もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

「ぼちぼち村」の近くにも“アレチウリ”が

2008-09-19 12:25:39 | Weblog
台風13号ゆっくり北上。豪雨で被害拡大中。
 ここ東北南部は、うすーい雲に覆われているが、日がさし風もない。
 最高気温は30℃近くになるという予報。真夏だ。

 「ぼちぼち村」の協力者Tさんちの草地に“アレチウリ”発見!
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 低木をすっかり覆いつくしている。
 これまで、この地区には見かけなかったのに。
 数年前から定着し始めていたようだ。
 周りを見ると、すごい!からみつき、はい上るその勢い。
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 3mを越えるほどに伸びた“オオブタクサ”(秋の花粉アレルギー源の親玉の一つ)にも
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 林の淵のアカマツやカラマツにも。
 
 今、花の時季。
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 弱々しくかわいい花。
 周りに花が少なくなるこの時期に花を開き、虫の好きな香りを放ち、うまい蜜を提供する。
 天気のいい暖かい日には、羽音がブンブン響いている。
 集まってくる虫たちには、ミツバチやスズメバチの仲間も多い。危険もある。

 そして、あの花からこんな?!
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 これが実。全身トゲに覆われている。
 キュウリやスイカ、メロンと同じ“ウリ科”のアレチウリ。似ても似つかぬ形状。
 寒くなると枯れてしまう一年草。

 今このアレチウリが猛烈な勢いで全国で広がっている。
 そのたくましさの元は、
 ○草むらの中で芽を出しても、はい上っていくので光取りに負けないのだ。
 ○枯れる頃にはトゲは硬く鋭くなり、さわると何本もトゲが指に刺さる厄介者。
 だから、動物などに食べられることは少ない。天敵がいないのだ。
○種子は、翌年全部が発芽するのではなく、2年目、3年目に発芽するものがあり、二 重三重に子孫を残す工夫が出来ている。
 ○減反政策などでやる気をなくし、荒れ放題にしている人間の意識。
 があると思っている。

 Tさんに刈ってやろうというと、『以前堆肥を積んでおいたのでヘリコプターから見つかるとやばいから』と渋る。
 思わぬ反応に戸惑ったのだったが、彼らの立場も理解しながら進めて行こう。