もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

ああ、これが今時の親子像?

2008-09-23 21:55:10 | Weblog
 クリやキノコが気になって「ぼちぼち村」に行った。
 昨日、Kさんが子どもさんとクリ拾いに来ていたのだが、
 気にした通り、また道路にいっぱい落ちていた。
 
 タイヤでつぶさないように拾ってからでないと、下まで下りられないのだ。
 その距離、約150m。
 車を一番上の栗の木の上に置いて、レジ袋の中くらい?のを提げ、クリ拾い開始。
 時々、イガにチクリ ちくり。気をつけていてもだめだ。

 袋の中にどんどんたまっていく。
 小生は、“虫食いクリ”の方に興味があるので無傷のクリと一緒に拾う。
 だから、たちまちレジ袋はふくれ、重くなる。
 下まで到着するのに、30分から40分かかる。
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 そのころには、袋から溢れるくらいになる。
 それから、車まで戻って下ってくるのだから、この時季は一苦労なのである。

 ところが今日は、やっと拾い終わって、車に戻ろうとしたら、
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 エッ!? 子どもづれの人たちがクリ拾いをしているではないか。犬もつれて。
 全く気がつかなかった。
 こちらから挨拶をしながら近づくと、もう一人火ばさみと袋を持った男性が脇から下りてきた。
 
 道路は今拾ったばかりだから、中のほうだといっぱい拾えるよ とアドバイスする。
 ところが勝手知ったる何とかで、まるで自分の家の物のようなふるまい。
 今日はお彼岸だから墓参りに来た人たちだろうが、一言断りがあってもよさそうなもんだ。

 子どもたちは、合体トンボを見つけて追っかける。
 振り返ると、母親らしい女性も。

 しばらくしたら、何の声がけもなく戻って行った。

 「ああ、これが今時の親子像なのか・・・」
 ザァーッと、秋を深める突風一番が吹き抜けていった。

「ぼちぼち村」のコアシナガバチ

2008-09-22 16:20:36 | Weblog
 昨日一日中降り続いた雨が、午前中にやっと上がった。
 今日は、気温が低い。

 小生の血が大好きな“カ”たちも随分減った。
 「ぼちぼち村」では、
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 トタン壁に作っていたコアシナガバチの巣は、いま最大になっているが巣の周りにへばりついているだけ。
 近寄ると、黄色い五角形の印のある顔を一斉にこちらに向ける。
 危険を感じた方を向いて威嚇しているのだ。しかし、もう飛び立ってくるものはいない。
 巣をよく見ると、育房は空っぽになっている。女王蜂だけが冬を越す。

 同じ壁面の1,5mと2mの高さ2箇所に巣を作ったが、誰も襲われた人はいなかった。

 おとなしいアシナガバチだが、小生は3年前、一度に3ヶ所も刺されてしまったことがあった。
 それは、ログハウス近くのササを刈っていて、ササの中のノイバラの枝に作っていた巣に気づかず、その枝を切ってしまったのだ。慌ててゴメンナサイをして逃げたが間に合わなかった。
 刺された跡は赤く腫れて、ヒリヒリと痛かったが、小型だったので大したことはなかった。

 たいがいのハチは、こちらから手を出したり巣を襲ったりしなければ大丈夫である。

つくられる“うその自白”ー志布志の悲劇

2008-09-21 18:20:19 | Weblog
昨日、仙台の弁護士会館に
 第23回 司法シンポジュウムのプレシンポジュウム
 「取調べの可視化の実現を求めて」
 -操作の改革なくして裁判員裁判によるえん罪防止は実現できないー
 
 を聞きに行った。

 興味があったのは、
 ・ドキュメンタリー映画「つくられる自白ー志布志の悲劇」と
 ・特別報告 藤山 忠さん(志布志事件えん罪被害者)の話
 
 志布志事件は、まだ記憶に新しい。
 03年4月、鹿児島県議選で公選法違反で13名が起訴、逮捕された事件。
 この捜査で、
 任意取調べという名の下で、連日12時間を越える取調べや
 「踏み字」を強要する違法な取調べが行なわれ、うその自白が次々と作られていった。
 07年2月、
 鹿児島地裁は自白の信用性を否定し、12名(一人は公判中に死亡)全員に無罪判決を言い渡し、
 今年3月、「踏み字」を強要した取調官に有罪判決が下ったばかり。

 映画では、警察権力による違法捜査で、うその自白に追い込まれた様子が詳細に描かれ ていた。
 藤山さんからは、
 ・事実のことを何度言っても聞き入れてもらえず、警察の作ったうその自白が強要され たこと。
 ・取調べでは、死刑にしてやるぞ!などと罵声をあびせ、机を叩いたり蹴飛ばしたりが 毎日続き、
  家族を引き合いにした脅しも行なわれた。また、家族に対する脅しもあったという。
 ・調書は50回以上とられたが、自白はうそだったと抵抗できたのは7・8回で、あと は疲れきって言いなりになってしまった。
 ・検察官の調べは、警察よりひどかった。
 ・疎明書について、ビックリするような“うそ”の疎明書が作られるのも壁になった。
 ・釈放されて、みんなが言ったのは「うその自白をしてでも楽になりたかった。」
 と、悔しさをにじませながら話された。
 最後に、取調べの可視化について、
 一部可視化の案が出されているが、これでは警察の思う通りに編集されてしまう。
 これでやられていたら、自分たちは無罪にならなかっただろう。
 “全面可視化にしなければならない”と訴えられた。

 3月に鹿児島を訪れた折、訪問して生の話を聞きたいと思っていて実現できなかったので、一端でも聞くことができてよかった。

 “えん罪”は、今の日本では、明日は我が身に降りかかってくる恐ろしさを感じる。
 裁判員制度も09年5月から。いよいよカウントダウン。他人ごとではない!     

みんなでクリ拾いを楽しもう

2008-09-20 11:44:45 | Weblog
今週は、草刈りに明け暮れた。
 「ぼちぼち村」では、
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 クリの実が落ち始め、車のタイヤにひかれるクリも目立つようになった。
 そこで、クリを拾いやすいように
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 くりのみが落ちるススキの畑やヨモギの畑や
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 ササの藪を刈っている。

 来村した人が、必要な分だけ=欲張らないで、たくさんの人がクリ拾いを楽しんでくれたらいいなぁと思いながら・・・

 午後は、3ヶ月ぶり?に仙台に行き、あの「志布志事件」の映画を見る。

「ぼちぼち村」の近くにも“アレチウリ”が

2008-09-19 12:25:39 | Weblog
台風13号ゆっくり北上。豪雨で被害拡大中。
 ここ東北南部は、うすーい雲に覆われているが、日がさし風もない。
 最高気温は30℃近くになるという予報。真夏だ。

 「ぼちぼち村」の協力者Tさんちの草地に“アレチウリ”発見!
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 低木をすっかり覆いつくしている。
 これまで、この地区には見かけなかったのに。
 数年前から定着し始めていたようだ。
 周りを見ると、すごい!からみつき、はい上るその勢い。
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 3mを越えるほどに伸びた“オオブタクサ”(秋の花粉アレルギー源の親玉の一つ)にも
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 林の淵のアカマツやカラマツにも。
 
 今、花の時季。
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 弱々しくかわいい花。
 周りに花が少なくなるこの時期に花を開き、虫の好きな香りを放ち、うまい蜜を提供する。
 天気のいい暖かい日には、羽音がブンブン響いている。
 集まってくる虫たちには、ミツバチやスズメバチの仲間も多い。危険もある。

 そして、あの花からこんな?!
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 これが実。全身トゲに覆われている。
 キュウリやスイカ、メロンと同じ“ウリ科”のアレチウリ。似ても似つかぬ形状。
 寒くなると枯れてしまう一年草。

 今このアレチウリが猛烈な勢いで全国で広がっている。
 そのたくましさの元は、
 ○草むらの中で芽を出しても、はい上っていくので光取りに負けないのだ。
 ○枯れる頃にはトゲは硬く鋭くなり、さわると何本もトゲが指に刺さる厄介者。
 だから、動物などに食べられることは少ない。天敵がいないのだ。
○種子は、翌年全部が発芽するのではなく、2年目、3年目に発芽するものがあり、二 重三重に子孫を残す工夫が出来ている。
 ○減反政策などでやる気をなくし、荒れ放題にしている人間の意識。
 があると思っている。

 Tさんに刈ってやろうというと、『以前堆肥を積んでおいたのでヘリコプターから見つかるとやばいから』と渋る。
 思わぬ反応に戸惑ったのだったが、彼らの立場も理解しながら進めて行こう。

秋 進む

2008-09-18 22:36:46 | Weblog
我家の周りは、日に日に明るくなっている。
 というのは、稲が色づき出したからだ。
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 その田んぼに、毎日コサギの群れがやってくるようになった。
 今月の末には、稲刈りが始まりそうだ。

 「ぼちぼち村」では、
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 ナメコが次々と芽を出し始めた。
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 上の状態から2日もすると、このように傘が開いてしまうのだ。
 こういうのは市場に出回ることはないが、うまいのである。
 汁だけでなく焼いたり天ぷらにしたりと楽しめる。

 ナメコもマイタケも初物は、まず協力者にプレゼント。
 だから、我家ではまだ食べていない。
 明日はダウン症の息子が施設から帰ってくるので、少し採ってこよう。

 夕方、西の空が赤く焼けた。
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すばらしい快晴

2008-09-17 21:38:15 | Weblog
 快晴!
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 「ぼちぼち村」の上から見る、夕方の“不忘山”。
 草刈りで汗をかいた肌には、すばらしく気持ちが良かった。
 
 一息つくと、目の前に
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 アカトンボの仲間が枯れ木のてっぺんに。
 今年は、大変少なかった。
 例年だと山頂部から平野に下りてくるのだが、数匹しか見かけない。
 原因は分からない。異常事態だ。

 今朝、不忘地区では“水霜”が降りたと、酪農家の弘さん。

3町合併反対の動き

2008-09-16 23:14:42 | Weblog
 夜、三町合併反対の打ち合わせ。
 二つの団体から10人集まり、知恵を出し合う。

 当面は、来月行なわれる県の出前講座対策。
 これは当然、合併推進派のためのもの。
 先日の議会では、推進派議員たちは議長に促されても、一人も賛成討論に立たなかったそうだ。

 合併した全国の大半の市町が財政破綻を来たし、福祉や教育の切捨てが行なわれていることはみんな承知のこと。
 なのに、どんな力が働いているのか分からないが、答弁は県の職員に任せようとしているのか。
 
 それで、出前講座では、合併することの問題点を明らかにして住民に理解してもらうと同時に、
 こちらも合併の問題を明らかにする講座を開き、多くの町民に訴えることになった。

 国が強行する平成の大合併は行き詰っている。
 なのに無理矢理推進使用しようとする裏には一体何が?
 
 今夜は、十六夜の月が美しい。

“敬老の日”に思う

2008-09-15 21:22:32 | Weblog
 今日の月齢は15.3。満月。
 しかし、お月さんは雲の上。
 雲はべたぁっと張り付いているので、垣間見ることもできない。
 でも幸い雲が薄いため、灯りを消した部屋に月明かりがほのかに入り込んでいる。

 今日は敬老の日。
 なんだか、いやな日。

 後期高齢者医療制度や年金から幾つもの税金が天引きされるなど、どこを見ても国が老人を大事にしている姿は見当たらない。
 
 昨日の新聞には、 
 「経団連、政府への提言案全容明らかに」と一面で伝える。
 その重要なポイントには、
 ○2011年度までに、食料品を除く消費税率を10%に・・・当初14年度までと言っていた
 ○それに伴い時限措置として2兆5千億円規模の所得税減税・・・あめ玉
 ○基礎年金の全額税方式の導入
 ○子育て減税09年度実施・・・あめ玉
 ○環境税導入は反対
 などが上げられている。
 
 御手洗経団連のこと、あめ玉を上手にしゃぶらせながら税金を搾り取ろうという提言だ。
 あめ玉を上手にしゃぶらせながら、税金で搾り取ろうという姿勢に変わりはない。

 こんなことで、どうやって老人が希望を持って生きていけるのだ!
 とにかく、国民を大事にする政治に変えるしかないのだ。