アラン・パーカー監督の青春映画。
私の中では青春映画の10本に入る作品ですね。
ベトナム戦争後遺症で人と話すこともせず、鳥の擬態をする青年(バーディー)と
彼の親友との青春の思い出、戦争出兵前の友情物語。
根本は戦争の悲惨さを訴える作品なのですが
これがね、青春のほろ苦い思い出がメインなので戦争で精神を病んだ主人公と親友の邂逅が
本当に切ないです・・・
音楽はピーター・ガブリエルです、これが素晴らしく映像とマッチしていますね。
病室の部屋は鳥かごで、鳥は自由の象徴で描かれているメタファーも分かりやすくて
とても感情移入出来る・・・
主人公を演じたマシュー・モディーンはこの作品までは
アメリカのイケメン俳優、ただそれだけの野暮ったい兄ちゃんの印象だったけど
この作品で印象がガラッと変わった・・・演技派の凄い俳優になったと思います。
親友を演じたニコラス・ケイジは凄くカッコイイ役です。
最初はバーディーの人間性を理解してやり、高校を卒業する辺りから親友の事を心配して助言もする。
戦争帰還後はもっとバーディーの心を理解しようとする、うん、とってもナイスガイな奴です。
ラストは「あぁーやられた~、そうきたか・・・」っていう落とし方ですが
これが映画作品として印象深いラストなので
私の中ではとっても忘れられない作品となっています。
機会があれば是非観てもらいたい作品ですね。
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