東京まで片道2時間かけて通勤していた息子が引っ越すことになった。
かと言って、東京での一人暮らしは経済的にも大変なため友達3人とで共同生
活をするらしい。大学を出てから2年半、親が見ても良く頑張って通ったもの
だと感心する。仕事柄、帰りは殆ど12時過ぎになってしまう。
それでも帰って来られれば良い方で、時には伊勢崎線の最終に間に合わず高崎
線で帰ってくる事もあった。一番近い駅と言っても埼玉県の吹上駅になる。
自宅からだと往復では1時間以上もかかってしまう。息子の安月給では、吹上
からタクシーでも使うとその日の稼ぎがマイナスになってしまう。それでは何
の為に働いているのか分からない。親バカと評されても、結局私が吹上まで迎
えに行く事になる。この年になると、夜中の12時過ぎに往復1時間は正直な
ところ結構きつい。しかし、愚痴も零さず頑張っている息子を思えば、週に1
度位はやむを得ない範囲であろう。子供が成長するに従って親の出番は少しず
つ無くなってくる。出番が無いからと言っても、子供は幾つになっても子供な
のである。明日から、気持ち的にも時間的にもお互いゆっくり出来るのだが、
またこれで親の出番が一つ減ってしまうかと思うと寂しい気もする。
果たしてそんな親の気持ちを娘や息子は分かっているのかどうか・・・・。
子育て中は早く大きくなるといいなぁーと毎日思いながら生活していたわけですが子供達が大人になってしまったら寂しいものです。
息子さんは、お父さんに感謝をしていると思いますよ。