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孔雀明王




先週訪れたキューガーデンには、日本ゆかりの「庭」が2ヶ所ある。

一つは「民家」(下写真)で、もうひとつが「勅使門」だ。
1910年の日本・英国博覧に展示された、西本願寺唐門の四分の五サイズのレプリカが元になっている。

周囲は露地をイメージしており、枯山水も。


そこに色も鮮やかな孔雀明王のシンボルがおられた。

これはとてもよい兆候!
隣にしゃがんで、動きを観察。鳥の動きを見るのは楽しい。

とはいえ、この孔雀明王は、他の例えばギリシャ神殿風の庭(キューガーデン「ズ」はその名の通り複数の庭で構成されているのである)で目撃されたら、「おお! ヘラの聖鳥ではないか、なんよい兆候!」となるのだろう。

神様の本質からして、もともとそういうものか。


わたしは宗教的ではないが、縁起を担ぐのは好きなのである。
外国人から日本人の一般的な宗教観を尋ねられ、手短に答えねばならないときにもこのように答える。

これをバラモンの方に話したら、インドでもそうだとおっしゃるので、「いやいや、それはたぶん、インド哲学が本家本元なのですよ」と...


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