Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

カエデの木

2006年05月18日 | デジタル写真

今日は、この春一緒に退職したTさんと水郷公園で偶然に会い一緒に釣りを
しながら近況を報告し合った。同じ心境に何だかホッとした気持ちにもなり、
久しぶりに楽しい一日を過ごす事が出来た。

私が今の住所に住むようになってから、かれこれ30年近くになる。
この辺も、宅地造成されるまでは、一面に菜の花が咲く長閑な風景が見られた
ものだ。所で、この写真の楓の木は此処に移り住んだ際に「記念樹」と言う
意味も込めて50m程離れている実家から貰ってきたものである。
実家の薄暗い竹藪の中に、黄金色に黄葉した楓は一際目立って見えた。
スコップで掘り、一輪車で運んで来て植えたのがつい昨日の様にも思える。
当時、幹の直径はせいぜい3cm、高さは2m程度しかなく、見た目にも貧弱な
木だった。しかし、今では、直径20cm以上、高さは6~7mにもなり、我が
家の庭にはどう見てもアンバランスな程の「大木」になってしまった。
春の新緑、秋には黄葉と季節の移り変わりを知らせてくれるのは趣があって
良いのだが、既に自力では手入れが出来ないほどになってしまった。
30年の年月は、私を含め色々な事を大きく変えてしまっている様だ。
1本の楓の木に、時の流れをしみじみと実感した。

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