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American Beauty




American Beauty。


99年度の作品(00年アカデミー賞受賞)だから、今となっては古めの映画。
当時はケヴィン・スペイシーがノリノリの時期、前評も好みだったので見ようと思いつつ、ビデオなどにも収録しつつ、なぜか見のがした映画ひとつである。
みなさま、ごらんになりましたか?

就寝するには早い夜、やっとこさ見ることができた。


アメリカン・ビューティーというタイトルから、「アメリカ人美女」と勝手に訳して、そういう内容だと思い込んでいたのだが...
「アメリカの美」についての映画だった(と思いました)。
裏切られるのは爽快。


役者ぞろいの登場人物各人が思う「美」は全くそれぞれであり、他人のことは完全に理解不可能、自分のことなどさらに理解不可能(自分の死にいたっては自分で経験することもできない!)というコンセプトだとワタクシは「理解」。

わたし自身は子どもの頃から現在に至るまで「自分が自分であるという感覚が非常に希薄」なので、近代の自我をテーマにした小説や映画にはふらふら~っと惹かれてしまう。


こういう映画を見て元気が出るわたしって不思議、と夫は言う(例えばドストエフスキーは全然暗くない、というわたしの見解も理解できないらしい)...


深夜に、なんだか気持も盛り上がってくる。


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