花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

2009年03月21日 23時17分27秒 | 春夏の花
紫野・上品蓮台寺のスモモ。
今日は去年も見た招善寺の老木蓮を見に行ったが、花が開ききるまでまだ2,3日かかりそうで、まぁそこそこには良かったが、ちょっとタイミングが合わず、残念。
ちょっと気分を引きずりながらの帰り道に、良い花が咲いていたのでフラフラと立ち寄った次第である。

立派な古木であるが背は高くなく、と言うか途中から横にグネグネと伸びていて、一本の木とは思えない横方向のボリュームのある、豪華なボリュームの花を咲かせている。
スモモの木は初めて見たが、「区民の誇りの木 スモモ」と札が付いていたので、それとわかった。
花の風情は、桜や梅・杏などその仲間たちと似ている。
幹の風情が、桜のみスッとしていて、日本人の気質にはそれがひときわ合うのだろう。
こういうグネグネは面白いが、王者の風ではない。



桜は、門のそばの枝垂が一本だけ咲いていた。境内には他にも多くの桜があったが、まだ2,3週は先のようだ。
花は多くないが、青空に五線譜のごとき電線との奇妙な調和がある。
なかなかきれいなお寺であったので、桜の本番の頃にもまた足を運びたい。