梅雨に入った途端に朝から雨とは・・・・。
早速、深夜に放映していた「君のためなら千回でも」を録画しておいたのでそれを
観て過ごすことにしました。
この映画は、アフガニスタン出身のカーレド・ホッセイニと言う作家のベストセラ
ー『君のためなら千回でも』(旧題『カイト・ランナー』)を映画化した作品です。
物語は旧ソ連のアフガン侵攻前のまだ平和だったカブールを舞台に始まります。
今までアフガンを舞台にした映画なんてなかなか見る機会もなかったので実に新鮮
でしたね。
最近流行の特殊技術を使った派手さがあるわけでもなく、ストーリーも大して複雑
でもなく、どちらかというと地味な映画の部類だと思いますが、久し振りにとても
心に染みる映画でした。
ソ連侵攻に始まるアフガンの悲劇的な歴史やタリバン政権下で苦しむ人々の悲痛な
暮らしぶり、そして激動の中で引き裂かれてしまう2人の少年の運命。
激しく過酷なアフガンの現実。戦争という暴力行為がもたらす残虐さ・・・。
観ていて言いようのない怒りとショックを受けた映画でした
因みにこの映画は複雑な民族感情が背景にあるとの理由でアフガニスタンでは上映
禁止になっているそうです。
DVDも出てるみたいですから興味のある方は是非ご覧になったら如何ですか?
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