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Brugge Style
野球in 欧州
米国から5歳の娘あての小包が到着。
中身は彼女の大好きなピンク...の野球帽。送り主は夫の親友のアメリカ人。
手紙には
ハロー。
ブルージュはどうだい?
きみのダディからきみがピンクが大好きだという話を聞いたよ。
だから、ほら、このプレゼントを送ります!
これは僕の大ファンの大リーグチーム、
ボストン・マサチューセッツ・レッド・ソックスの
ベースボール・キャップなんだよ。
彼らは今世界中の応援を必要としているから
ぜひきみにもこの帽子をかぶって応援して欲しいな...云々。
....苦戦しているからとにかく応援!なんて、どこぞの球団みたいである。
それはいいとして、アメリカで(日本も)国民的スポーツの野球も欧州ではさっぱり人気がない。
人気があるないの次元ではなく、知られてさえいないと言っていいかと思う。
ましてや欧州の子どもに「ベース・ボール」と言ったところで????の嵐であろう。
娘の帽子も「レッド・ソックスの野球帽」ではなく、「ピンクの帽子」。
例えばわが夫の野球知識、近頃2度ほど米国でゲームに連れて行かれ、ビールを飲みながら観戦しているうちになんとな~くルールが分かってきたかも、というレベル。
彼は欧州で人気のサッカーにも興味がないが、曰く、サッカーに較べて野球は家族フレンドリーなおおらかで品のあるスポーツに見えるそうだ(笑)。たしかに野球は父と息子のビルディングス・ロマン、という感じがする。
去年のクリスマスに日本の友人から夫用と娘用にグローブとボールを頂戴し、彼は「キャッチ・ボールをブルージュから欧州に広めて!」と熱い思いを語っていたが、うーむ、さっぱり。
あと1000年くらいはかかりそうである。
(夫のグローブが左利き用なので、わたしは華麗なお手本を見せてあげられないわ・笑)...
今後、欧州にベース・ボールが広まり、丸坊主の高校球児がEUの夏を沸せる...
なんてことは起こるだろうか(いや、起こるまい)。
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