草むらの中に座って、なにやら鳩の仲間のようにも見えるヒドリガモのメス。
色も姿もおとなしく、バランスよく整って、特別に良いところはないが非の打ち所もない。
そういう、ただそこにある、という感じはまさしく鳩っぽいものであろうか。
他所の水上の、こちらは雄のヒドリ。
目の後ろの緑の光沢が、アメリカヒドリの血が混ざっているかもしれない風情。
その手前のは、やはりヒドリガモのメスであるが、最初の写真のと比べて、光具合で色がこうも変わって見える。
どちらが実際に近いかというと、やはりどちらもその場ではそのように見えているので、視覚情報など所詮その程度のあてにならないものであることがわかる。