花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

並揚羽蝶 14

2010年10月13日 23時17分39秒 | 蝶・蛾
今年もラストスパートの揚羽。
写真は先々週のもので、いま現在はもうずいぶん数を減らしている。

写真は、吸蜜中のナミアゲハのメス?に迫るオス?2頭、ツマグロヒョウモンも通りがかりで、狭い画角に蝶が4頭も入っている賑やかな図。



そういえば今年は何故か黄アゲハを全く見なかった。
そんなに変わらないが、シンプルな模様で濃い色の黄アゲハも良いものなので、そこはかとなく残念。

  

この場の流れ的には、オス2頭のうち燕尾の欠けていない先にいた方が勝ち、メスと連れ立って飛んでいった。



1頭まぎれていたツマグロヒョウモンのオスを成立カップルで眺めやる図。
体が斜めになっていても水平を保っている頭が、妙に意思ありげにみえて感じ悪い。
しかし、珍しい構図で面白い絵面。

浅葱斑蝶 9

2010年10月12日 21時54分55秒 | 蝶・蛾
アサギマダラ。
つい、微妙なものでも、出来るものなら欲が出ていろいろ試したくなるものだが、
やはり王道は低感度でバッチリと決めるものだ。
そしてそのためにはα900とSTFレンズ、これは究極だ。
うむ、美しい。



この画質で飛んでいる絵を撮れれば申し分ないが、それには5倍ほど光が欲しい。
どうにも無い物ねだりである。





取得した俺アカウントの動画が一個だけで寂しかったので、適当なものだがアップしてみる。

浅葱斑蝶 8

2010年10月11日 22時35分22秒 | 蝶・蛾
先日からぐだぐだ言っていたアサギマダラ、今日はいつもの植物園でたっぷり見ることができた。
いかんせん、そうそう超明るいところには出てこないタイプの蝶でもあるので、羽ばたきを撮ろうとしたらiso1600の感度が基本になる。
α55には900と違って内蔵ストロボがあるのだから、試せば良かったじゃないかと思いついたのは今のことだ。
まぁ、被写体のためを思えば強い照明は使わないのもマナーだ。



そういえば、以前にα55の10連射モードではシャッタースピードの自由が効かないことを書いた後フォローをし忘れていた。
コンティニュアスAFでは確かにそうなのだが、シングルAFまたはMFではisoと絞りを自由にできるので、最初の写真は1/1000秒で10連写のうちの一枚だ。
で、こちらの写真はコンティニュアスAFで1/500秒の一枚。意外にAFが食いついてくれた。動きのブレもほどほどだ。
このレンズでは確実性は薄いが、超音波モーター付きのレンズなら、蝶飛行写真をAFで撮る敷居がずいぶん低いのかもしれない。



折角の飛んでいる写真でも、尻向きではありがたみ半減なのだが、この蝶自体のありがたみが大きいので、こういうのもまた良い。
これで顔がこっち向きなら全紙プリントにして部屋に飾るレベルだ。

小鮫鶲 3

2010年10月10日 21時42分27秒 | 
今日は、もののついでの軽い散策に一応カメラも持っていく程度の撮影行で、午前中は暗かったので、いつもの暗い望遠レンズは持たなかったのだが、間の悪いことに珍しいコサメビタキが出てきていた。
一応200mmで撮れたが、ちょっと惜しいことであった。



葉の落ちたシダレザクラの枝の上だと、気が早い冬枯れの風景にも見えるが、夏鳥であるコサメビタキは今から南の海の向こうへ飛んでいくところで、日本の冬とは縁がない。

動画(改訂)

2010年10月09日 23時41分41秒 | 秋冬の風景
動画編集はとにかく手間と暇がかかるもので、雨の休日にはふさわしい風情のものではあるが、
とにかく手間と暇を考えると、動画配信しまくりの人は大したものだと思う。


---------改訂-----------




この動画は、大原のヒガンバナと、適当な川の流れと、風に揺れるコスモスに、植物園で試し撮ったアゲハを挟んだもの。

音はもともと風とモーター音ばかりなので、無しにした。
と、思ったら鳴っていた。まぁ、いいや。
古い動画編集ソフトなどい引っ張り出してきていろいろ試してみたが、動画の長さ編集とクロスフェイドでつなげるだけくらいならwin7付属のでできて、早くて高画質になる事がわかったので改訂版にした。
改訂ついでに、蛇足感は否めないながら、また他所のカイツブリも足してみた。
わりとぐだぐだだ。

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α55で動画を撮れる制限時間がどうだとかの話が特定方面で喧しいが、長い動画など見せられる方はたまったものでないものだ。




写真は、最初のカットになる竹林と彼岸花。
静止画の方がどうしても綺麗だが、風に大きくゆっくり揺れるダイナミズムは絵には表現できないものだ。

待宵草

2010年10月08日 21時56分09秒 | 秋冬の花
淡あわとした黄色の花が赤っぽく変色して萎れていく、マツヨイグサの朝。
待宵草、感じの雰囲気が良いだけ、カナで書くと美しくない。

草的には、舗装路の隙間などにも顔を出す、ザ・雑草のひとつには違いないが、なんとなく悪いイメージを持ちにくい風情が、また、なんとも。

青筋揚羽蝶 13

2010年10月07日 22時43分46秒 | 蝶・蛾
街に金木犀の香りが漂うと、秋も深まってきたのを感じる。
今年の蝶のシーズンも終わりに近づいている。
アゲハも今週、来週くらいで来春までの見納めではないか。という時期の、フジバカマに訪れるアオスジアゲハ。

フジバカマの花には浅葱斑を期待してしまう。
青筋揚羽や豹紋蝶の類もこの花が好きで、ありあわせの蝶という感じになるが、それを撮るのもまぁ悪くはない。

去年は浅葱斑は撮れず、一昨年は当たり年だったが、今年このカメラで撮りたいものだ。
この週末がもうラストチャンス。さてどうだか。

菊芋

2010年10月06日 21時46分52秒 | 秋冬の風景
花はキバナコスモスに似ているが葉っぱが猛々しい雑草。
多分これはキクイモ。イヌキクイモかもしれない。
菊の仲間には違いないが、食用にもなる芋が地下にできるらしい。

背景のエノコログサが放射状に飛び出て、花火を彷彿させるような絵になっている。
派手なはずのまっ黄色い花だが、全体的には渋くまとまってくれた。

緑豹紋蝶  5

2010年10月05日 21時53分05秒 | 蝶・蛾
川原で蜜を吸うミドリヒョウモンのメスと、襲いかかるツマグロヒョウモンのオス。
オスメスはこの際関係ないと思うが、メジャーの派手さとマイナーの地味さが分かりやすい対比になっていて良い一葉。



また別に、例年のヒヨドリバナの蜜を吸う、こちらはオス。
前羽の天面に黒く太い三本線があるのが一番分かりやすいオスの特徴で、写真は下から見ているが、透けて見えるのでそれとわかる。
ごちゃごちゃした中にいるのが好きな蝶なので空と一緒に写すのは基本的に難しいが、やってみると良い雰囲気。



こういう図が、まさにミドリヒョウモン。
丸い光が花と蝶の延長線上にあって、ラッキーに良い感じ。

彼岸花 15

2010年10月03日 21時40分19秒 | 秋冬の花
先週末にはまだ蕾が多かったヒガンバナ、この週末には萎れたものと咲いたものと未だに蕾のものが混ざって、余計、良くなかった。
まとまって咲いてあるところを探して切り抜けば、まぁ良い風景になるのではあるが、期待していた一斉に咲き誇る風景には届かない。
気候が良くないと、個々に花が咲いている時期はばらけて長くなるが、皆で咲いてさっと散る華やかな方が美しい。



これこのように、手前は蕾が多く、奥でぼやかしてある所には既に傷んだ花も多い。
難しいアプローチである。



一番良いところでパノラマ。
このブログでは小さくしか表示できないが、GANREFさんに大きくアップした。
あと、動画も撮ってみたが、アップするにはちょっと編集しないといけないので、後ほど。
三脚の上でも、録画ボタンを押す前後に揺れてしまうのが困りもの。

2010年10月01日 21時32分45秒 | 秋冬の風景
柿という果物は、見た目にも味にも良いものだが、いろいろ面倒くさいものでもあり。
積極的によく柿食う人生でなければ自然に縁が遠くなるものでもある。



それにしても、木に果実が成っているシチュエーションは、それだけで心が和むもので、
そういうのを見ると縁が遠くなったのを惜しむ心も出てくる。