goo

シェイクスピアはお好き?




毎晩テレビネタで恐縮です。


英国BBC放送で、Shakespeare re-toldのシリーズを放映中...

シェイクスピアは本編はもちろん、すでに何度も舞台を近現代に置き換えてre-toldされているが...シェイクスピア好きの末席を汚す者としては、例えばデレク・ジャーマンの「エドワード2世」、よかったなあ。

で、今夜は『マクベス』。
意外と近現代に舞台を移した作品がなく、今夜の放送を楽しみにしていたのである!
感想...良かった。なぜか。この監督、いや、脚本家、柄谷行人の「マクベス論」読んだんとちゃう?


柄谷行人の「マクベス論」を読んで、柄谷ファンになった人は多いだろうが、大学に入りたてのワタクシもその一人だった(笑)。
今、「マクベス論」をひっぱり出してきて、舞台を現代ロンドンの三ツ星レストランに移した今夜のマクベスと比較、う~ん「マクベス論」にあてはめながら人物とシーンをたどって行くと、増々いい出来だったように思える。


ーおそらく”自己”というものがどんな分析をも超出してしまうばかりでなく,他ならぬ自己自身をも拘束し破壊するという事態、存在しないはずのものが存在するばかりでなく、それほどに現実的なものもないというような奇怪な事態の経験である。
(柄谷行人)

かっこいい。


来週は「じゃじゃ馬ならし」だ!


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ROME L\'OCCITANE »