現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

神沢利子「桃の核」いないいないばあや所収

2016-10-12 15:55:46 | 作品論
 病気の姉のいる家には、死の影が漂っています。
 心臓の悪い姉の回復を願って、主人公の幼女は、まるで心臓のように思えた桃の核(たね)を庭に埋めます。
 短編集の終わりには姉はどうなっているのか、主人公だけでなく読者たちも祈りたくなります。

いないいないばあや (岩波少年少女の本)
クリエーター情報なし
岩波書店


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