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Brugge Style
一人旅の功
久しぶりに一人旅をした。
若い頃は、旅といえば、わたしにとっては一人で出かけるものであり、メキシコにも、南アフリカにも、ヨルダンにも一人で出かけて行った。
何か問題が起きても、それを解決するごとに、数学の問題が解けたときのようなすっきり感があったと記憶している。
あ、かいかぶりすぎ...根拠のない自信にあふれた若く明るい異人女(右写真は異人館クラブ)だったから、いつも誰かが助けてくれたのだった。
今回は若い頃のように身軽で自由気まま、行動範囲も広かったのだが...
身にしみて感じたのは、夫という存在はほんとうに有難い存在なのだなあということだった。
立ち雛のお内裏様のように、わたしを後ろから守ってくれる存在(わたしはファザコンなのか、やっぱり)。
荷物を持ってくれ
すべての支払いをしてくれ
お使いをしてくれ
地図を見てくれ
タクシーを止めてくれ
面倒臭い交渉ごとをせんぶしてくれ
いつの間にかわたしはこういうことを自分でする気を失っていたことに気がついた。
これ、ぜんぶ一人でこなしていた時期があったのだ!
今でもやる気になりさえすればできるのだ!
まあ、「おもてなし」に酔わされて、全部自分でやったつもりになっていただけかもしれないが。
特にJAL利用だったので、最後の最後、ヒースロー着陸まで至れり尽くせりで甘やかされたのだった。
世話になった友達、サービス業の方、家族、全員の名前を書いて感謝したいほど! みなさん、ほんとうにありがとう!
勝手気ままな一人旅はいいものだ。
どこかで誰かが帰りを持っていてくれるというのもいいものだ。
「もうそっちには帰りません」と電話しても、「そうだね、気持ち、わかるよ」と笑ってくれる人がいる有難さに気づかせてくれるというのは。
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