暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

HC2000 完全復活には・・・

2020-08-05 08:04:13 | 無線小屋
大詰めを迎えたHC2000の修理は、メーターの校正に入った。
校正と言っても実際にパワーを入れてみて、手持ちのパワー
計と比べてみる程度なので、校正とは言えないかも。



部屋に持ち込んで、まずは20Wレンジの調整から始めたのだ
が、何かおかしな状態。
パワー計のレンジ切り替えを見ると、移植したメーターのス
イッチはHC2000とは配列が違うではないか。



配線のつなぎ直しで対応するしかないか。

仕切り直しでパワーを入れてみるが、校正用の半固定抵抗が
ガリっていて、うまく調整ができません。
手持ちの部品に交換したが、20Wレンジはフルスケールまで
持って行けません。
もともと50μAのメーターを使う回路で500μAのメーターを
降らせようとするのだから、ある程度パワーは必要となるの
も理解はできるが、抵抗値を変えたりすれば何とかなるかと
思っていたのだがうまくいかない。
検出ダイオードは多分1N60当たりだろうと思うが、なぜか
シリーズで二個付いている。
ここの感度を上げるべく、Vfの低いショットキバリア一個に
交換してみたら、多少振れ方が良くなったが、根本的な解決
にはなっていない。



もう20Wレンジは諦めて200Wと2KWレンジを生かすことに
した。



写真は14MHzで50Wのときの表示だ。
200Wレンジ、2KWレンジともに14MHz帯で調整した。
バンドが変わると誤差もでてくるが、目安として割り切れば
OKだろう。
もうひとつの方法として、SWRレンジを使ってボリュームに
目盛りをつけ、バンド毎に校正表を作ればより正確なものが
できる。
とりあえずは面倒臭いので、このままで良いことにする。

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