もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

雨の日は、“古物”を楽しむもよし

2008-07-30 21:38:15 | Weblog
 今日も夕方まで雨。

 友人に、骨董屋のMさんがいる。
 彼の工房を訪ねると、大いに興味をかき立てられる物がある。
 この日もそうだ。
 
 重量感溢れる昔の写真機。木製の蛇腹式。土台は鋳物製。
 
 Mさんに訊くと、昔写真屋をしていた家の物置にしまってあった物と言う。
 レンズは、まるで最近の物のように輝いている。
 
 よく見ると「schneiderーkreuznach」とある。
 では、この写真機はドイツ製?
 ごつい写真機の持つ機能美に、強く引きつけられる。
 
 この写真機を使っていた写真屋さんとは、どんな人だったんだろう。
 この写真機で撮ってもらおうとした人たちは、
 どんな時に、どんな服装をして、どんなことを話しながら撮ってもらったのだろう。

 じっと見ていると、当時の人たちが動きだしてきそうだ。
 日常何気なく使っている生活雑器も、長く使いこんでくると、えも言われぬ味がでてくるのだ。

 雨の日は、こんな楽しみ方もある。