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子供殺しの映画・・・
原作者の松本清張は重厚なテーマと切っても切れない親子の絆を見事に描いている。
原作も読んだけど、映画もどっちも素晴らしい。
映画の方はダメダメな親父を緒方拳が演じていて
鬼気迫る演技に本当に悲しくなってくる・・・
映画の最後まで本当にダメダメっぷりなので、役者の気迫に圧倒されます。
ほんと役者魂ってこうゆうのをゆうのかな・・・
【映画のラストの解釈について】
結局、長男の殺人未遂で父親は捕まってしまいますが。
長男と対面した時に長男の言った言葉・・・
あれは自分を殺そうとした父親に対しての決別の感情では無く。
どんなに酷い事をされても父親をかばう優しさだったんですね。
切っても切れない親子の絆の深さ・・・
たぶん松本清張はこの辺を主張したかったんだと思います。
とっても考えさせられる作品。
こうゆう重いテーマもたまには観てみるもんです。