花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

蓮 3

2007年07月15日 22時15分46秒 | 春夏の花
台風一過、時折は青空も覗いた本日。天気予報の当てにならないのは知らないではないがここまでダメとは知らなんだ。
とはいえありがたいことなので、velviaポジフィルム装備でイベント中止になった大覚寺と例年の祇園祭に出かけた。
ポジは現像に時間がかかるので、とりあえずデジタルでも撮ったこちら。


 
蓮の花は意外に上手い具合に咲いていることが少なく、花びらが数枚あちこちを向いているのがほとんどになる。
今日はまだ蕾が多いが、満開になる頃には今割いているものはもうボロになっている。
もう少し咲いたあたりを遠目に見るのが一番良い見方であろうと思う。

雛桔梗

2007年07月14日 22時01分44秒 | 春夏の花
この季節の雑草の花、ヒナギキョウ。
種類的にも桔梗の仲間であるらしく、はるかに小ぶりではありながら、まぁ全く似ていないこともない。

原寸大より拡大してみると色も上品でカタチも整っていてキレイだが、実物は小さすぎて、そうそう注意を引くまでに至らない。

蓮と大塩辛蜻蛉

2007年07月13日 22時44分19秒 | 
お昼になって花を閉じた?蓮の上に停まったオオシオカラトンボ。

今年は梅雨らしい梅雨の雨続きで、蓮の開花に遅れ気味のバラつきがでているらしい。明日からの連休など、せっかくの祇園祭に雨続きの台風まで直撃だ。
大覚寺の復活した蓮の花見会がそれで中止になったらしいのでの今回の更新。

オオシオカラトンボは、後羽の付け根が黒くなっているのが普通のシオカラトンボと一番区別のつけやすい点であるそうだ。

似ているけど違うもの、であるのだろうが、この違いがそれぞれにどういう意味があるのか不思議だ。

槿 2

2007年07月12日 22時42分02秒 | 春夏の花
ムクゲの花が咲きました。
本当にどうでもいいものでも切り捨ててしまえば文化というものが成り立たないが、知らない振りで済ましてあげるのも武士の情である。
野平俊水氏の好著を参照のこと。または冒頭の言葉でぐぐられたし。


縦にワサワサとして根元がすっきりしないが花はスッキリして、見方を心得れば爽やかなムクゲ。
花がたくさん付いているからと、全部入れようとするとムサい図になる。
それもまた良しか。
ピンクの花の色が濃く出て、また印象が違う。


ハイビスカスのような押しは無いが、夏っぽい雰囲気があると引き立つ。
最初のは24-105望遠側デジタル、
次のは24-105広角側アナログ、
下のはSTF135デジタル。
どちらかというとデジタル向きの被写体な気がする。

鶴見緑地公園

2007年07月11日 21時32分44秒 | 春夏の風景
大阪・梅田界隈のカメラ屋巡礼で24-105を仕入れたついでに足を伸ばした試運転。
この日は昼頃にも雨がぱらつく天気であったが3時過ぎ頃から青空も見えた。

小さいヒマワリと風車の図。
広角で多少のパースが付いているが、24mmくらいだと常識的な範囲ですね。


デジタルでも。
風車は同じでも、立ち位置を変えてサルビアの植え込みと飛んできた飛行船を入れての一葉。
右端にコショっと黄色いものがあるのが一枚目のヒマワリ。

MINOLTA AF24-105mmF3.5-4.5(D)

2007年07月10日 23時37分17秒 | Weblog
9xiに良い具合のズームレンズが欲しく、B品の中古を買った。
シグマの24-70mmF2.8通しも候補であったが、例の次αレンズの寝言の中に24-70mmF2.8はツァイスかも!みたいに書いてあったので、とりあえずこちらを選んだ。

銀塩フルサイズでは広角からそこそこの、デジタルAPSCサイズでは普通からチョコチョコの画角で、普通に楽しめるレンズである。
ミノルタ製だが2000年式の新しい設計なのでコンパクトかつ使用感はいろいろ快適。
画質は平々凡々との評判であるが、特に悪いところは無いという意味。
普通の写真を普通に撮れる普通に優れた、感じの良いレンズ。
ただし見た目はダサいめ。
フルサイズでワイド端絞り開放を使うと周辺光量落ちがかなりあるのが、妙に新鮮な気分。

黄揚羽蝶 3

2007年07月09日 21時50分23秒 | 蝶・蛾
紫君子蘭の蜜を吸うキアゲハ。
かなりアップで撮れたのでリンプン具合と背中のフサフサ具合が美しい。
花の青と背景の深緑と蝶の色の調和もすばらしい。
もう少しじっくり見ると、奥側の触角の裏の黄色縞が今回の新発見。
そう思って今までのを見返すと、揚羽と立羽とシジミ蝶とその他で、触角具合に種類別な特徴があって、気にしたら何がどうだというわけでもないが気にしていなかったのは迂闊であった。

向日葵 2

2007年07月08日 21時57分34秒 | 春夏の花
今年は珍しくちゃんと雨の降る梅雨だと思っていたら、もうそれなりにヒマワリの咲く季節でもあった。
写真は、α9xiにFUJIのネガフィルム。スキャンのときの調整に慣れてきたので、ちゃんと良い色が出ている。
まだしばらく良くない天気が続くようで、そういえば来週末から祇園祭、それが済めば真夏の晴天続きになるのが例年のパターンである。
週間予報では次の土日は雨のようで、なにしろ困ったものだ。

小鯵刺

2007年07月07日 22時26分59秒 | 
カモメかと思ったらクチバシが長い、これはコアジサシ。
ヒュルヒュルと飛んでいる様は、普通なら「気持ちよさそうに」と冠をつけるところだが、
下(池)をずっと気にして顔を下に向けながら飛んでいるので、印象はせせこましい。
海鳥の仲間らしく広々と広げた翼はなかなか美しい。


上空から小魚を見つけると、ホバリングしてからヒラヒラと急降下、パシャッと着水して獲物を捕らえる。
100発100中には程遠いが、素早いのと場所の悪さから、急降下の写真は撮れませんでした。


ところで、SONYの次αの噂が何やらチョコチョコ増えてきたようで、真偽は兎に角、無いよりは楽しい。
NIKONのD3など去年から嘘の噂が絶えないが、期待するほか何の仕様も無い身としては何でもウェルカムである。
あと、もしここを御覧のSONYの関係者様がいらっしたら、SGGK(スーパーガンバリゲートキーパー)モニター志望者がここにいることをお伝えしたい。ご連絡頂きたい。

ひるねする猫

2007年07月06日 22時37分42秒 | ねこの風景
昨日ちょこっと新αの情報がわざとらしく軽く漏れたようだが、この“α10(仮)”のもっちゃりしてる他特徴の無いカタチは心底微妙で困る。よほど中身が面白くない限り、値段がEOS1Dクラスであろうとα1(仮)待ちかなとも思うが、SDさんの例のフリーズ癖がこのところさらに強くなってもきているので困っている。
新レンズに関しても何か言っているが、"Will it be a Carl Zeiss? Who knows…"など、寝言の域を出ないコメントにはやはり困らざるを得ない。
困ったときには寝るに限る。

と、強引なつなぎで本日の写真。
広場の隅っこの木陰の草むらの、ちょっと開けた真ん中に堂々べったりと昼寝する猫。
明るいほうを向いたままのスタンバイスリープモードである。
絵的なコントラストが好ましいので、手でも若干コントラストを上げたが、大きくはいじっていない。

あまり猫本体は写っていないが、雰囲気的にいかにもな感じが眠たく、良い。

合歓の木と目白

2007年07月05日 23時15分02秒 | 
ネムの木の花とメジロの図。
ネムの花は華やかなようでいて、高いところに咲くのでなかなか写真にしようが難しいが、メジロが良いアクセントになってくれた。
一応メジロが主役的なポジション取りではあるが、今回は花が主役を食ってしまったか。が、もっとキレイに咲きそろっておれば、と、惜しいところではある。

葉の波型も美しい。
メジロは直射日光が当たらない限り地味。

猩々蜻蛉 4

2007年07月05日 00時10分23秒 | 
先のと同じ、ショウジョウトンボの未成熟体を背景込みの全身像で。
ショウジョウトンボの基本形は、秋になる前から全身が赤一色になるのが特徴。赤トンボであるアカネの仲間ではない。

で、そんなショウジョウトンボもヤゴから出てきたばかりの時はまだこのように黄色いそうだ。
羽の先の黄色がお洒落だが、体が赤くなる頃にはそれも赤くなる。


さらに引いた図。
場所は植物園なので、足場の植物も後ろの花も良く知らない外国の植物。

馬鹿みたいに赤くなるより、むしろこれくらいの中間色の方が格好良いように思うが、何ぞ赤くなりたい理由でもあるのであろう。

猩々蜻蛉 3

2007年07月04日 20時59分38秒 | 
これまたpro1マクロコンシリーズ。
ショウジョウトンボの未成熟体の羽の付け根の裏側写真である。
シルエット的に面白味は無いトンボでも、こう迫ってみると肩ラインのリベット打ちのようなギザギザが思わぬ格好よさ。
羽の立体構造はリサイズでつぶれて分からないが、太い筋の骨質感が素晴らしい。


横から、体にピント合わせて。


少しくつろいだところを目にピント合わせて。(せっかくの複眼がモアレってしまった)

被写界の深い2/3CCDでもここまで迫ると多少絞っても全体にピントが合わず、ISO50の感度がシャッタースピードを厳しくするが、可動液晶で対象物と直接目を合わさずに横向いて撮れるのがpro1の良いところ。

造形の不思議さは結論が出ない分、純粋に無責任に楽しめる。

紫陽花 5

2007年07月03日 23時58分18秒 | 春夏の花
考えてみればまだやってなかった、アジサイの花マクロ写真。
花びらのように見える色鮮やかなガクの中にある小さい本物の花も拡大すればちゃんと花になっているのは可笑しい。
しべの上品な色合いと結構肉厚な感じが和菓子風にも見える。

マクロ写真というのは凝らなくても見栄えのするものだが、撮る楽しみ方も見方も普通のものとは質的に違っていて、あまり続けると芸のないのがバレそうだ。
つまりインパクト勝負の一発芸的なもので、そういうのは実は凝ったものより得意分野だが、それは見せ方と出し方に気を使わないと効果的でないので要注意。>>自分