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現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

ラビリンス同盟

2016-10-29 08:49:19 | キンドル本
 東京の地下鉄は、路線がたくさんあって入り組んでいるので、まるで迷路(ラビリンス)のようです。
 その地下鉄の各路線を、乗り継いで遊んでいる子どもたちがいました。
 彼らは、ラビリンス同盟というチームを結成しています。
 主人公もまた、地下鉄で遊んでいたので、ラビリンス同盟に入ります。
 彼らの一番好きな遊びは、効率のよい地下鉄の乗り継ぎを競うラビリンス・パズルです。
 そんな彼らが、地下鉄を利用した宝石強盗事件に巻き込まれます。
 ラビリンス同盟は、少年探偵団に早変わりしました。
 みんなで犯人たちが残した暗号の謎にいどみます。
 最後には、意外な結末が待ち受けています。

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ラビリンス同盟
クリエーター情報なし
平野 厚
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児童文学で物語るということ

2016-10-29 08:34:23 | 考察
 児童文学において、作者が伝えたいと思っていることが、どんなにショッキング(例えば、死、事故、障害、いじめ、、家庭崩壊、虐待、ネグレクト、ハラスメントなど)なことでも、それをそのまま描いただけでは、ただの状況説明にとどまってしまいます。
 同人誌などに作品を提出した場合では、読者は仲間内ですのでそれでも読んでもらえるかもしれませんが、作者が最終的なターゲットの読者としているであろう子どもたちには読んでもらえません。
 そういった過酷な事実をふまえた上で、いかに物語るかがそういった書き手たちの課題です。
 実際に読者たちにページをめくらさせるだけの魅力のある物語を作らないと、どんなにテーマやモチーフが優れていても、移り気なコモンリーダーである現代の子どもたちには読んでもらえません。

物語ること、生きること
クリエーター情報なし
講談社
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