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2011年12月04日 20時34分13秒 | 映画


川本三郎の同名書籍の映像化作品。

1969年からの激動の日本。
この作品の時代を知っているか、知っていないかで感じるものは違うと思います。
私はこの時代の空気を感じる事が出来ました・・・・

と、ゆうのは私の幻想、もしくは思い込み・・・はたまた気のせいです・・ゴメンナサイ。

なぜなら1969年に生まれた私は、当時の世相も考え方も知らない。
学生運動、過激派、左翼思想、報道の在り方は全て現代史の出来事。
後から知っただけに過ぎない歴史、ボブ・ディランの曲も全て・・・

そう考えると、予備知識はあるが、全く新鮮な感覚で観ることが出来ました。

作品は妻夫木聡演じる新聞社の記者と松山ケンイチ演じる活動家の梅山との不思議な友情関係。
妻夫木の演技も素晴らしいけど、松山ケンイチの危うい精神状態の若者が素晴らしいです。
松山ケンイチのアプローチは日本のデ・ニーロと言ってもいいくらいです、凄く幅が広い・・・

でもってこの梅山って男は凄く打算的、計算高いけど上手くいかない・・・
革命家なのにもっと頑張れよって逆に応援したくなる(笑)。
この辺がとってもデ・ニーロに似ています(笑)

妻夫木や松山、その他の人物がタバコを吸うシーンが多くあります。
これって時代を感じる演出の一部になっていますね、凄く印象深いです・・・

とても見応えある作品でした。


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