MASTER PIECE

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鬼畜

2011年07月23日 18時10分17秒 | 映画


子供殺しの映画・・・

原作者の松本清張は重厚なテーマと切っても切れない親子の絆を見事に描いている。
原作も読んだけど、映画もどっちも素晴らしい。

映画の方はダメダメな親父を緒方拳が演じていて
鬼気迫る演技に本当に悲しくなってくる・・・
映画の最後まで本当にダメダメっぷりなので、役者の気迫に圧倒されます。
ほんと役者魂ってこうゆうのをゆうのかな・・・

【映画のラストの解釈について】

結局、長男の殺人未遂で父親は捕まってしまいますが。
長男と対面した時に長男の言った言葉・・・
あれは自分を殺そうとした父親に対しての決別の感情では無く。
どんなに酷い事をされても父親をかばう優しさだったんですね。
切っても切れない親子の絆の深さ・・・
たぶん松本清張はこの辺を主張したかったんだと思います。

とっても考えさせられる作品。
こうゆう重いテーマもたまには観てみるもんです。