2月1日に時事通信社が「強襲揚陸艦、海自に導入へ=離島防衛・災害対応を強化」という記事を配信しました。当地のブロック紙である中国新聞にも載っていたようで、「強襲揚陸艦」て、なあにという質問がありました。
昨年12月に発表された中期防衛力整備計画の中の「島嶼部への攻撃への対応」の中に、・・・海上から島嶼等に部隊を上陸させるための水陸両用車の整備や現有の輸送艦の改修等により、輸送・展開能力等を強化する。また、水陸両用作戦等における指揮統制・大規模輸送・航空運用能力を兼ね備えた多機能艦艇の在り方について検討の上、結論を得る、という記述があり、これから展開された記事でした。
正確に論理的に完璧に説明しようとすれば難しい話ですが、近所のおじさんにこんなものですよというくらいにまとめてみました。
両用戦(Amphibious Warfare)は、敵の、あるいは敵に奪われた陸地で陸上戦闘力、航空戦闘力を発揮させるために海軍艦艇を用いる作戦です。そのためには陸上戦闘員を運んで上陸させ、戦闘を継続させるための武器弾薬、資材、食糧を補給させる能力と前方に航空戦闘力を展開する能力が必要です。日本の場合は敵国に攻めていくことはないと思いますので、敵に奪われた島嶼部と考えられます。
では空母機動部隊とどう違うのでしょう。空母機動部隊は本国から遠くはなれた場所で、空母から発艦した陸上攻撃機により、敵国を攻撃することが目的です。(花形と思われる戦闘機はその陸上攻撃機を護衛するのが任務です。)したがって、陸上戦闘力を上陸させるのが目的ではありません
。
陸上戦闘力を上陸させるためには、
① オスプレイのようなティルトローター機により輸送する。
② ヘリコプターで輸送する。
③ ウェルデッキからLCAC(ホバークラフト)により。輸送する。
④ 揚陸艇で輸送する。
⑤ 水陸両用車で上陸させる。
航空戦闘力を発揮させるためには
① 垂直/短距離離着陸機または短距離離陸垂直着陸機を搭載する。
能力が必要です。
これら能力のすべてまたは一部をもった艦艇が「強襲揚陸艦」です。
なぜ「強襲揚陸艦」と呼ばれるのか?
これらの艦艇は、「Amphibious assault ship」と呼ばれ、直訳的に「強襲揚陸艦」としたのでしょう。
アメリカには
①LPH(Landing Platform, Helicopter )ヘリコプターによる人員の輸送・揚陸を主体とするヘリコプター揚陸艦。(すべて退役)
②LHA(Landing Helicopter Assault )LPHに艦内ドックを装備、揚陸艇による重装備の揚陸も可能に、狭義の強襲揚陸艦。
③LHD(Landing Helicopter Dock )LHAのドック容積を拡大し、揚陸艇運用能力を強化したもの。狭義の強襲揚陸艦。
があります。
このほかにLPD(Landing Platform Dock)「ドック型輸送揚陸艦」という航空輸送能力よりも貨物輸送力を重視した艦がありますが強襲揚陸艦とは呼ばれません。
現在の代表的な強襲揚陸艦は
① 米国 LHA タラワ級強襲揚陸艦
② 米国 LHA アメリカ級強襲揚陸艦 今年、1番艦が就役する予定です。 ③ 米国 LHD ワスプ級強襲揚陸艦
④ イギリス Amphibious Helicopter Carrier 揚陸ヘリコプター空母 オーシャン
⑤ イタリア サン・ジョルジョ級強襲揚陸艦
⑥ オーストラリア キャンベラ級強襲揚陸艦
スペイン海軍の強襲揚陸艦「フアン・カルロス1世」の準同型艦。今年就役するのでしょう。
⑦ スペイン 強襲揚陸艦 兼 軽空母 フアン・カルロス1世
⑧ フランス ミストラル級強襲揚陸艦
があります。
自衛隊が南西諸島を始め、島嶼部を防衛、奪還するためにはどの機能が必要なのでしょうか。
① オスプレイのようなティルトローター機により輸送する。
② ヘリコプターで輸送する。
③ ウェルデッキからLCAC(ホバークラフト)により。輸送する。
④ 水陸両用車で上陸させる。
これらの機能は現有、あるいは計画されている装備からみて必須でしょう。
航空戦闘力を発揮させるためには
① 垂直/短距離離着陸機または短距離離陸垂直着陸機を搭載する。
陸上戦闘力を揚陸させるためには、制空権を得ておくことが前提になります。近傍に陸上戦闘機を運用できる基地がない、進出帰投に時間がかかる、そのために燃料、武器に制約を受けることを考えるとF-35Bの搭載が必須なのか。
おそらく、この点がもっとも話題になることと思われます。
安永9年正月おこんは姥捨ノ郷で長男「空也」を出産しました。姥捨ノ郷は高野山の「内八葉外八葉(うちのはちようげのはちよう)」に囲まれており・・・とあります。
高野山のHPによりますと、聖地である高野山を浄土の象徴である蓮に見立て、高野山の周囲の山々である外輪山を蓮華の花びらを象徴して「外八葉」と、内輪山を「内八葉」と呼び、外八葉と合わせて16葉の山々を金剛界曼荼羅の十六大菩薩に相当させ、蓮の花を象徴する曼荼羅の中心に高野山があると説いているそうです。どの山かというと確定してはいないようです。現場にいければそういう発想で景色を見てみたいと思います。
姥捨ノ郷に住む雑賀衆は、丹(水銀)を採掘し、京などで売ることにより金子を得ています。それに目をつけた幕府が利権を奪おうとしますが、同様の利権を有する高野山奥之院の僧侶光然とともに和歌山藩と折衝し、なんとか守ります。また、刺客雹田平の手先が和歌山まで進出しますが討ち取り、存在が雹に伝わることはありません。一方、磐音のいない江戸では品川柳次郎が結婚、長屋の子供であった幸吉たちも順調に成長しています。
安永9年は西暦1780年、田沼意次の継嗣意知が佐野政言に斬殺され権勢が衰え始めるのが1784年、失脚し、蟄居を命じられるのが1786年、磐音と執拗な田沼との対決はまだ続きます。
内海造船瀬戸田工場の岸壁に水産庁の漁業調査船「開洋丸」がいました。
平成20年、マリアナ海域でニホンウナギの成熟した個体と仔魚を捕獲して、回遊と産卵生態の解明に大きく貢献しました。その他、いろいろな成果を上げているようです。
本船は平成3年就役しましたが、先代の「開洋丸」は1984年と1986年にフォークランド諸島近辺と太平洋ウエーキ島近辺でUFOに遭遇したことで有名です。複数の方の目撃記録があり、特に、1986年にはタンカーの大きさのレーダー探知があったということです。昔、本で読んだ記憶がありました。
事件を紹介しているサイトがありました。「UFO事件簿」
対水上レーダーで飛行物体を探知することはビームの発射角度から考えてすぐに納得はできませんが、ごく近距離ではありえることかもしれません。