もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

日本の教育改革は“大分県”から

2008-07-12 22:06:07 | Weblog
 連日、大分県の『教員採用や管理職任用試験での汚職事件』が報じられている。
 この事件は、大分県だけのものではない。
 日本全国、いたるところに転がっている事件である。

 40年ほど前、K県の県教育長の息子といっしょになった。
 彼は、「盆暮れにオヤジの所に届く“付け届け”は大変な量で、一部屋がその置き場に当てられていた。」と言っていたのを思い出す。
 
 その“付け届け”の量の多さは、県の教育長だけではない。
 宮城県のS市の元教育長も“付け届け”の部屋があり、ランク付けをしていたという。

 また、小生の町の元教育長は、今ころになると自宅の庭の草むしりを匂わせていた。
 当時の“付け届け”は、オーダーメードの背広や油絵などだったようだ。

 更に別の良心的な教育長婦人は、
 「菓子折りやみかん箱の底に現金がしのばせてあったりするので、待たせておいて確かめ、入っていたら現金は返して物だけいただくようにしていた。」と話してくれたことがあった。

 片田舎の教育長でこうなのである。
 このような悪慣習的な行為は、大分県だけのものでは決して無い。
 昔から全国に根付いているのだ。

 せっかく大分県で明るみに出されてきたのだから、全国で点検し、海を出し切ることが日本の教育改革につながって来ると思う。
 日本の教育改革は、大分県からスタートするのだという意気込みを持って進めてほしいものである。