餓海峡」を何回も見たS根君のリクエストでその原作者水上勉氏が作った「若州一滴文庫」へ。約15分ぐらいで着きました。水上氏のふるさと、大飯町の田園風景の中にありました。

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落ち着いた雰囲気の数棟の建物の中に水上勉氏の作品や竹人形が展示されていました。

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竹人形は「小さな飾り用の」と思っていたら、竹を編んだり、胴体や手足にした文楽人形のような水上勉氏らのオリジナルなものでした。

当初は福井県から琵琶湖東岸を回る予定でしたが、急遽変更し、来た道を引き返し、丹後半島周りで鳥取県に行くことになりました。

道の駅・舞鶴とれとれセンターで、イカ焼きを食べました。なんと、1匹200円でした。

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天橋立、北側にある籠神社を見学。伊勢神宮が現在地に鎮座するまで一時的に皇大神宮と豊受大神宮が祀られていたいわゆる元伊勢のひとつ(この近くに何箇所か元伊勢神社があります。)です。

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立派な狛犬があります。屋根つきです。

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この神社の社家である海部氏(あまべし)は日本で最も古い家系で、家系を維持するため父と息子は飛行機や車には一緒に乗らないそうです。その家系図は国宝に指定されています。

その後、舟屋で知られる伊根に。見晴らしのよいところにある道の駅・「」舟屋の里」伊根で昼食。

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2階のレストランから。

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お刺身定食。

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このあたりから天候が悪化し、経が岬に行きましたが雨風で下車することなく、城崎温泉へ。

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一の湯という外湯でゆったりしました。洞窟温泉がありました。いい温泉でした。

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洞窟風岩風呂!

すぐ前に飲用の温泉がありました。無料です。

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風情に浸る同行2老人。

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ここから少し悲惨な目に会いながら海岸沿いを西へ行き、9号線に出るため南下すると「湯村温泉」に出ました。ここですでに午後8時。ラーメンを食べて近くの道の駅・あゆの里矢田川で停泊。長い一日が終わりました。


3老人気まま旅第2日

2014年05月27日 21時30分39秒 | 旅行記

今年のコウノトリの自然繁殖は、5月始めに巣の中にいる雛が12羽で卵の状態が7個ということです。毎年、繁殖状況は気になっていました。ということで、現地に進出。朝1番に、豊岡市のコウノトリの郷公園へ向かいました。

左側の建物中に資料が展示されており、セットされた単眼鏡から野外の巣塔にいる雛の姿を観察することができました。

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野外に設置されている巣塔の頂上部分の実物大模型がありました。卵を食べてしまいそうなh原君ですが、生卵アレルギーで食べることはできません。

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西公園という地区でえさを食べるコウノトリを間近で見ることができました。かってに野外にいるコウノトリがえさを食べに来ていると思っていましたが、後で確認すると羽の一部を切断して飛べなくしている一団でした。

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現在野外にいる71羽のうちの数羽が近くの田んぼにいて飛んでいるのが見えましたが写真に撮ることができませんでした。野鳥写真家のアマアツさんであればバッチリだったと思いますが。

昼食は出石の皿そばということで出石に。西の丸駐車場というキャンカー向きの駐車場があったので停めて自転車で散策。最初に出石城へ。

関が原の後、小出氏の居城で、その後、松平氏を経て1703年から仙石氏の藩庁となりました。1820年代から30年代にかけて起こった「仙石騒動(藩の経営方針と藩主の継嗣をめぐる権力争い)」の舞台でもありました。この騒動を裁断したのが川路聖謨(かわじとしあきら)で吉村昭氏の「落日の宴-勘定奉行川路聖謨」と佐藤雅美氏の「官僚川路聖謨の生涯」を読んでいたので思い出し、感慨を新たにしながらお城を見物しました。

現在は一番上にある稲荷神社の境内にもなっています。以前来た時にもなぜ鳥居なのだと思いましたが同じことを繰り返しました。

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石垣の上は、稲荷神社でした。

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城跡から見た出石の町。高い建物はなく、いい雰囲気です。

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下に降りて街を散策。桂小五郎が禁門の変の後潜伏していた町家。

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表通りの観光客が殺到する蕎麦屋に行きたくなかったので、途中、地元の方にいいお店を聞いてそこに行きました。

「古都」というお蕎麦屋さんです。

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気持ちのいい座敷でした。

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皿そばとそばがきをいただきました。香りを楽しむにはそばがきです。またもあせって写真を忘れました。食べ終わった状態です。

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皿そばはこんな感じでした。

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s根君の希望で舞鶴の引揚記念館へ。約2年半、冬を3回すごした舞鶴でしたがほぼ素通りしました。

引揚記念館は引揚桟橋のあった湾を見下ろす高台の山に囲まれたところにあります。

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中にはシベリアに抑留された方の悲惨な生活を伝える展示物などがあります。有名な引揚船の「興安丸」はその後、三原市で解体されました。三原港の近くに記念の錨が設置されています。

演歌好きのs根、h原君は桟橋を見下ろす高台に。

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復元された引揚桟橋です。

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そして旧友の待つ「道の駅・シーサイド高浜」へ。温泉、湯っぷると併設です。

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海辺のレストランで魚のフライとビールで乾杯。

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久しぶりに再会した友人と。うまく隠れました。

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今回の旅は飲兵衛はF老人だけですので酒盛りはさらっとしたものですが、F老人はしつこく準備していました。

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3老人気まま旅第1日(続き)

2014年05月27日 19時54分36秒 | 旅行記

竹田城址を堪能し、ふもとに降りて本日の停泊場所、「道の駅・ようか但馬蔵」に向かいました。まずは隣接する温泉「とがやま温泉天女の湯」へ。

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700円。自然石と森の雰囲気が素晴らしい温泉でした。温泉通のs根君とゆったりしました。

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「道の駅・ようか但馬蔵」は山陰方面への主要な道である国道9号線沿いにありますが、夜間もうるさくなく、便所もきれいで気持ちよくすごすことができました。

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