雪の積もった咲きかけのミツマタ。
しばらく前に撮った写真で忘れていたものであるが、まだ雪が降ることがあるながらも既に締まりのない降りかたにしかならない時期になったので急いでアップ。
漢字名を調べるために軽くググってみると、万葉集に歌われているとか和紙の材料で日本のお札にも使われているとかということで、特に注意したことのない花だったが、なかなか面白い。
[春去 先三枝 幸命在 後相 莫戀吾妹]
春されば まずさきくさの さきくあらば 後にも逢はむ な恋ひそわぎも(柿本人麻呂 10巻1895番)
良い具合に酔っ払っている時には、こういう綺麗な歌は実に染みる。
三枝[さきくさ]はミツマタの古名。
サキクサの咲く頃に幸いであればまた会えるから名残を惜しまないでおくれ、と死亡フラグを立てる歌。
作者の人麻呂は大量の自作の歌以外には何の史料も残っていない事から「もしや政治的なゴタゴタで闇に…」疑惑のある人物であるので、更に良い。
この花自体には何もたいしたことのない花なのだが。
しばらく前に撮った写真で忘れていたものであるが、まだ雪が降ることがあるながらも既に締まりのない降りかたにしかならない時期になったので急いでアップ。
漢字名を調べるために軽くググってみると、万葉集に歌われているとか和紙の材料で日本のお札にも使われているとかということで、特に注意したことのない花だったが、なかなか面白い。
[春去 先三枝 幸命在 後相 莫戀吾妹]
春されば まずさきくさの さきくあらば 後にも逢はむ な恋ひそわぎも(柿本人麻呂 10巻1895番)
良い具合に酔っ払っている時には、こういう綺麗な歌は実に染みる。
三枝[さきくさ]はミツマタの古名。
サキクサの咲く頃に幸いであればまた会えるから名残を惜しまないでおくれ、と死亡フラグを立てる歌。
作者の人麻呂は大量の自作の歌以外には何の史料も残っていない事から「もしや政治的なゴタゴタで闇に…」疑惑のある人物であるので、更に良い。
この花自体には何もたいしたことのない花なのだが。