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魔滅




毎年、日本から節分用の大豆を送ってもらうのだが、新型コロナウイルスとブリグジットのダブルパンチを受けている英国、荷物がなかなか到着しない。

例えば日本の友達が送ってくれたクリスマスプレゼント、4日で届いたものもあれば、1月末になって到着した便もあったほどだ。


それで今夜は苦肉の策として、一番形状が似た感じの生ピーナツを使うつもり...

なぜ豆を巻いて鬼(魔)を追い払うのかと言うと、諸説あると思うが、鬼や魔という存在は、小さくてたくさんあるものを目の前にしたら数えずにはいられない習性を持っていることに由来する。
数え出したら夢中になり、人を襲うのを忘れているところを一掃(魔滅)するというイメージか。
だから特に大豆でなくてもいいのでは...
大豆には特に神力が宿っていそうではあるけれど。

おもしろいことにこの奇妙な魔の習性は世界各地の魔の習性でもあるそうで、そう考えるとセサミ・ストリートの登場人物である吸血「鬼」のカウント伯爵は、伯爵=カウントと、数える=カウントをかけた名である...と解釈する他ない。


恵方巻き、日本の友達が食べた恵方巻きの写真や、恵方巻きロールケーキ、恵方巻きクレープの話を聞いて作る気になった。
友達のおすすめあって、甘めの卵、干椎茸、きゅうりのと、サーモン、いくら、きゅうりのバージョンにしよう。
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