花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

花菖蒲

2006年05月16日 02時31分48秒 | 春夏の花
ハナショウブと、ただのショウブはぜんぜん別物で、アヤメの類はハナショウブ。
旧暦の5月5日だとハナショウブも盛りで、ショウブに尚武をかけていろいろアレな訳だが早いハナショウブはもう普通に咲いている。
外来種の黄菖蒲などはもう終わりかけている。

去年、6月に花菖蒲の群生の中を飛んでいくギンヤンマを撮ろうとしてpro1で玉砕した記憶が折に触れ生々しいので、今のところ嫌な記憶の範疇にある、とばっちりな悪印象の鮮やかな花。

それにしても、この形にはどういう意味があるのだろうか。昨日も書いたが特に虫を呼んでいるようでもないので無駄に派手だ。
無駄は好きだ。

杜若 2

2006年05月15日 00時28分27秒 | 春夏の花
澤辺に匂うかきつばた。花紫の所縁であるが白いのも良い。
八橋でなければ錦鯉とか、少々人為的なアクセントがあったほうが、この花は映える気がした。

今年は開花が遅くなったが、まぁ見られて良かった。

100マクロでは露出失敗の一葉だが、一瞬停まったアオスジアゲハ。
そういえばアヤメの類に虫が停まるのはあまり見ない。
すぐ近くに山ほど躑躅が咲いているからか。蜜が無いのか不味いのか。

梅田

2006年05月14日 00時15分06秒 | 春夏の風景
SFチックな、そのまま宇宙へ飛んでいきそうにも見えるビル。
これもまだGW中の写真。
冬の間から、街路樹が茂ってきたら街撮りもしてみようかと思っていたので、してみた。
こちらは、クラシカルな建物。
広く撮った公園。

広角だと明るすぎる空が大きく入るので露出具合が難しいが、成功するまで撮りなおせるのがデジタルの強み。
銀塩写真って撮ったことないけどね。

梅・桃・桜

2006年05月13日 00時14分08秒 | 春夏の風景
3月から4月に花が咲いた頃には賑々しかった木も、新緑の頃にはすっかり落ち着いた雰囲気。
よく見るとまだ青い実ができている。
この写真は梅。
硬げな質感が見るからに酸っぱい。

そして桃。
まだ花の残骸が残っているが、実のなり方が分かりやすい。
そして桜。
サクランボと胸を張るようなものにはならないが、日の当たる辺りから赤くなりはじめた。

こういう被写体も、たまには良いものだ。

浜鷸

2006年05月12日 01時26分53秒 | 
冬毛から夏毛に変わりつつある鴨川のハマシギ。
一年以上名前を間違えたままになっていたが、気が付いたら間違っていた。

印象的に全体に小柄な鳥が群れている姿は実に和む。
光線的にふわふわ感が増しており、非常に好ましい。

一初

2006年05月09日 23時40分42秒 | 春夏の花
いちはつの花の満開。アヤメの類で一番初めに咲くからイチハツというのだそうだ。
どうみてもアヤメの類ではシャガが一番早いのだが、胸を張って堂々とした突っ込み待ちの姿に気おされる。

大きく。
雨の日で、例の影とり君の試運転をかねての撮影。
いろんな花で言っているが、これもまた蕾の姿が良い。

アヤメ類の花はとても好きだが、真ん中の白いのがモジャっとした、これやジャーマンアイリスとかはあまり好きではないな。

影とり君の具合は良さそうだが、外した場合の比較を撮り忘れたので断言は出来かねる。


天狗蝶

2006年05月08日 21時43分31秒 | 蝶・蛾
いきなり飛ばれたため、かなり後ピンになってしまったテングチョウ。
残念だが天狗の仕業なら仕方ない。

写真の解説をすると、背中より頭が下に猫背になっています。
顔は完全にボケて、特徴の長い鼻も真正面なのでよく分かりません。

羽の下側は見ての通りの枯葉擬態、天面はオレンジ模様が入っています。

浮遊感というほど優雅な飛び方ではないが、上のような出来でもちょっといい雰囲気ではあるので採用。

大鷺 3

2006年05月07日 21時02分11秒 | 
昨日の続き。
もわっと毛を逆立てたダイサギ。
いつもはつるりとしているが、流石の羽毛感である。違う鳥みたいだ。

もう一枚は、普段の顔のアップ。
ちゃんと見てみると、目が鳥にしては随分、前を向いていることが分かる。

こうして6,7分ほど眺めているうちに5匹くらい食べていた。
意外に働き者というか、漁が上手いというか。

ストロボディフューザー影とり

2006年05月07日 19時11分24秒 | Weblog
一昨日購入後、ちょこちょこと遊んでみているケンコーの珍品、「影とり」。
写真のような物体である。
一見、ケガ入院中の猫のようでもある。

これは何かというと、内蔵ストロボの光をまろやかにし、かつ大きいレンズ自体の影でストロボ光が陰るのを防ぐ、良い物なのである。
使用例である。
一方、使用していない例である。
効果は歴然としている。
サムネイルのように11mm側でレンズフードもつけると流石に、下の方が多少暗くなるのだが、気を付けない限り言うほど気にはならない。
これは結構、大した事ですぞ。

趣味上で使うタイミングがどれだけあるかは疑問だが、仕事で使えそうなので良い買い物をしたような気がしている。

大鷺 2

2006年05月06日 17時53分24秒 | 
春のダイサギは顔が鮮やかな青緑になり、クチバシも冬の黄色から黒になっています。なかなかキレイ。
そして写真は魚を捕まえたところ。
そして丸呑みするところ。
そしてもう一回トライするところ。
そして更に成功したところ。
の、本日は4枚組みでした。

首が、ひょろ長いという形容がぴったりな感じで長く、中で何かゴツゴツしている妙なフォルム。
背中も、こぶのように盛り上がって迫力がある。
これくらいになると恐竜の子孫だという話にもうなずけないではない。

2006年05月05日 21時20分04秒 | 
バン。
非常にプラスチッキーなクチバシの原色な赤と黄色の目立つ、小柄な鴨ぐらいのサイズの鳥だ。
これだけピンポイントが派手だと、体を地味にしても余計に目立つようでもあるがどうなのだろう。

この写真だと目が見えないが、少し補正すると赤い目が見える。今回は敢えて、そのままにした。

虎杖

2006年05月04日 19時32分24秒 | 春夏の風景
イタドリ。というよりむしろスカンポと言った方が私にもわかる。
調べて初めて知った正式名と漢字だが、雰囲気は合ってる。
見るからにタフで薄汚く、実際コンクリート程度なら平気で割るほど逞しい。

地下茎をめぐらし、オンリーワンを選択肢にせずナンバーワンを目指すこの手の植物はどれもみんな、キレイとは言いがたい。
イヤな世の中もこの縮図の一つであろう。

それは、おいなりさんだ。

2006年05月03日 21時20分11秒 | 春夏の風景
ブオォォォ、と、粋もいなせも関係なく通り過ぎるお神輿トラックは、稲荷大社の祭りの神輿。
この写真だけでは只のデコトラなので、証拠写真も一枚。
ワイドレンズを持たずに出歩いたところでたまたま遭遇したので、遠近感のつぶれ具合で勝負。

しかしやはり、トラック神輿は妙に鄙びた感じがしてよろしくない。何か変わりの手が無いものか。

椋鳥 2

2006年05月02日 21時26分15秒 | 
嘴と足の、濃い山吹色が目立つムクドリ。それ以外は地味。
2匹の一瞬のすれ違いを撮ったと思ったら、こういう感じで写っていた。

喧嘩なのか、そうではないのか流石にそこまでは分からん分からん。

ただ、ちょっと尋常じゃない角度が緊迫したような雰囲気をかもしている。

油断をする猫

2006年05月01日 22時26分19秒 | ねこの風景
公園のベンチ、ではなく机の上で眠りこけている猫。
あまりに無防備なので死んでいるのかとも思って覗き込んでみたところ、
おもむろに大きく一つ伸びをして、更に眠り込んだ。

何度も見かけているので野良であることに間違いはなさそうだが、まことに結構な野良であることだ。
隣に並べられたまつぼっくりが暗喩的ですらある。