MASTER PIECE

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ファイトクラブ

2011年12月26日 20時46分12秒 | 映画


久々に観直したけど、最初観た時の衝撃は今回も変わらなかった・・・
うん、ぶっ飛んでます・・・まさに90年代の【時計じかけのオレンジ】

謎解きやシークエンスは色んなネットの情報で溢れていますので多くは書きませんが
この映画の主人公は名前が無かったんだね、無いと云うよりも最後まで明かされない。
そして没頭の銃を突きつけられた主人公の独り語りで始まり
そのシーンへ繋がるまでの回想だったとは・・・

印象深いのはボブが死んだ時のシーンで
「騒乱計画の為に死んだ者は名前がある」とゆうセリフ。
これは生きている時は騒乱計画には名前など必要ない人間だったのだが
事を成し遂げた(騒乱計画の為に犠牲になった)人間には名前があるとゆう事。

うーん深いです・・・とても哲学的です。

あと、ルーの店から出てきた時のブラッド・ピットのタバコの捨て方がカッコ良過ぎる・・・
CGと思える位、奇麗な放物線を描きながら画面の手前に落ちてくる。
思わず「おぉっー」って声を出してしまった・・・

多くのテーマがこれほどまでに上手く収まっていて全く無駄がない映画はそうそうない。
それをエンターテイメントで仕上げるデイビッド・フィンチャーの手腕は流石です・・・

多分10年後も20年後も観直すと思う。
名前があって生きていればの話だけどね・・(笑)


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