花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

梅小路蒸気機関車館 2

2008年02月15日 19時38分37秒 | 秋冬の風景
引き続き梅小路の蒸気機関車館にて、整備中?の風景。
とても良いスチーム。
こういうところに出くわせられたのはラッキーなのか、いつでもやっているのかは知らない。しかし非常に見ごたえがあった。


少し移動して広めに。
ここは扇形庫というのだそうで、全部の汽車が中央の一点を向いて並び、放射状に線路が出来ている。
ただし中心点には立ち入り不可。

汽車の顔形の違いが面白い。が、調べだすと危険が大きいので調べない。


限りなく男性原理的な造形。
細かい計算よりもデザインした人の趣味全開が見えるのが古いものの素晴らしさ。


HDサイズで、鉄愛にあふれる男たちの肖像。
雪があると絵に渋い華やぎが加わってありがたい。

梅小路蒸気機関車館

2008年02月14日 21時31分54秒 | 秋冬の風景
近所に20年住んで、良い鉄があるとも聞いていたが行ったことはなかった梅小路の汽車のあるところ。
雪との組み合わせで面白いかもしれないと、近所の所要の後にフラリと寄ってみた。
行ったことのない所なので何を見られるかも知らずに、適当極まりない行軍であったが意外に良かった。

鉄ちゃんではないので、汽車の型番に思い入れはないものの、ブルーグレイとダークグレーの色組みは素晴らしい。
背景の奇抜な電車が邪魔だが、どうせ停まっている汽車なので、これくらい油断のある図になった方が良いかもしれない。


庫内の車両の中で一番顔面のゴツかったのの広角アップ。

鉄道を略して鉄と言ったりすることもあるようだが、四の五の言うよりもこれはまず鉄だ。
ただただ、鉄だ。
鉄以外の何者でもない。

電車は、アレはアレで面白いものだが、自分が所有したいと思うならこちらだなぁ。
しかし、こういう類の一番好みのシチュエーションは「朽ちつつあるところ」であるので、これでは綺麗過ぎる。


適当な車両の運転席。
メーターと金属ハンドルが素敵だ。
今、写真を眺めているだけでも回したくてたまらない。
欲を言えば天井や下の方に、もっと松本メーターが欲しいところ。万感の想いを込めて光らせたい。


折角なので、この項続く。

雪の東寺

2008年02月13日 21時10分01秒 | 秋冬の風景
昨夜から今日の昼前まで雪が降り、軽く積もった。
折悪しく朝からこの辺に用事があったので、ついでに雪の東寺の写真を撮れた。

この写真のタイミングではちょうど真上に晴れ間が出たが、このあともしばらく曇ったり晴れ間が出たり。雪は降り続けていた。
こういうシチュエーションでは強めのDROで印象どおりに近い絵が出来る。便利。


塔の上層2階。
モノトーンが似合う。


ほどほどに降る雪は実に良いですね。

西洋辛子菜 5

2008年02月12日 21時46分05秒 | 春夏の花
しかるべき育て方をして早い時機に花をつけた菜の花。
先の週末の雪の日より前に撮った写真なので、今どうなっているかは知らない。


雪に埋もれていればそれはそれで大変に綺麗だっただろうとは思う風景。

草としては、その辺の川原に蔓延っている野太いものに比べると貧弱でかわいらしく、単品での見場が良い。
マスで見ると育ちの悪いのも写るために、イマイチ感がある。


例のマクロフラッシュと強めのDROで変な質感にしてみたマクロ写真。
皮が薄く、瑞々しい雰囲気が好ましい。

金黒羽白 2

2008年02月10日 21時20分51秒 | 
居ないところにはまるで居ないが、居るところには佃煮にするほど居るキンクロハジロ(鴨は佃煮にならないが)。
こいつはノーマルな鴨とは少し違い、潜水して藻や虫を食べる生活をしている。
しかし、ここ鶴見緑地では、数は少ないが、人の手からパンをもらって越冬している。
藻や虫も食べ放題にあるだろうが、ちょっと珍しいのと、頭の毛が面白いので他の鴨100羽より贔屓にしてもらえる。
というわけで堕落したようだ。

写真は、そんな感じのキンクロであるが、どこまで堕落しているのかは図りかねるので、人の手の上のパンを食べようとするシーンは、撮ろうとして逃げられたら人にわるいので遠慮した。
その代わりの、頭のモサモサだけ風に揺れる正面顔。


こちらはメス。
黒にカメラの露出を合わせたら金の目が光りすぎて怖い顔になったが、それもまた良し。
水面に写った目も良い仕事をしている。

普通にはなかなか近づいてくれないキンクロだが、とりあえずコレでアップで撮りたい小目標の一つをクリアできた。



ところで、噂の新機種・α350を700の時と同様、梅田のソニースタイルプラザで触らせてもらった。
問題の"クイックライブビュー"は、実際に一眼レフの反応速度のまま使えるコンパクトデジカメ同様の液晶画面を実現していて偉かった。
若干、コンマ1秒くらいシャッター時のブラックアウト時間がもたついたような印象はあったが、実用上の問題は皆無であろう。
AFのフォーカスフレームがファインダーにプリントされたものを撮影して表示しているものなので、不鮮明なのがまた面白い。
その代わりに正確なピント位置を液晶上にマーキングしてくれるのは、今でもピントの背景抜けをしでかしてしまう自分も「コレは良い」と思わせてくれるスグレモノな雰囲気。

1400万画素は余計なお世話なので、α300の方が安くで出るならそちらを期待したい。
といいつつ、350のモニター募集をしていたので応募してみた。
応募物に受かったことがない人生なので期待はしていないが、さて。



亜米利加緋鳥 2

2008年02月09日 20時24分04秒 | 
アメリカヒドリ。背景はオナガガモ。

大阪の鶴見緑地公園は、普通種の鴨が各種、キンクロハジロやハシビロガモなども直ぐ足元まで寄って来てくれる。
アメリカヒドリはその中では珍しいものの方で数も少ないが、行動パターンは普通のヒドリガモと同じなので、混ざって油断している。
メスの方は、流石にアメリカか普通のか区別できない。
この両者は雑種OKだそうなので、鴨的には構わないかもしれない。


顔のアップ。ただし、ピントが体に合ってしまったダサい写真なので、雰囲気の参考までに。
ネット上にいろんなアメリカヒドリの写真が挙げられているが、どれも顔全体的に微妙に違うのは、やはり血筋の問題であろうか。

1枚目HDサイズ。
足とか、額のエンボス感とか羽の細かい模様とか、細かい部分や質感が綺麗に写ると実に嬉しい。


鳶 8

2008年02月08日 21時31分33秒 | 
重たげに離陸する、肥えたトンビ。

鳥は伸び縮みしたり膨らんだりするのでシルエットから太っているか痩せているかは測りづらいが、

こうやってぬくぬくと群れている中の一羽である。
たぶん太っている。

例の琵琶湖の草津のコハクチョウが居るところの裏手の田んぼにて。
100は居ないかもしれないが、大体見渡す限りのエリアに点々と、一部にゴジャっと固まっていたので、おそらく100近い数であろうかと。
お世辞にも美しい風景ではないがシュールな味わいがある。

小白鳥 2

2008年02月07日 21時19分33秒 | 

今日はHDサイズで更新。
1/16更新分のコハクチョウの続き。

目次ページの更新準備をしていて、WUXGAページに追加するコハクチョウを決めかねた。
露出が上手く行ってオナガガモと向かい合った風景が面白げなものにするか、露出がまずくて、ポーズは決まったがざらつきのある絵になってしまったものか。

前者の方が良いかなぁとは8割方思っているわけだが、後者も捨るとなるとまた捨てがたく、結局、両方並べるというダメな方向に落ち着いた。

改めて客観的に見ると、鴨が多すぎて画面がうるさい。こればかりはどうにもならない。

花鶏 3

2008年02月06日 21時46分59秒 | 
背景は青空だが日は陰って薄暗く、派手なものも地味に見えるコンディションの中、別して最初から地味なアトリのメス。
眉っぽいラインのおかげで、横顔より正面の方が若干メリハリがある絵になる。


その横顔。

色のあるのが派手になる方向に向かわない残念な例。
しかし、スズメより一回り大きく、目で見る分には意外にボリュームがある。


川原鶸 7

2008年02月05日 22時25分24秒 | 
暴力的な数のカワラヒワの群と、やけっぱちな量の実を用意して受け入れる木。
それも瞬く間に減っていく。

弱い鳥と漢字で書いてヒワであるが、特別に弱弱しいわけでもなく、木にしてみれば、こいつら死ねとか毎年思っているであろう倣岸さである。
食べられる植物は毒のある植物に比べて愛が満ち溢れているというよりも、ただ要領が悪くて、しかもそのしわ寄せはどこかに現れているはずだと考える方がリアルだと思う。
したがって、食べる方が気にやむべきことはまた特に無い筈。

梅 8

2008年02月04日 20時56分48秒 | 秋冬の花
例のマクロフラッシュを使用して、咲き始めた梅の花のマクロ写真。
雨つぶの水滴がきれいに写ったのが嬉しい。

背景が暗いのは夜だからではなく、マクロフラッシュの光が強すぎて昼間の曇り空くらいでは真っ暗になってしまったということ。
久しぶりに持ち出してきたTokinaの100mmハーフマクロだが、F22で良い位の被写界深度だ。

白梅。
蝋梅。
微妙なタイミングでimpressデジカメwatchに現行ソニーαのマクロリング/フラッシュの試用リポートが載っていた。
やっぱり新しいのは良いなぁとは思ったが、コレはコレで満足できた後なのでOK。

他メーカーのカメラにもつけられるという話は大いに参考になった。
powershotPro1+スーパーマクロコンに付けてみると確かに出来たので、無茶苦茶な重量バランスは苦しいが、次の虫シーズンが楽しそうだ。


MINOLTA MACRO FLASH 1200AF

2008年02月03日 21時50分34秒 | Weblog
マクロ撮影用外部フラッシュ。
以前からこの類のものが欲しいとは思っていて、中古が安かったので、つい買ってしまった。

今、市販されているLED式のリングライトとは形は似ているが違うもの。
また、古いものなので調光機能は対応しておらず、シャッターと同時に全力で光るのみのもの。

試し撮りに、ドラクエ2の死ぬ人のフィギュア。
光が強いので、マクロで使おうとしたらずいぶん絞り込まないといけないが、発光部を外して色んな角度からのライティングを試してみるのは面白い。

ダブル曹操。
今まであまり絞った写真を撮ることがなかったので、ちょっと妙な感じだがそれもまた面白いか。

実際には、ユキノシタとか、暗いところに小さい花が咲く時期にあると楽しめるアイテム。まだ時期が早い。

水仙 3

2008年02月02日 21時33分31秒 | 秋冬の花
冬らしい風景の水たまりの傍に咲くスイセン。
ナナメに生えてしまったが、花のところでクッと垂直に持ち上げて真横に咲こうとする心意気に打たれる。
しかし地面がしっかりしていないと、花の重みでやっぱり下を向いてしまう、計算の甘さがまさにナルキッソスらしい。

スイセンは、この日本水仙でも野生のものではないので花壇で見ることが多いが、水辺に無造作にある方が映える。
地中海の方からシルクロード経由で中国へ、室町時代の日本に来てからまた変化したのが、この日本水仙であるとのこと。えらいものだ。

瑠璃鶲 8

2008年02月01日 22時16分00秒 | 
真正面からルリビタキ。
身などほとんど入っていないが、毛をムワっとさせた防寒体制のため超デブに見える。
その分、足の細さが際立つ。どれくらいの強度があるものなんだろうか。

あと、特徴的なヒタキの正面顔が、白眉と白髭で年寄りじみて見えるのがおかしい。

2006/2/15掲載のジョウビタキ正面
も、そんな感じだが、普通にキレイなのはやっぱりルリビーか。