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佐藤泰志の原作小説を映像化。
まず、主要人物を演じた池脇千鶴、綾野剛、菅田将暉、高橋和也の見事な演技・・・素晴らしい!!!
函館という地方都市で生きる若者の群像劇なのですが
閉塞感が漂う生活の中で、皆ここではないどこかへ行きたいけど行けないという厳しい現実。
うん、見事なほどに惨めな青春を描いている・・・
昔に鑑賞した「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を引き合いに出したら言い過ぎかも(笑)
結局はどこへ行っても景色は一緒って事なんだろうと思う。
現実を直視して「そこのみにて光輝く」って事なんだろう・・・
池脇千鶴は「ジョゼと虎と魚たち」の演技が印象的でしたが、この作品では妖艶(エロチック)なので
正直、目が釘付けになりました(笑)演出では出てこなかったが綾野と池脇の立場って。。。
やっぱり池脇が年上な設定なのだろうね、でないと妖艶の意味合いが違ってくるので。
ラストの朝日が当たる海辺のシーンはセリフが無くて二人の表情からしか気持ちを察することが出来ないが
なんという見事な落とし方なんだろうか・・・作品をまとめる表現としては完璧に近いです!!!
いい作品でした、満足です。
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